朝顔も葉っぱがくたっとしてきました。潮時をいつにするかなあ。
なんですかねえ、いつまで経っても、記事の中は8月ですねえ。(^^;)
ま、それも今回が最後です。
いつもおさんぽしている公園を 健康さんぽした日、撮ってきた写真は、
見慣れた草の、なかなか撮れない全体像。

たとえばこれはハエドクソウですが、葉っぱとお花の位置が遠すぎて、
両方一緒に撮れません。どうしても全体の姿を撮りにくいお花です。
ハイ、こちらがハエドクソウの全体像。一属一種のユニークな存在。

葉っぱは地面の近くに広げ、そこから長くて細い花の穂を立て、とっても
小さい花を咲かせます。
お花を紹介すると葉っぱがフレームアウトしちゃうし、葉っぱを載せると
お花まで届かないし、その上、ヤブの中で他の草とごっちゃになって生えて
いることが多くて、どれがこの花の葉っぱか、解るようには撮れません。

なかなか撮れないからこそ、チャンスは逃したくないので、どっかり落ち着いて
撮ってきました。
細い茎の先で、風に揺れて撮りにくいけれど、よく見りゃ綺麗なお花でしょ?
撮りにくいと言えば ハエドクソウと並ぶ双璧は、このミズヒキ。

花だんに植えているお家の方は良いけれど、そうでもなけりゃ、これも全体像は
ヤブかき分けてまで見ませんよね。
細い茎の先に菱形の花が並ぶ様が、紙のヒモ、水引に似ているからそう呼ばれる
んです。そしてこれは、全部のお花が白いからギンミズヒキ。

タデ科なので、花びらに見えるものはみんなガク(萼)です。
赤いミズヒキは さらに凝っていて、お花の上半分と下半分が紅白に色分け
されていますが、これは全部真っ白です。
それからこちらはマムシグサ。サトイモ科テンナンショウ属、湿った林内に
生える多年草。
2枚しかないけれど大きな葉っぱを広げて、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる
変わった形のお花のあと、赤い実を準備しているところです。

ここで見つけたのは2009年のこと。以来少しずつ成長しています。
2009/ 5/14付 「マムシグサ」
この緑の粒々が真っ赤になるまで、刈られずに済むと良いんだけど…。

秋の野山で、茎の先に筋子が付いているのを見つけてビックリしたら、この
テンナンショウ属のお仲間の実です。
無事見せていただけますように。(-人-)むにゃむにゃ…お祈り〜。
さて、この側に、ずっと気になっていた葉っぱがありました。
芽を出して葉っぱを広げても、お花の季節になる前に草刈り隊に出会ってしまい、
どうしてもお花が見られなかったのですが…、全体像はこんな草です。

葉っぱは浅く3つに裂けていて、朝顔の葉っぱにも似て見えます。
でもいつも、つるになる前に刈られていました。

気になるなあ、でも解らないなあ。解らないけど、毎年律儀に、すぐに刈られて
消える運命の茎を伸ばします。
でもこの日、初めて、お花が付いているのを見つけました。
風が強くてなかなかちゃんと撮れなかったのですが、全体像の写真の中にも
白矢印の所に微かに写っています。
お花を見たら一度で解りました。ほら、ナスの仲間らしいこのお花。

ナス科ナス属のつる性植物、つやつやの実が魅力的なヒヨドリジョウゴですね。
わあ、ますます刈られるのが惜しくなっちゃった。どこかで大きくなれないかな。
つやつやの赤い実を見せて欲しいなあ。
さて、つぎからは、9/4〜5の信州旅行で撮ってきた写真をご紹介しますね。
ブログ内関連ページ:
2006/ 7/ 5付 「ハエドクソウ」
2011/ 8/30付 「秋の気配2」
2008/ 7/10付 「水引と盗人萩」
2009/ 9/22付 「彼岸花、山路の杜鵑など」
2009/ 5/14付 「マムシグサ」