ぼんやりしたまま、機械的に家事をこなしました。いやあ、しんどかった。
いよいよ始まった暑さとの戦い。初戦から負けたくなかったので、
昨夜はクーラーを入れずに我慢しました。今日の午後も暑かったけれど、
電気を使わないで過ごしました。
家族が帰ってきたらそうはいかないかもしれないけれど、出来るだけは
がんばってみようと思います。省エネ、節電!p(^へ^)熱中症注意!
さて記事の方ですが、ここひと月くらいの間に3回も特集を組んでも
まだあるつる性植物。
今度は遅れてやって来た、でも、蔓延る力は他のつるには負けない仲間
…真打ち登場的な?…もご紹介します。

一枚目は、つぼみが目立ってきたヤブガラシ。
つる性植物のお花にも、派手なもの有り、地味なもの有り、いろいろですが、
こちらはだいぶ地味な方のアオツヅラフジ。

オスの株とメスの株に分かれる種(雌雄異株)で、お花数の多いおばなが咲き
始めましたが、解ります?

よくよく見ると、複雑な形で、結構凝った造りなんですけど、ちょっと小さすぎ
ますかね。アリさん達はちゃんと承知していて、せっせと通っています。
メスの株にはもっと地味なめばなが付きますが、秋になると青く実って、とても
綺麗です。
あと、いつもおさんぽしている公園にあって、何より地味なのがこのコイケマ。

ガガイモ科ファンの私だからこそ注目していますが、たぶん誰一人、存在にさえ
気づいていないと思います。
開ききらない 地味極まりない花が咲きます。でも、葉っぱは丸っこくて、
ガガイモの仲間らしい、魅力的で綺麗な葉っぱです。
これからどんどん増えちゃう予定なのは日陰のヤブマメ。

山野草の花だんに居座っています。栄養も良いし、すっかりお気に入りで、周囲に
からまりまくっていますが、居候ですよ。秋口に、控えめで青みの強いマメ科らしい
蝶型花を咲かせますが、小さいクズ(葛)の異名を頂いちゃうくらいの繁茂力。
しかも、地上のみならず、地下にも閉鎖花を実らせちゃうという用意周到ぶりで
がんがん殖えます。少しは遠慮しなさいね。
お仲間は日向のツルマメ。またの名は、ヤブマメ(薮豆)にたいしてノマメ(野豆)。
日当たりの良いところが好きで、栽培種のダイズの祖先じゃないかと言われている、
アイヌの皆さんが食べていたと言われるお豆です。
葉っぱが細長めなのが特徴。ここに毎年出るんだけど、まだかなぁ?
探して探して、やっと気づきました。

これじゃん。ちっちゃすぎて気づかなかったよ。
周りを探してもう少し大きい葉っぱも発見。

ああ、だいぶツルマメの葉っぱっぽくなってます。
ツルマメの繁茂力はヤブマメほどではなくて、公園内でも、ここでしか見られません。
もう少し はびこっても良いんじゃないかな、ツルマメちゃん。
いた頃、急に広がったイシミカワの群落。今年はすっかり影をひそめています。
そりゃあ、恐いほどトゲトゲのつるですが、会えないとなると寂しいものです。
あちこち探して、やっとひと株、消え残りを発見しました。

呼ばれてやっかいがられているそうですが、

タデ科の トゲまみれだけど魅力的なつる草です。
〜〜〜〜〜〜2011/07/22追記〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もう一度よく見たら、これ、そっくりさんのママコノシリヌグイでした。
イシミカワは、まだ見つかっていません。今年はもう見られないのかなあ?
訂正いたします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜追記終了〜〜〜〜〜〜〜
なかなか出会えませんでしたが、いつもおさんぽしている公園で
やっと姿を捉えたカラスウリ。

つややかな葉っぱが多い中、貴重なつや消し。マットでシックなカラスウリです。
夏の夜、白いレースのような花を咲かせるのですが、近所に見せてくれる群落が
無いんですよねえ。
冒頭のヤブガラシと、6/11にご紹介したアマチャヅル。
一緒に生えていたので比較しようと写真を撮ってきました。

白い線で囲ったのがアマチャヅルの葉っぱです。
もう少し拡大してみると、質感が違うのが解りますか?

形はそっくりなんですけどね、ヤブガラシとアマチャヅルの葉。
蔓延る力や迫力が違いすぎるから、現場で見れば迷わないですけど、
並べてみると、こんな風に違います。
ヤブガラシのお花には大きな蝶々や蜂が集まるから、
アマチャヅルには可愛い実がなるから 両方、楽しみです。
どんどん気温が上がって、げんなりする私とは対照的に、公園の緑はますます
もりもり、つる性植物も更に元気になってきました。
植物たちに負けないように、私もがんばるぞ。…はあ。(-。-;)←おいっ!
ブログ内関連ページ:
アオツヅラフジ
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2009/11/13付 「秋惜しみさんぽ」
2009/ 7/14付 「アオツヅラフジの葉」
2005/ 9/20付 「アオツヅラフジ」
コイケマ
2008/ 7/ 8付 「つるに咲く花 1」 イシミカワも
2007/ 7/16付 「コイケマの花」
ヤブマメ
2010/10/14付 「つるの途中の花と実」
2009/ 9/15付 「秋の花、さらに」
2008/ 9/30付 「ヤブマメと雀瓜」
2005/ 8/29付 「ヤブマメ」
ツルマメ
2009/ 9/15付 「秋の花、さらに」
2005/ 9/18付 「ツルマメ」
2008/11/ 8付 「野生の豆のさや」 ヤブマメとツルマメのさや
イシミカワ
2009/11/17付 「草の実の道」
2009/ 7/12付 「オオカモメヅルとイシミカワ」
2007/11/ 1付 「イシミカワの花」
2006/ 7/24付 「イシミカワの葉」
シリーズ つる性植物
2011/ 6/19付 「オオカモメヅルの花」 オオカモメヅル、テイカカズラ、ガガイモ、カナムグラ
2011/ 6/11付 「つる草たちの季節」
ヤブガラシ、ヒルガオ、サオトメバナ、ヤマノイモ、長芋、
オニドコロ、アマチャヅル、フジ
2011/ 5/24付 「つる性植物の季節」
テイカカヅラ、キヅタ、スイカズラ、クズ、センニンソウ、ボタンヅル、ヤブガラシ、
ノブドウ、エビヅル、カキドオシ、アケビ、タチシオデ、アオツヅラフジ、ツルウメモドキ