2006年08月01日

山芋(自然薯)の花

あーぁ、とうとう昨夜は間に合いませんでした。
ちょっと遅れちゃいましたが、
HPの方の季節のごあいさつも新しくしておきました。

さて、気をとりなおして、8月最初の記事は山芋の花です。

06_0801_yamanoimo1.jpg

白くてフワフワした とろろは夏ばてにもよく効きますし、
そのまま刻むと 歯触りがよくて、美味しい山芋。

泥だらけでひげ根だらけの 姿は無骨な山芋ですが、
夏には こんな可憐な花が咲くんですよ。

先日ご紹介したオニドコロと比べながらご覧下さいね。

さといも(里芋)にたいして、山の芋。
八百屋さんでは「山芋」か、「自然薯:じねんじょ」と言う名で売られています。

栽培種のナガイモはそっくりさんで、
形によってツクネイモだの イチヨウイモだのいわれますが、
これは自然に生えた山の芋。自然薯です。
で、図鑑の表記は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の「ヤマノイモ」。

ヤマノイモ科は、
ひげ根が一本とか、ふくれてお芋になる(肥厚する)ヤマノイモ属と、
横に広がる茎のような根(根茎)はあっても、お芋にはならないトコロ属に
分類されるそうです。

オニドコロの緑っぽい花が盛りを過ぎるころ、我が家の周りでは、
ヤマノイモが白い花の穂を、涼やかに立てます。

06_0801_yamanoimo2.jpg

今年の写真は一枚目のみ、今年の花はちょっと遅れ気味です。
この写真は去年のものです。

緑の葉に茶色のつる、真っ白でコロコロした花は、
葉っぱでは見分けにくい ヤマノイモ科の中でも個性的。
この花を見た場所を よく覚えておけば、
似たものぞろいのヤマノイモ科を見分けられるようになる日も
近いかもしれません(^^)。

ひとつひとつの花がコロコロしていて、花の穂が上向きに立っていたら、
それはおばな。その株はおかぶと言うことになります。



―8/9追記―
おばなの拡大写真が撮れました。

06_0801_yamanoimo08.jpg

花びらのようなもの(花被片)は6個で、ちょっとしか開かないんですって。
花粉…ちゃんと飛ばせるのかな?
それとも虫が運ぶのかな?


10/4 追記
めばなの拡大写真も追加しておきます。

06_0801_yamanoimo09.jpg

―追記 終わり―




オニドコロと同じように、めばなは垂れ下がります。

06_0801_yamanoimo3.jpg

茎と花の間に将来 実になる部分が付いているのも、
めばなの特徴です。
この花が付いていたら、それはめかぶと言うことになります。
ヤマノイモはおかぶとめかぶに分かれるつる草です。



受粉が出来れば次々に とっても個性的な 実になっていきます。

06_0801_yamanoimo4.jpg

ほら、こんな↑ふうに。
この実は秋には カラカラに乾きます。

06_0801_yamanoimo5.jpg

ヤマノイモかどうか知らなくても、
冬枯れの山で、枯れ木の枝に下がったこの実なら、見たことがあるという人も
多いと思います。

三つの円盤を組み合わせた形の実は薄くはがれて、
中からつばさの付いた種を飛ばします。

06_0801_yamanoimo6.jpg

写真↑中央が、「周りにつばさの付いた種」です。
ヤマノイモの種の翼は薄い膜状。風によく乗り遠くまで飛びます。



ヤマノイモの葉は、2枚ずつ向かい合って付きます(対生)。
ハート形の葉の植物は多いのですが、
ヤマノイモ科の葉は、葉の柄の付け根から放射状に広がる葉脈がポイント。

ヤマノイモの葉の付け根には むかごも付きます。

06_0801_yamanoimo07.jpg

ヤマノイモ科でも、先日ご紹介したオニドコロをはじめとした
トコロ属のつるにはむかごは付きません。

種でも殖えるけど、むかごでも殖えることができる。
ヤマノイモはなかなか抜け目が無くて たくましいですね。

むかごについては、去年の秋に記事を書いています。
重複しますので、繰り返しませんが、
お山でヤマノイモの葉に気づいても、自然薯を掘るのは大変ですが、
(すごく深いし、誰かのものかも しれませんよね。)
むかごなら 採るのは簡単で、お味はそっくりですよ。

よかったら秋のシーズンまでに研究してみてはいかがでしょうか。(^^)

ブログ内関連ページ:

2006/7/22付 オニドコロの花
2005/11/3付 ヤマノイモ(自然薯)のむかご
2005/10/29付 ザクロ、ギンナン、長芋のむかご


長かった雨がやんで、セミが一生懸命鳴いています。
子ども達も一生懸命遊んでいます。
やっと夏らしくなりましたね。お体に気をつけて、元気にお過ごし下さいませ。


posted by はもよう at 15:56| Comment(12) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
出ましたね・・・ヤマノイモ。

