2011年08月16日

アオギリの実 裂開

お盆も開け、お休みも終わって、また日常が帰ってきましたね。いや、我が家
では何も変わらないんですけどね。(^^A) あまりの暑さに、娘が学校の図書室へ
避難していきましたが、息子は相変わらずの部活三昧で、私はブログに載せる
写真の整理をしていました。さすがの暑さでおさんぽはお休みです。
午後、ちょこっとだけ雨が降りましたが、あっという間に乾いちゃいました。
今夜も暑いのかなあ…。

さて、今日から数回にわたって8/7に撮った隣町の公園の写真をご紹介します。
メインは次回のきのこまつりですが、今回は準備中の木の実や花を見て
ください。

まずは隣町の公園は行く途中にあるアオギリの木。

11_0816_aogiri1.jpg


とってもユニークな実り方を追いかけて記事にしたこともある木ですが、
その時撮りそびれた、豆のさやような形(袋果)からスプーンの先に豆が
貼り付いているような完成形になる途中の姿を捉えようと、また、見上げて
みました。







この日はまだ、豆のさやのような形の実(袋果)が大半でした。
でも、よく見ると一部裂開して、タネがのぞいています(矢印)。

11_0816_aogiri2.jpg


この時、お豆のさやのような実の中にはお水が溜まっていて、水に浸って
いたタネが外気にさらされ、乾いてしわしわになって、完成品のアオギリ
の実になるんですよ。

裂開前の実の中に本当にお水があるのかどうか、裂開と共に中身のお水が
こぼれるのかどうか、見てみたいと思っていました。チャンスかも。

木の下を注意深く見回ります。
幸いここはとある建物の正門の側、地面は土ではなくてアスファルトで、
花だんのふちはレンガ風のタイルです。お水がこぼれていれば見つけやすい
かも。

そして、証拠発見。

11_0816_aogiri3.jpg


花だんのふちのレンガ風タイルにお水のこぼれた後が…。

そして、まっすぐ見上げると…裂開したての実が見えます。

11_0816_aogiri4.jpg


コントラストが強すぎて、写真ではよく見えなくなってしまいましたが、
黄色い矢印のあたりに開いたばかりの実が見えたんです。

やっぱり、豆のさやみたいな実にはお水が溜まっていて、開くときに
こぼれるんですね。



ここで、実がひとつ落っこちているのを発見!!

よろこび勇んで 早速、開いてみました。
ぷちっと弾けて、中のお水がその日来ていた白いシャツに飛んで染みに
なりそうであわてたのは内緒です。(^^A)

口が閉じてしまうので、側にあった草の茎を挟んで写真を撮りました。

11_0816_aogiri5.jpg


これ ↑ が、豆のさやみたいな実の中にお水が溜まっている…の証拠写真
です。



ここでもう一度おさらいです。

アオギリのめしべの下の柱頭は5つの部屋に分かれていて、ひとつひとつ
が豆のさやのような実(袋果)になります。
実には液体が充満していて、タネは水に浸かった状態で居ます。

11_0816_aogiri6.jpg


さらに熟すと裂開して、さやのふちにタネを付けた形のまま開いて、
スプーンの先を5つ向かい合わせたような、葉のような形になり、
今度は乾燥します。つるんと、ゆでたてグリンピースみたいだったタネも
殻のふちにくっついたまま、乾いてしわしわになります。

11_0816_aogiri7.jpg


十分乾くと風にのって散布されます。

アオギリの、葉っぱのふちに直接タネが貼り付いているように見える
ユニークな実は、このようにして実ることが観察されました。


花の造りの起源をひもといていくと、おしべめしべの元は、葉っぱが変化
したものなのではないかという説を説明するのに良いモデルになるそうです。

過去記事にはもっと(めまいがするほど)詳しい記事がいっぱいありますので
良かったら ↓ どうぞ。

今年のアオギリ
2011/ 7/18付 「アオギリと南京ハゼ」
2011/ 5/17付 「アオギリの新芽とイスノキ」
2011/ 3/ 8付 「隣町の冬芽 追加」

2005/11/11付 「アオギリの実」 そもそもの始まり



ついでに、この日見かけた他の準備中の実は…

11_0816_aohada1.jpg


赤い実がどっさり付くアオハダ。


11_0816_aohada2.jpg

この間、実の付きの良いウワミズザクラを見て驚きましたが、
アオハダはこれくらいが普通。
花は地味ですが、実は真っ赤で、どっさり付いて夏のうちに赤くなります。


いつもおさんぽしている公園では、まだ見つからなかったコナラどんぐりは
ここではこのくらいになっていました。

11_0816_konara1.jpg


可愛いなあ。
ところで、隣の枝先はこんななんだけど…。こんな所見たこと無いんだけど

11_0816_konara2.jpg


これからどんぐりになるのかなあ?



長らく咲いていたリョウブに代わって、園内にはクサギの花の香りが
漂い始めていました。

11_0816_kusagi1.jpg


百合系の、でももっと優しい香りです。

お花の形も優美で素敵。

11_0816_kusagi2.jpg


日陰の方が好きかな。でも、陽の当たるところでも、元気に咲いてます。

11_0816_kusagi3.jpg


黒くて大きなアゲハたちが好きで、よく集まるお花です。
良い香りに酔ったように舞うアゲハを見たかったら、クサギの木の下に
お越し下さい。夏中、ほぼ毎日、踊ってますよ。




さあ、次回はきのこまつり。
冠婚葬祭のうち「葬」と「祭」を見ていただく予定です。


ブログ内関連ページ:

2005/11/11付 「アオギリの実」 そもそもの始まり
今年のアオギリ
2011/ 7/18付 「アオギリと南京ハゼ」
2011/ 5/17付 「アオギリの新芽とイスノキ」
2011/ 3/ 8付 「隣町の冬芽 追加」




posted by はもよう at 16:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
へーっ!?
アオギリの実の中に水がたまってるとは知りませんでした。
さすが、はもようさん!
ちゃんと証拠もあげられましたね^^v
勉強になりました。有難うございます!
Posted by winc at 2011年08月20日 09:54
wincさん、こんにちは。
はい、植物学の先生方のHPで、アオギリの実の
ユニークきわまりないみのり方を知って、
同じように追いかけてみようと思ったのですが、
一番、検証写真が撮れそうもなかったのが、袋果の中の水でした。
今回、運良く撮れて嬉しいです。\(^▽^)/

Posted by はもよう at 2011年08月20日 16:43
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