冷たい北風は「木枯らし1号」と発表されたそうですね。今朝もかなり冷えました。
10月末の気温としてはけして低くはないのですが、今までが温かかった分、身に応え
ます。これからまた寒さがゆるんで気温高めの秋が続くそうですが、相変わらず
気温の変化が大きくて難しい秋です。着るものや暖房で、賢く乗り切りたいですね。
さて、10/18にタデ科の群落を見に行った近所の河原。しゃがんで、タデの花を撮って
いた腰を伸ばすと…護岸や壁面を埋め尽くすつる性植物たちが目に入ってきます。
つる性植物には目がないので、さっそくそちらへもカメラを向けてみました。
都市の壁面緑化のためにも、注目されているたのもし〜いつる性植物を見てみてください。

まずは真っ赤なナツヅタの落ち葉。目に沁みちゃうよな色ですね。
ナツヅタ、ノイバラ…からみまくって色付いて、河原の木々はこんな風。

ナツヅタの紅葉、ノイバラの赤い実が目立ちますが、他にも色々なつるがからんで
います。
こちらには…遠くて、ちゃんと確かめられないのですが…

たぶん…エビヅルです。
角がとがっていない葉っぱの形、毛深くて縮緬のようにデコボコの葉の表面の質感。
だって、ナツヅタの葉っぱと実はこんなだから。

とがった葉の形、なめし革みたいにツヤのある葉の表面の質感。
エビヅルだと思う方の葉っぱの写真を拡大してみると…
ああ、こちらも赤く色付き始めましたね。

小さいヤマブドウのような実も見えます。
もうちょっと実の付きの良いのは、去年この近くで見つけています。
今度行ったらまた、探してみましょう。
ナツヅタもエビヅルも、壁面緑化に役立てて欲しいなあ。
ツタをからませている建物は良く見るけれど、さすがにエビヅルは無いなあ。
地面にもっと近いところは、こんな可愛い葉っぱで覆われています。

厚めで、テカテカ光った葉っぱの野バラ。テリハノイバラですよ
ちょこっと黄葉し始めていました。可愛いなあ。
テリハノイバラだって、壁面緑化に役立たないかと注目されている植物のうち
なんですよ。つる性植物とは呼ばないかもしれないけれど、強い日差しに負けずに
薄く平らに枝を広げる特徴が役に立ちそうでしょ。
今まで私が観察してきたテリハちゃん達は、お花のあとすぐに刈られちゃうことが
多くて実まで見たことがなかったのですが、この葉の側にこんな赤い実が付いてました。

実のすぐそばに葉っぱが無くて確認できなかったのですが、状況証拠から、たぶん、
テリハノイバラの実です。
あ、ただし、web検索してみましたが、必ずしも、長細いのがてりはちゃんの実の
特徴というわけではなく、たまたまこの実が 長細かっただけのようです。
そっか…、ここでもテリハノイバラを観察できるのねぇ…。覚えておこう。
もしかしたら、東京砂漠を救ってくれるかもしれないのがこちらのマンネングサの
お仲間のツルマンネングサ。

ナツヅタの若い葉っぱとご一緒です。
土も水もちょっとで良いし、ぷりぷりした肉厚の葉っぱで地面と言わず壁面と言わず
何でもかんでも覆っちゃいます。上手にお水の管理をすれば、真夏の強い日差しを
遮って、熱々になるビルの屋上などを強力に冷ましてくれそうです。

お、こちらはエビヅルの葉っぱと一緒ですね。
マンネングサのお仲間はいっぱいあって、それぞれ頼りになりそうですが、やっぱり
平らなところをくまなく覆うにはこのつるのように伸びる茎が役に立ちそうですよね。

ツタのからまる〜♪も良いけれど、マンネングサテリハノイバラに覆われた壁も
きっと良い景色です。結構あちこちで、壁面や屋上を植物で覆った建物を見かける
様になりましたから、街中で私の好きな葉っぱに会える日も近いかもしれません。
いつか、とびきりお洒落な街の街角で再会したいな。
ちょこっとスタイリッシュになった おなじみさんたちに。
私も結構つる植物は好きかな・・^^。
ナツヅタの葉、ホント、目に沁みますね〜。
そういえば、うちの近くに壁面緑化に貢献しているお店があります。
「魔法舎」というお洋服のブティックです。
ツタがからまり、お店の中も少し暗めで雰囲気もなかなかです。
良いですよねえ、つる性植物 ♪
ナツヅタの葉っぱは本当に綺麗でした。
おお、ツタの絡まるブティックですか。
雰囲気がありそうですね。(^v^*)
今後ますます壁面緑化が増えて、街中で
お気に入りの植物でいっぱいの壁を
見ることがあったら嬉しいですね。