ムカゴを集めてご飯炊き・・・、そういう余裕もなくなっている今日この頃です。
味も忘れてしまいました。

そういえば、こちらの農家にはその道のプロがたくさんおります。折らないように掘り出すのが難しいようです。
Posted by nakamura at 2006年08月01日 22:26
今日の散策でヤマノイモの雄花を見つけました。雌花を見つけたら、私も取り上げようと考えていたら先を越されましたね。また「写真で勝負」となるかな?
Posted by ひろし at 2006年08月01日 23:08
しばらくいない間に近所の風景も変わって居るのですが、まだゆっくり観察する時間がありません。ヤマノイモの花が咲き始めているのですね。
そろそろ偵察に行かないと・・・。
去年ムカゴを少しだけど食べました。結構いけました。
Posted by 横浜のおーちゃん at 2006年08月02日 07:27
はもようさん、こんばんは。
暑中お見舞いですか〜。
もうそんな季節なのですね。
…と思ったら…立秋まであと5日?!
私もサイトのどこかでと思ったのですが、残暑見舞いまで待つか!?(笑)

ヤマノイモにも雄株と雌株があるのですね。
雄株の花は目立つのでよく知っていましたが、雌株の花は今まで気づきませんでした。
ムカゴか〜今年は試してみようかな。
でも秋まで待たないと(笑)
Posted by moto at 2006年08月02日 23:42
nakamuraさん、こんばんは。
は〜い、出ました♪(^^)ヤマノイモです。
むかごは…そのままでも結構イケますよ。
ただ、外来種の 苦いのが紛れているという話もあります。
苦かったら あんらっきぃと言うことで お許し下さい。

自然薯掘り名人♪いらっしゃりそうです、そっちのほう(^^)。
自然薯は地中深くに埋まっているから掘るのはとっても難しいんでしょ?

ま、私のほうは 食べるの専門ですけどね。
Posted by はもよう at 2006年08月03日 00:11
ひろしさん、こんばんは。

はいはい、ヤマノイモの記事待ってま〜す。
そのまえに、ミソハギの記事をTBしてみました。

別に「勝負」しなくてもいいのですが…
このちっちゃい花の開ききらない花びらを見せていただけたら、
「負け」でもいいんだけどな。(^^)
Posted by はもよう at 2006年08月03日 00:17
おーちゃんさん、いらっしゃいませ〜。
そうですね。この時期、
草丈が伸びるのは早いし、あちらこちらで草刈りも盛んに行われているので、
ちょっと見ないでいると、いろんな事が起きちゃってますよ。

春の名残りも、初夏の花も咲き終わり、
そろそろ夏の終わりに咲く花や 秋の花が見られるようになりましたよ。
また、いろいろ見て、教えてくださいね。
Posted by はもよう at 2006年08月03日 00:23
motoさん、こんばんは。
暑中見舞いを見て下さってありがとうございます。
motoさんのブログでも飾りますか?暑中(残暑)見舞い♪
楽しみだな。(^^*)←おいっ!

ヤマノイモのおばなはビーズ細工みたいで涼しげで、
めばなは、携帯ストラップみたいで可愛いですよ。
Posted by はもよう at 2006年08月03日 00:33
はもよう さん、最近なにかというと道端や崖ややぶやらのつる草をのぞき込むようになってしまいました。
どれも似通って見えるのですよね。

もうしばらくすると夏休み。読書はやめて、はもようさんのブログの過去記事を読んで、自然散策にでかけようか、などと計画しています。
Posted by ディック at 2006年08月03日 07:07
ディックさん、こんばんは。

つる草、好きなんですよ。…好きだから目に付く。
よく見るのに似ているから、図鑑で見ても名前がわからない。
一生懸命、特徴を探しているうちにのめり込む…という理由で、
このブログ、つる草の記事が結構多いです。(^^;)

参考になりますかどうかわかりませんが、
お気に入りのつる草など、見つけていただけましたら嬉しいです。
Posted by はもよう at 2006年08月03日 22:19
自然薯の零余子は雄花、雌花両方に出来るのでしょうか?。一昨年山で零余子を沢山採り植えましたが、丸く細長い自然薯とは程遠い平べったくデコボコ、長さ40〜60a見た事も無い様な形沢山収穫?でも粘り芋、自然薯では無かったのでしょうか。
Posted by 安孫子勘吉 at 2013年02月12日 17:25
安孫子勘吉さん、はじめまして、こんばんは。

私は自分の気ままに自然観察をしている素人ですので、
人様のご質問に答えられるほど詳しくはないんですよ。(^^;)

でも、一応、知っていることだけ申し上げますと、
自然薯のムカゴは、雄株雌株に関わらず付きます。実じゃないんで。

自然薯はひとつですが、畑で育てるとろろ芋でしたら何種類か有って、
イチョウの葉のような形の平べったい「やまと芋」というのも有りますよ。

私は、自然薯よりもっと寸胴の「ナガイモ」が野生化しているのを
よく見かけますので、
畑のとろろ芋が逃げ出して、お山で育っていても不思議はないと
思いますがいかがでしょうか?('、'?)
Posted by はもよう at 2013年02月13日 00:06
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