2011年07月19日

夏草に会いに行く

台風接近中で断続的に強い雨が降るお天気となりました、うちの方。今日は
都内へ行く用事があったのですが、運良く雨の止み間を縫って行ってこられ
ました。猛暑でもなかったのも幸いでしたが、夜にはまた雨脚が強まるようで
サークル活動で遅くなる予定の娘をそうそうに呼び戻しました。
台風の動きは遅く、被害が拡大しかねません。どちら様も十分に警戒して
くださいね。

さて、窓の外と記事の中はお天気が真逆です。7/15に隣町で撮ってきた写真、
2回目の今回は隣町まで行く途中の道ばたで見かけた草の仲間を中心にご紹介
します。
前回、記事にしたのは6/18に行ったときの分。その後6/30にも、行っては来
ましたが、まあ、記事をまとめるほどの収穫もなく、また半月たっての隣町
行き。今度は夏らしいおなじみにたくさん会ってきました。

出がけに見つけたのは夏の申し子、アブラゼミの抜け殻。

11_0719_nukegara.jpg

う〜ん、期待高まる〜。







これを見ると夏が来たのを実感する草って、なんでしょうね。
普通ならヒマワリや朝顔でしょうけれど…私だったら、超地味ですが、
このコニシキソウですね。
トウダイグサ科トウダイグサ属、北アメリカ原産の一年草。

日本に元からあったのは、茎が赤くて葉っぱが緑のニシキソウ(二色草・錦草)。
で、後から来たこの草は、小さいニシキソウで、コニシキソウ。

11_0719_konisikiso.jpg

あっつい日向の地べたにはいつくばって、じゅうたんみたいに広がります。
あぁ、また今日もあつくなるんだぁって言う日が続くと元気になっちゃう
この草。夏を感じさせてくれるでしょう?(^^A)

隣町の公園には樹木がいっぱい茂っていますが、途中の道はお日様カンカン。
東から西へ通じているので、遊んだ帰りに背中に受ける西日も厳しかったなあ。



でもそんな道ばたで、元気に育っているのは熱帯出身、このあいだまで
温室限定の雑草だったはずの…コミカンソウ。

去年見つけた ↓ 群生地も見てきました。

2010/ 8/ 9付 「コミカンソウの群落」

春から何度か見ていたけれど、ずっと影も形もなかったのに、
うだるような暑さに誘われて芽吹いたのかなあ?たくさん生えてました。

11_0719_komikannso1.jpg

ここのは日当たりが良いせいか、芽吹きたてだからか、妙に赤っぽいんですよ。

芽生えたて限定の ポップなデザインの葉っぱも見ていただきましょう。

11_0719_komikannso2.jpg

草丈10cm程度の草ですが、葉っぱの付け根に極小の ミカンみたいな実を
付けるので、コミカンソウ。マメ科じゃないのに、夜とあんまり暑いときには
葉っぱを閉じちゃうんですよ。

こちらも変わり者ぞろいのトウダイグサ科コミカンソウ属の一年草。
開花と結実にかなりの高温が必要だったはずなのに、大盛況です。




同じ意味でこの草も、夏を連想させますねえ。暑いほど元気なスベリヒユ。
花スベリヒユこと ↓ ポーチュラカは、花だんを可憐に彩っていますが、

11_0719_portulaca.jpg

道ばたのスベリヒユも ↓ もうすぐお花を咲かせますよ。

11_0719_suberihiyu.jpg

早起きさんですからね、今度は朝のうちにお顔を見に行かなくちゃなりません。

暑さに負けない仕組みについても、↓ 過去記事に載ってますので、良かったら
参考に…って、人と植物じゃ体のつくりが違いすぎ。(^^;)うそですよ〜。

2009/ 8/ 1付 「スベリヒユの花」



あれ、この草はなんだっけ? どっかで見た葉っぱだよ。ええっと…

11_0719_outi.jpg

あ、あ、そうだ。双葉から芳し…く無い方のセンダン。オウチの幼樹だ。
近くに大きな木があるから、あの木の実が落ちたんだね。

センダン科センダン属、万葉の昔だと「おうち」または「あふち」と呼ばれた
落葉高木です。

2011/ 6/ 1付 「木に咲く紫の花」 オウチ(センダン)今年の花
2007/10/ 2付 「センダングサ」 同じ名前の草との比較
2006/ 2/24付 「センダンの葉痕と種」 実の中身 タネの秘密




