雲が増えてきましたが、やっぱり良く晴れて暑かったです。明日から
3日間は平日。ちょこっと崩れて雨模様になるそうです。
今日は、ベランダのグリーンカーテンを片付けて、植木鉢の整理をしま
した。暑さ寒さも彼岸まで ♪ ベランダも秋のしつらえです。
さて、9/4〜5に行ってきた信州旅行の写真シリーズも、とうとう最終回の
5回目。今日も、二日目(9/5)に行った上高地の写真の続きを、ビジター
センター訪問から旅の締めくくりまで ご紹介します。

清流に白樺…ああ、あとは青空さえあれば、爽やかな良い景色だったのに。
私たちが旅を終えた翌日から、とっても良く晴れたみたいで、残念ですが、
でも、ほんと楽しかったので、気にしないことにします。
2日目、お弁当を食べ終わって河童橋を再度渡って、ビジターセンターへ
向かう道、トリカブトが咲いていました。

綺麗だけど毒草…と言うより、トリカブト同志、そっくりすぎて名前調べが
難しいので、出来たら近づきたくないお花です(^^;)。←おいおい
河童橋の近くで、梓川に流れ込む支流をひとつ渡るとビジターセンター。
河童橋の上から撮った写真で言うと…この絵の真ん中へん…←わかんないよ。

その支流をのぞき込んでいたら、対岸にピンクのお花を発見(白矢印)。

近づけないけれど精一杯の望遠で、お花の姿を捉えます。

たぶんなんですけど…浜(葉まで)で一番美しい…と言う駄洒落みたいな
名前の由来説を持つ野草、シオガマギクのお仲間だと思うんです。
やっぱり会いたかった野草です。
証拠写真程度ですが、撮れて嬉しいな。
支流を渡る橋の上から見下ろす清流。ここにも綺麗な藻がゆらゆら
しています。

あとで家に戻って図鑑を見たら、ここ、上高地の固有種のバイカモの
仲間もあるそうで、せっかくの野草の宝庫に行ってきたのに、いろんな
ものを見落としてきたことが解って残念に思いましたが…
この時はなんにも知らずに、ただ、綺麗だなあ(〃▽〃)〜 ♪ と
見とれていたのでした。(^^;)
うまく撮れない水草をあきらめて、木の実にカメラを向けたりしてね。

コメツガ…ですかね。標高の高いところが好きだって言うから。
あ…、カラ松の枝を拾って母にあげたのに、写真に撮るの忘れてた。
お花みたいな松ぼっくりが付いていたのにな。
寄り道し放題で、やっとたどり着いた 上高地ビジターセンター。
公式HPアドレス → 「上高地ビジターセンター」
現地の情報をいろいろ教えてくれる、とっても頼りになる施設です。
玄関前に咲いていたのは、またまた別のアザミの仲間。

オヤマボクチに似てるけど…だいぶ小柄です。

大きくないなら、ヤマボクチ? いやはや、アザミは難しい。
でもこの、イガイガしたガク(萼)っぽいところ(総苞)がチャーミング。
なんだかんだ言って、お山の植物は、似たものが多い上に、土地ごとの
固有種も会って、とにかく名前調べが難しいんです。
図鑑を見ても、web検索しても、情報量が圧倒的に少ないし…。
こういうときには、地元の自然を紹介してくださるこういう施設が頼りに
なるんですよ。
中の展示を見て、このあたりに生えていそうな野草の名前をいくつか
メモして参考にします。
家に戻ったら、今度はwebページのアクセスして、さらに検索のヒントにして
とってきたお花の名前を調べます。
今回、上高地ビジターセンターの「植物図鑑」を参考に、昨日の記事でご紹介した
アザミの名前 「マルバノリクラアザミ」を見つけ、
セリ科のお花は「シラネセンキュウ」か「オオカサモチ」と見当を付け、
この記事のシオガマギクのお仲間は「トモエシオガマ」じゃないかなと思いました。
お山の花は、まだまだやっぱり難しいですが、ちょっとずつ覚えていきたいと
思います。
さて、そろそろ集合時間も近づいてきました。おみやげもいくつか買わないと
いけません。ビジターセンターをあとにして、おみやげ屋さんを覗きながら、
集合場所のバスターミナルへ向かいます。
やっぱり標高が高いから、秋の訪れが早いんですね。ほら、道ばたの
キンミズヒキの葉っぱが、もう真っ赤です。

目に沁みるほど鮮やかな秋の色。
上高地から始まった秋が 里まで駆け下りてくるのにどれくらいかかるかな。
河童橋近くのホテルの横ではたぶん…サラシナショウマが咲き始めていました。

白くて長い花の穂です。前日に訪れた姫川の源流の湿地帯でもつぼみを見ました。
もっと近くでお花の写真を撮りたかったな。
とうとう帰るまで、雨が止まなかった上高地でしたが、でも、不思議なくらい
楽しかったですよ。
大人になったからかな。晴れていたら、もっと綺麗な景色だったかもしれない
けれど、混んだだろうし、暑かっただろうし…、雨もまた楽し ♪

色とりどりの傘が並ぶ河童橋もまた良し ♪ …であります。
台風で人出が少なく、ツアーの参加者が集合時間をしっかり守ったので、
30分ほど時間に余裕が出来たというので、帰りのバスは峠の釜飯で有名な
おぎのやさんに立ち寄ることになりました。
公式HP → 「峠の釜飯本舗 おぎのや」
夕食は東京駅でレストランに寄ろうと思っていたのですが、懐かしい釜飯を
新幹線で食べようと言うことで話がまとまって、早速、お店へ。
で、重たい素焼きの釜飯を抱えてお店を出てきたところで、急に雲が切れて
陽がさして…釜飯やさんの駐車場に大きな虹が架かりました。

今頃、晴れるの〜と、ご不満に思う向きもあるかもしれませんが、いやいや、
終わりよければすべてよし!ですよ。
それに、あっという間にまた雲が出て、どんより天気は家に着くまで続きました
から。
大きな虹に送られて、バスは一路 新幹線の止まる駅へ。
帰りに夕飯を求めてレストラン街をさまようこともなく、車内で釜飯食べて
子どもの頃、3時間もかけて信州へ旅行したことなど思い出話に花を咲かせながら
あっという間に振り出しの東京駅へ。いや、ほんと、信州は近くなりましたよね。
長々と、5回に渡る旅の話のお付き合いいただきありがとうございました。
両親と娘といっしょに旅行が出来て、本当に楽しい二日間でした。
また行きたいなあ。
ブログ内関連ページ:
2008/ 8/23付 「栃木の山で出会った花 3」 たぶんオヤマボクチのつぼみ
シリーズ信州旅行
2011/09/15付 「安曇野・上高地の旅1」
2011/09/16付 「安曇野・上高地の旅2」
2011/09/17付 「安曇野・上高地の旅3」
2011/09/18付 「安曇野・上高地の旅4」
2011/09/19付 「安曇野・上高地の旅5」
【関連する記事】