真綿みたいな雲がいくつも浮かんでいました。雲は秋の雲なんですね。
9/4〜5に行ってきた信州旅行の写真、2回目は9/4の夕方に訪れた
白馬村 姫川源流自然探勝園 の美しい湿原の花を見ていただきましょう。

さっきまで、安曇野に居たのに、明日の目的地上高地はすぐ西なのに…、
わざわざ、30分ほどバスで北上して白馬村の南端へ。
車窓はのどかで美しい田園風景でしたが、お天気は相変わらずの雨模様。
まあ、まれに見る 進みの遅い台風が西日本に来て、大災害を巻き起こして
いたんですから、雲が晴れないくらいで文句は言えません。(^^A)
あたりは長野オリンピックの時に、色々な競技の会場になったスキー場が
並んでいる場所。そうですよね、白馬と言えばスキーの本場です。
冬はさぞや混むんでしょうねえ。
白馬村 姫川源流自然探勝園については、現地の観光協会のページをリンク
しておきます。
白馬さのさか観光協会 公式HP内
観光地紹介のページ → 「姫川源流自然探勝園・親海湿原」
冒頭の一文をお借りすると…
『親海湿原の北側にある荒神の森を隔てて、姫川の源流があります。
ここの涌き水を源とする姫川は、54kmの距離を国道148号線と並行して流れ、
新潟県は糸魚川市の河口から日本海へと注いでいます。国道沿いに大きな
河川の源流が見られるのは、全国的にもまれなことと言えます。』
…と言う場所でした。
本当に、え?こんな所に?っていう場所でバスを降りて、徒歩で自然探勝園
に向かいました。
入り口には、赤と黄色のツリフネソウのヤブ。おお、湿気が多そうです。

ひとしきり細い道を歩いていくと…左右のヤブには可憐な野草が並んで
います。ああ、写真が撮りたいなあ。でも、立ち止まっていると同じ
ツアーの皆さんがどんどん先に行っちゃいます。
大あわてで撮る ツルキケマン(蔓黄ケマン)…かなあ。

可憐なノブキ(野蕗)の白い花。

そしてキツリフネ(黄釣舟)。

ああ、皆さん、待っててくださいね。
いくら元気でも、父も母もそんなに速くは歩けませんよ。
撮っちゃ急ぎ、立ち止まっちゃ慌て…を何度か繰り返すうち、いよいよ
源流が近くなって、あたりはさらに湿っぽく、道は木道になりました。
源流のある湿地帯にたどり着くと、大きなオタカラコウ(雄宝香)が
出迎えてくれました。

以前、小振りなメタカラコウ(雌宝香)を見ていますのですぐ解りました。
立派な大株です。
で、清流は、この記事、一枚目の写真。
日本で一番綺麗な水に選ばれたこともある清流です。
流れの中には綺麗な藻が、ゆらゆら揺れています。
水草って、あんまりなじみがないので、見ても、あ、金魚藻に似てる…
くらいの感想しかもてないんですが、大好きなんですよ。
ながめているうち、なにやら白いものが混じっているのに気づきました。
ゴミな訳ありません。じゃあ、花か、実か、葉っぱですよ、きっと。
ん? 清流に藻に 白い花? あ、図鑑でおなじみの景色だよ。
もしかしてあれ、バイカモ(梅花藻)?

事前に調べられなかったので、知らなかったのですが、この時期の
ここの見所はバイカモだったんですね。
まあ、木道で遮られて近づけず、雨天の夕方で、絶望的に暗かったですが、
清流好きの憧れ、バイカモに出会ったんです。
なに、写真がピンぼけだってかまうもんですか。(T^T)泣
あとで調べれば調べるほど、今回訪ねた先が、水生植物の宝庫だったことが
解って、再訪したい気分が高まりました。
帰り道はさらに急ぎ足です。山の夕暮れは早いし、雨は降ってるし…。
それでも、やっぱり、帰り道も左右の薮にレンズを向けずには居られ
ません。
ほら、あそこに真っ赤な実。ガマズミかなあ。

ピントはかなり甘いけど、せっかく撮れたから見てくださいね。
そして、名残惜しいけれど、姫川の源流自然探勝園で最後に撮ったのは
ああ、名前調べがとってもやっかいな アザミの仲間。

さて…なにアザミでしょう。
アザミも、すみれや野菊と同様に、名前調べの難しい花です。
最後が不明ってどういうことよ…とは思いますが、旅の余韻として、
不明なままにしておきます。← 言い訳
きっとどこかに書いてありますよ。うん、きっとね。
記事の方は、2回分で一日目を終わり、次回は二日目の朝、出発前に
早朝野草撮りさんぽに出掛けたときの写真を見てください。
ブログ内関連ページ:
2007/ 8/27付 「シキンカラマツなど…」 ツルキケマンかなあ
2006/ 9/12付 「ミズタビラコ など」 ノブキ
2008/ 8/25付 「栃木の山で出会った花 4」 ツリフネソウとキツリフネ
2007/ 8/29付 「オトギリソウなど…」 メタカラコウ
【関連する記事】
きれいですねぇ
どの子も色がとても鮮やかです。
それに赤、黄色、白と
緑に映えてなんと美しいことでしょうか。
湿った感じ、わかります。
そういう場所、ありますから。
でも、もっともっと湿っていて、
緑が深い感じなのでしょうねぇ
さて、つづきが楽しみ、楽しみ。
はい、どの子もとっても綺麗でした(*▽*)〜♪
現地でゆっくり眺められなかったので、写真で改めて感心しています。
今回の旅行は、終始雨が降っていたというだけでなく、
お水の名所を訪ねる旅でもあったようで、道理で天候のわりには
満足感が高かったんだなって、今、思っています(^^*)。←お水好き
写真はいっぱいあるので、シリーズ もう少し続きそうです。
お楽しみ頂けたら嬉しいです。(^^#)