2011年06月14日

草の穂揺れて

今日もはっきりしないお天気の一日でした、うちの方。天気予報を見た
時にはもうちょっと晴れると思ったんだけどな。でも、降らなかったし、
午後にはちょっと陽も差したから良しとしますか。(^v^*)

ご紹介しようしようと思いながら 時機を逸していた穂になる草たち。
もちろん今年も5月頃からあっちでこっちで賑やかに風になびいています。
当ブログでも何度も特集していますが、せっかくですから いくつか
ご紹介してみましょうねえ。

公園と言えば一面の芝生。芝生と言ってもあれは草。はい、もちろん、
お花が咲きます。

11_0614_gyogi_s.jpg

こちら、よく植えられている芝のうちのギョウギシバと呼ばれる芝の
お花です。真夏になるとあちこちで目立つ道ばたの雑草に似てますが、
だいぶ小さなお花ですよ。








2007/ 6/22付 「芝の花」 シバとギョウギシバ


2010/ 6/13付 「初夏の草の穂」 ノゲイヌムギ、カラスムギ、ネズミムギ、オーチャードグラス、チガヤなど

街中に住んでいると縁がなくて、知らなくても済んでしまうことですが、
畑で麦が実るのは秋ではなくて初夏なんですって。だからわざわざ「麦秋」
なんて言う言葉があるんですよ。

ムギに近いお仲間達も一緒に、春に花を咲かせ、初夏には実りを迎えてます。

こちらはイヌムギ。たぶんノゲイヌムギです。

11_0614_inumugi.jpg

毎回同じ絵柄になってしまうので今回はシルエットで登場してもらいました。

モビールみたいに平べったい花の固まりを 風に揺らしている草です。

2007/ 6/ 5付 「ノゲイヌムギ」




こっちはたぶんですが、カモジグサかな。

2007/ 6/ 8付 「カモジグサ」 

11_0614_kamoji_g1.jpg

過去記事でご紹介した道ばたのは 紫の毛がめだっていたのに、
公園の草原で見つけた涼しげな穂は 緑一色だったけれど、ゆるい
シルエットがカモジグサっぽかったですねえ。



もっとしっかり、細い一直線にまとまっているのはアオカモジグサの方かな。
それともただ、穂を出してまだ日が浅かったのか…。

11_0614_kamoji_g2.jpg

あ、すみません、イネ科の見分けは本当に難しくて、ちゃんと見てない限り
これだ って断言できない事が多いんですよ。←あてになりません。
自分が見た草の名前を知りたくてこのページを開いちゃった方には申し訳ない、
別の"ちゃんとした"人の記事をご参照下さいねえ。



よくわかんなくても、目に入っちゃうから、眺めちゃうんですよ。
そして、綺麗だなあ、良い景色だなあと思って写真に撮っちゃって、
あーあ、また名前がわかんないやって後悔するんですよ。
で、ま、わかんないものはわかんないって書いてアップすればいいかって
開き直るんですねえ。すみません。



そんな私でも これは解ります。チガヤ(茅、茅萱)です。

2007/ 6/30付 「チガヤ」 

茅葺き屋根の茅の代表はススキですが、このチガヤも含まれるそうです。
刈り取りからの回復力が強くて、刈られて2週間ほどで、どこを刈ったか
解らなくなってしまうそうですから、いくら使っても無くならない良い材料と
言えるんでしょうねえ。

編んで輪にして 大祓えの日に禊ぎに使ったり、ちまきも元はこの葉っぱを
使っていたんだとか、サトウキビと近縁で甘さを蓄えることが出来るから
若い花の穂を「つばな(摘花菜、茅花)」と呼んで子どもがおやつにしたり、
相当古い、おなじみの草なんですよ。

でも、今回はチガヤの名の由来の中に、赤いめばなの花柱が、血液に
見えるところから…っていう説を見かけた直後に、おお、これかっていう
ところを目撃したので写真に撮ってきました。 いかがでしょう。

