日に当たっていると暑いくらいです。その分、日が陰るとがたっと気温が下がって、
その差で風邪を引きそうになります。秋っていつもこんなだったかなあ…?
今日のおさんぽは気分を変えて、近所の河原へ タデの仲間のお花を見に行き
ました。まだ、ちょっと咲いていないのもあったので、もう一度行ってから、
記事にしますね。
さて、今日の記事は いささか地味めな針葉樹の実。10/6にご紹介していますが
その続きです。

今度はコノテガシワの実。乾いて弾けてこんな形になって木の下に散らばっています。
2011/10/ 6付 「針葉樹の実」 スギ、ヒノキ、ヨーロッパトウヒの実
幼子が両手を合わせている形に似た葉っぱの付き方をするヒノキの仲間。
コノテガシワ(児の手柏)。
2008/10/31付 「コノテガシワ」
カシワ(柏)は、料理をのせたことを表す「かしぐ(炊ぐ)葉」という意味で、
柏餅などに使うどんぐりの実る木「カシワ(柏)」とは縁もゆかりもない、
用途が同じというだけの関係です。

円錐形や球形に刈り込まれた街角のコニファーとしての姿の方がなじみ深いかも
しれませんが、いつもおさんぽしている公園には見上げるような大きな木がある
んですよ。
うす緑色のトゲトゲボールだった実が熟して、秋にぽろぽろ落ちるんですよね。
もう一種、あちこちでよく見かける枝がねじれたように育つヒノキの仲間に
カイヅカイブキがあります。
2010/ 1/24付 「カイヅカイブキ」

こんな枝です。ね、あちこちに植えられているでしょう?
この枝にも、少ないながら実が付きます。

薄緑の長めの丸い実。たぶん同じように乾いて茶色く弾けるはずなんですが、
なかなか目撃できません。引き続き、頑張ります。p(^へ^)
こちらはサワラ(椹)。お魚にも同じ名前のものがありますが、字が違うんです。
サワラもヒノキのお仲間で、かなりのそっくりさんです。
2007/ 2/16付 「杉と檜と椹」
2010/ 1/19付 「サワラとヒムロ」

実が小さいことと 葉の先がとがっていること、葉の裏の白い模様の幅が太く
ヒノキではYの字に見えていた模様がXかHの字に見えるところ。

ヒノキほど良質ではないのですが、木材としても利用されてきましたし、我が家の
近くでは、ヒノキより植えられていることの多いおなじみ木です。
比較対象のヒノキの実は、今、こんな感じ。

葉裏の模様がHに見えるところもありますが、ヒノキですよ〜(^^A)。
最後はダイオウショウ(大王松)。長い松葉が美しく、大きな松ぼっくりの付く木です。
2010/ 1/12付 「大王松」 ダイオウショウ
今年は ↓ めばなも見たんです。
2011/ 5/28付 「松のめばな」

今年は台風で折れた枝から、ひとつ頂いてベランダで乾かし中なんですけれど、
では、折れなかった枝の松ぼっくりはどうなっているかというと…
画面中央にあるんですが見えますか?
このサイズでは無理ですよね。はい、拡大します。こちらです ↓ 。

う〜ん、枝の上ではまだまだ緑色でこれから更に成長するかなあ?
枝からにょきって生えてる感じで、推定長さ15cmくらい…かな?大きくなれよぉ。
針葉樹は1年を通してあんまり変化がないし、花も実も地味だったりしますが、
この季節はそれぞれに、個性豊かで味のある実を付けていることが多くて、観察するのに
良い季節じゃないかと思います。
お気に入りの実を見つけたら、クリスマスツリーの飾りにするのも良いじゃないですか。
紅葉も良いけど木の実もね。(^v^*)ああ、秋ですねえ…。