そうそう、6/30に見つけた ↓ エビヅルのつぼみは…

2011/ 7/15付 「つるに咲く花」

11_0719_ebiduru1.jpg

咲いていました。

11_0719_ebiduru2.jpg

しべばかりが目立つブラシみたいな花ですよね。花びらは先がくっついていて、
咲くときに 帽子みたいに脱げちゃうんだそうです。

果物屋さんに並ぶブドウも、お山の熊さんの大好物のヤマブドウも同じような
しべばかりが目立つお花です。
ヤマブドウは、エビヅルのお兄さんって言いたくなるほどよく似た植物です。

エビヅルとヤマブドウは、名前は似てないけど同じブドウ属の兄弟。

で、名前はそっくりなノブドウは ↓ ヤマブドウよりも、ヤブガラシのお花の方に
似ています。

11_0719_nobudo.jpg

ほらね。いつも、面白いなあって思うんですよ。みんなブドウ科のお仲間
なんですけどね。ノブドウもヤブガラシも、属がそれぞれ違うんですよ。

ヤマブドウとエビヅルの実は食べられるし、改良して作物にしたブドウは
とっても美味しいけれど、ノブドウとヤブガラシの実は食べないなぁ…。

名前は似てないけれど、性質には共通点があるなあ…なるほど…。
なんてね。そんなこと思いながら、日陰のない道を日傘に隠れてとことこと
歩いていくわけですよ。



つる性植物が多くからまる場所はささやかな雑木林の端っこ。やっと日陰で
一息つけるスポット、隣町の公園はすぐそこです。
薄暗い林からちょこっと顔を出すのが好きなのは ヤブミョウガの白い花。

ミョウガによく似た大きな葉っぱの、草丈1mくらいになる大きな草です。

11_0719_yabumyoga.jpg

ツユクサ科ヤブミョウガ属、山野の林内に生える多年草。

2006/ 9/ 8付 「ヤブミョウガ」 基本情報

涼しげな白い花に出会えて嬉しくなります。それに…写真ではよく見えない
かもしれませんが、お気に入りのちび虫、アシグロツユムシの幼虫ちゃんが
お花の上に乗ってくれたんですもの。うれしさ倍増って言うものです。

虫さんがあんまり好きじゃない方のために今回は控えめ画像にしましたが、
この日は、何度も会いましたので、後でもう少しちゃんとした写真を
載せますね。

さて、7/15に隣町の公園にで撮ってきた写真シリーズは、次回に続きます。
今度は あの木のその後・隣町の公園バージョンを。






ブログ内関連ページ:

2011/ 6/18付 「夏待ちさんぽ」

2010/ 8/ 9付 「コミカンソウの群落」
2009/ 9/ 9付 「コミカンソウ属2種」

2010/ 8/10付 「地面の上の小さな草」
2008/10/ 8付 「コニシキソウ」

2009/ 8/ 1付 「スベリヒユの花」

2011/ 6/ 1付 「木に咲く紫の花」 オウチ(センダン)今年の花
2007/10/ 2付 「センダングサ」 同じ名前の草との比較
2006/ 2/24付 「センダンの葉痕と種」 実の中身 タネの秘密

2011/ 7/15付 「つるに咲く花」 先月見かけたつぼみ
2010/ 8/17付 「クマヤナギとエビヅル」 若い実、花
2010/10/20付 「河原に生きる花 2」 エビヅルの実と黄葉
2005/ 9/15付 「エビヅルの実」

2008/ 9/22付 「マメアサガオなど」 ヤブミョウガの実
2006/ 9/ 8付 「ヤブミョウガ」 基本情報



posted by はもよう at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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