しちゃいました。まあ、一回目が4時で、二度目に起きたのは6時半ですが。
雨は次第に止んで午後一には少しの間、陽もさしました。でも、遠くの空が
黒かったり、大きな入道雲が並んでいたり…まさに梅雨末期のような空模様。
大雨で被害の出ている地域もありますし、どちら様も十分にお気をつけ下さい。
さて、健康増進に向けてせっせとおさんぽしている途中で先日、ウシガエルが
隣接する小学校のビオトープの水に潜んでいるのを発見したんですよ。
何度か逃げられつつも やっと捉えたその姿がこれです。

水の中から目だけ出してる。可愛いなあ。
公園の真ん中の池だと、この時期暑いし、大きな鳥もやってきてキケンです。
でも、ここなら日陰で、めったに小学生も来ないし(それもどうなの?)、
安心なのかな。で、おさんぽ中に時々注目するようになったら…
いつもおさんぽしている公園の池にはウシガエルが住んでいます。公園が出来て
数年は…つまり10年ほど前は…卵やオタマジャクシを見たこともあったし、
姿は見えなくても声は聞こえるので、居るのは解っていました。
写真に捉えられたのは2008年の夏、植物の名前調べが面白くなって水辺の草まで
調べてみようと池の周りを頻繁にうろつきだしてからでした。
目玉のアップです。

後ろはトタンの塀です。
これがビオトープの全景…とまでは行かないけれど、半分くらい。池と草が
ちょこっとの、規模はかなりの小さめなビオトープです。
作ったばかりの頃は、先生が生徒を引率して覗きに来てたけれど、そう言えば
最近は見かけません。指導要領がまた変わったのかなあ?

この日は丘にカエルが2匹居るのを見かけてパチリ。
拡大します。

ほら、こことここです。
下の方に背中が、上の方に横顔が見えます。
公園でカエルを見るときにはいつも一匹で居ましたが、スイレンを見ながら
聞いた鳴き声では、複数居ることが解ってました。
一緒のところが写真に撮れたらなあと思っていましたから、嬉しかったです。
ウシガエルもオスしか鳴かないので、たぶん両方オス。
2匹一緒のところが撮れて嬉しくて、もう一周してからまたこそっと覗きに
行きました。
そうしたらこんどは、とろり澱んだ池の水に目玉が3対 浮かんでました。

わお、一人で大興奮です。驚かさないようにこっそり、でも、暗くて
なかなかピントが合わなくて何枚も、写真を撮りました。
解るかなあ。
一番左端に…

横向きに…。
真ん中に

こっち向きかなあ…。
漫画みたいな目。(^m^)
で、一番右のが、この記事の1枚目、2枚目のあの目玉にそっくり。

場所も同じくらいだし…。
へえ、居たんだあ。やっぱり3匹。
鳴き声が最大で3方向から聞こえてきたこと、ここ数年卵は見ていないこと
から3匹ともオスだと思うんですよね。
オスは縄張り意識が強くて、出会うととっくみあいして争うそうだけど…
メスが居ないから、今はあわてないのかなあ?
騒々しい季節が通り過ぎるまで、小学校のビオトープで避暑かしら?
そういえば、ウシガエルは目の下に丸く鼓膜が見えているのが特徴のひとつで、
メスは目玉と同サイズ、オスは2倍くらいの大きめと言うのが見分け方になる
そうで、目玉横の丸い模様がよく見える写真は…ふむ…

どうかな、2倍?
でも確か、この子、鳴いてたと思うけど…。
そうそう、ひとつ前のアオサギちゃんの記事のウシガエル、何処にいるのか
見つかりました?
緑の葉っぱに緑のカエルで、見つけにくいかったかなと反省して、
白矢印を付けておきました。はい、ここでした。

虫さんねらいかな。このポーズは。
興味を持って探すようになって、だいぶ、ウシガエルを見つけられるように
なりました。
丸こく見えたりぺちゃんこに見えたり、ポーズによって全然違うカエルに
見えますが、今度は3匹三様の特徴を探し出して、識別できるようになり
たいなあ。
せっかくなので今まで撮り貯めた写真もここに貼っておきます。
いつもの公園のウシガエル写真集。たいしたショットはないけれど
良かったらどうぞ。
2008/ 7/15付 「草イと三角イ」 初めてカメラにおさめる


ウシガエルはもともとの故郷はアメリカ東部、カナダ南東部、メキシコ北東部。
食用目的で養殖されたものが逃げ出し、繁殖している外来生物で、
環境の変化に強く悪食な上に、繁殖力も旺盛で、他の生き物の生息を脅かすので
特定外来生物に指定され、飼育や流通が禁止されています。
2009/ 7/26付 「蝉、蝶、蜻蛉」 1年後の再会

そうそうこのとき、エサにしようと一緒に持ち込んだアメリカザリガニも
逃げ出して野生化していますよね。(-."-)
もちろん、世界の侵略的外来種ワースト100にもリストアップされています。
2010/ 6/10付 「池とその周りの住人たち」 スイレンの葉の上で


大きさは10〜15cmくらいで、大きくなると20cm越えの猛者も現れ、
口にさえ入れば、堅かろうが長かろうが、羽があっても毛が生えていても
気にせず飲み込んじゃう、好き嫌いのないタイプ。
2010/ 7/ 2付 「半夏生」 3方向からの鳴き声を聞く

その上、卵やオタマジャクシはとっても不味くて、鳥や魚が食べたがらなくて
ちっとも数が減らない。多少の環境汚染には鈍感で、強靱。
最初は食用として持ち込んだけれど、可食部分が少なすぎ、手間ばかりかかって
商売にはならず。野生化しちゃったのは寄生虫やその他の理由で食用には向かず…。
(食べてる国はありますし、鶏肉みたいで不味くはないそうですけどね。)
たまりかねて、駆除にかり出されたのが、これまた悪食で名高いオオクチバス
(ブラックバス)だったりして、もぉ、ダメの連鎖みたいな騒動を経てたぶん、
特定外来生物に指定されたんでしょうねえ。2006年のことだそうです。
2010/10/26付 「変てこきのこ大発生」 ブルーギル駆除を見守る

全く、人間の身勝手にも困ったものですが、ちゃんと対応しないと、日本に
昔から居た生き物が居なくなっちゃうので、それも困るんです。
とりあえず、頑張れ環境省!!と言っておきましょう。
そしてこれが今年最初に見た…と言うより偶然写り込んでたウシガエル。
2011/ 6/ 9付 「春の花と夏の草」 写り込んでたウシガエル


2008年のから見ていくと、写真によって体色が全然違いますよね。
アマガエルみたいに周囲の色に同化するのかと思ったら、気温が低いときほど
暗い色になって、太陽の熱を吸収しやすくするって説明しているサイトさんも
ありました。
7月のお日様の下で真っ黒に見えて、10月に体の模様が見えるほど色が
薄かったのはどう説明したらいいのか解りかねますが…。(^^A)
まだまだ、観察・勉強の余地がありそうです。興味を持って見守っていきたいと
思います。
ブログ内関連ページ:
2011/ 6/ 9付 「春の花と夏の草」
2010/10/26付 「変てこきのこ大発生」
2010/ 7/ 2付 「半夏生」
2010/ 6/10付 「池とその周りの住人たち」
2009/ 7/26付 「蝉、蝶、蜻蛉」
2008/ 7/15付 「草イと三角イ」 根元のカエル
2006/ 8/10付 「アメリカザリガニ」
2011/ 7/ 2付 「アオサギの若鳥」
2008/11/14付 「冬の鳥さんシーズン」 秋に見かけたアオサギ