11_0614_tigaya1.jpg

草むらに 銀色の穂を並べて目立つチガヤですが、この赤いの。
戦国時代の合戦の場に似合いそうな 赤い 血茅です。  


まあ、普段一番目立つのはこの姿。

11_0614_tigaya2.jpg

最近では道路の緑地帯とかにも たくさん並んでいますよね。

で、そろそろ綿毛になってふわふわっと風に乗って飛んで行っちゃうんですよね。

11_0614_tigaya3.jpg

で、今度の検索で知った意外な一面は、

日本以外ではびこるとよく繁殖して根絶しにくく、森林が失われたところなどに一度
入り込むと、その場を占領して元の森林に戻るのを邪魔するので
「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれちゃっているそうです。

そこで頂いた称号が「世界最強の雑草」だって、wikiに書いてありました。
あれ? 他にもいっぱい最強が居そうですけど…(^^A)。
 


4月の末にご紹介したカラスムギもすっかり実って、枯れた姿に
なってます。

2011/ 4/29付 「ありふれた草の花」

いろんなムギと名の付く草たちも、続々活動を終えています。
次は、暑い日差しや草いきれと共に 思い出される 夏の草たちの出番です。







ブログ内関連ページ:

穂になる草

2011/ 6/ 9付 「春の花と夏の草」 コバンソウ、クサイ
2011/ 4/29付 「ありふれた草の花」

2010/ 6/13付 「初夏の草の穂」 ノゲイヌムギ、カラスムギ、ネズミムギ、オーチャードグラス、チガヤなど

2009/10/ 3付 「ススキの花」
2009/ 9/28付 「草の穂 キラキラ」

2009/ 7/21付 「ヒメガマ」
2009/ 3/11付 「ヒメカンスゲなど…」

2008/10/11付 「秋の穂になる草」 アゼガヤ?、コブナグサ、アシボソ?

2008/ 3/ 8付 「ヒメカンスゲ」
2008/ 1/ 8付 「秋の名残と春の兆し」 メリケンカルカヤの綿毛

2007/10/ 7付 「草の穂 いろいろ」 ススキ、イヌビエ?、カヤツリグサ?、ネズミノオ?、チカラシバ、カゼクサ、エノコログサの仲間
2007/ 9/23付 「お彼岸の頃の公園」 メリケンカルカヤの花

2007/ 6/30付 「チガヤ」 
2007/ 6/22付 「芝の花」 シバとギョウギシバ
2007/ 6/ 9付 「スズメノチャヒキ」 
2007/ 6/ 8付 「カモジグサ」 
2007/ 6/ 7付 「ネズミムギ」 
2007/ 6/ 6付 「カラスムギ」 
2007/ 6/ 5付 「ノゲイヌムギ」 

2006/ 3/18付 「ヒメカンスゲ」 

2005/10/26付 「メリケンカルカヤ」 
2005/10/ 6付 「ヒメクグ、ヒンジガヤツリ」 
2005/ 9/ 6付 「チヂミザサ」 


草の穂と水玉

2008/10/ 1付 「水玉さんぽ」
2007/ 9/24付 「霧雨の後」
2006/ 5/11付 「雨さんぽ」 
2005/10/ 6付 「雨続き」





posted by はもよう at 22:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
春満ちた頃にイネ科ハンドブックを図書館で借り、
しばらく眺めていたのですが、
ほんとうにイネ科は同定が難しいですね^^;
でもこの本で新たにチガヤだけ(だけ!?)は覚えました。
そしてきょうのはもようさんのお話を拝見して、
ますますチガヤに興味が沸きました。
銀色に輝くチガヤの草原が近所にあって、
大好きな場所です。

他にもドジョウツナギとかカモノハシとかネズミノオとか、
面白い名前のイネ科があると知って、出会いたいと思っているのですが、
細かい観察が必要なようで、いい加減な私には前途多難です^^

いつも興味深いお話をありがとうございます。
また楽しみに伺います^^
Posted by SHU at 2011年06月15日 11:18
SHUさん、こんにちは。
え?! 血茅がお気に入り?…んなことは言ってないですね。(^^A)
失礼しました。

そうなんですよ、イネ科は本当に同定が難しいです。
頑張ろうかなっと思った年もあったんですが、今年は諦め気味です。(^^a)
まあ、その辺が素人のお気楽さ。
また気が向いたら、調べようと思っています。

イネ科迷路もなかなかですが、まだまだいろんなところに
迷路の口が開いてますから、ヒマをつぶすには困りませんよ。(^m^)
Posted by はもよう at 2011年06月15日 14:47
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