でも気温はちょっと下降気味。明日は日差しもなく、更にひんやりしそうな
我が家上空です。風邪ひかないように気を付けなくっちゃ。(^^;)
さて、植物好きな方のブログを見ていると、あちこちへ出掛けていって季節の
野草を撮影していらっしゃる方、多いですよね。
私が、残念ながら身近な自然を眺めているのは、なかなか遠出が出来ないから。
本当はあっちこっちへ、会いたくなったらすぐ、その野草に会いに行きたいんです。
そんな私がついついやってしまう勘違いは、たまたま見かけたお花を会いたかった
野草だと思い込んじゃうこと。
今回はこれ。うっかりものの私はこの花を見て、

アマナだ〜!と喜んだのですが、違いました。
近所の花だん。今まで芝生だったところに、ムスカリの紫色が目立ったのに惹かれて
近づいてみました。そうしたら、半分閉じかけの小さな花が一輪。
その形は一度しか会ったことのない、会いたい野草アマナにそっくりに見えたんです
よね。アマナは日本に古くからある植物で、チューリップに近い野草です。
今、数を減らしているので、なかなか会えないんですよ。
ちゃんと開いたところを見たくてもう一度訪ねていくと、更に小さな花が咲いていま
した。上から見ると白い花。横から見ると赤い花。
ガク(萼)込みで6枚に見える花びらが星の形に開いています。

ムスカリと比べても、さほど大きくないことが解っていただけるでしょうか。
花びらの裏側が赤いんですよね。うんうん、写真で見たアマナもそうだったよ。
…でもね、赤い色が鮮やかすぎるんです。野草のアマナの花びらの裏は赤いけれど
どちらかというと赤いストライプ。べた塗りの赤じゃないんです。
おかしいなあ…。いやな予感がして、あちこちのアマナの写真を見てみました。
いやぁ、なにかが違いました。
ひょっとして?と、念のために同じユリ科アマナ属の原種チューリップで検索し直し。
ヒットしちゃいましたよ。この花、アマナじゃなくて原種に近いチューリップの一種で
クルシアナ・レディ・ジェーンと言うそうです。

球根の販売はもう終わっちゃったそうですが、↓ 参考、楽天のサイトさんです。
「ブリティッシュ・シード楽天市場店さん、クルシアナのページ」
説明の文句もコピーしちゃえ。これ見て誰か一人でも楽天さんで買い物してくれたら、
怒られないかも。←そう言う事じゃない。
Tulipa clusiana Lady Jane
原種チューリップ・クルシアナ・レディ・ジェーン
◆原種の交配種◆ユリ科
◆1959年に紹介されたクルシアナの園芸種で、外側の花弁はアイボリーホワイトの
縁どりのソフトなマジェンタ色で、内側はアイボリー。
葉は細く縁がかすかなフロックス・ピンク色です。中・遅咲き種。
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◆高さ:25cm◆株間:10cm◆球外周:5+cm◆楽しみ方:花壇、切り花
◆植え付け時期:9〜12月◆開花時期:4〜5月◆植え付け深さ:15cm
昼に開いて夜には閉じるを数日繰り返すそうです。
開いたときは白い花つぼんだときには赤い花。ひとつの花で2つの色を楽しめて
良いですね。
ああ、だから、ムスカリと一緒に植えられていたんですね。
チューリップとは思えないほど小振りなお花でしたが、アマナはもっと小さかった
はずです。
綺麗なお花に会えて名前も解ったんだから、文句はないけど残念です。
アマナ、いつか会いたいです。p(^v^)
こちらはとある小学校、裏庭の花だんの中。どなたが植えてくださったのかなあ?
子ども達の目は惹かない、でも、とっても綺麗な白いお花が咲いていました。
手書きの名札には「シラネアオイ」と書いてありました。でも、違いました。

写真を撮って、図鑑を見て、web検索も。
あれれ?シラネアオイって、葉っぱが全然違うじゃないの。

何だか、シュウメイギクを彷彿とさせますね。
キンポウゲ科っぽいお花ですが、いろいろ検索してみましたが解りません。

綺麗なお花だから、本当の名前が知りたいな。
また調べてみようと思います。それにしても…誰? 名札間違えたの。
〜〜〜〜〜〜〜2011/ 4/22追記〜〜〜〜〜〜〜〜
コメント欄で教えていただきました。このお花はキンポウゲ科じゃなくて
中国東部原産、ケシ科シラユキゲシ(エオメコン)属の多年草
シラユキゲシ(白雪芥子)だそうです。
日陰で翼育ち、耐寒性にも優れ、地植にすれば地下茎を出して良く殖えるそうです。
傷つけると赤い汁を出すところから中国名は「血水草」、英名は「スノー・ポピー」。
やっぱり、野草じゃなくて園芸店で売ってるお花ですね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おまけ画像は、勘違い無しのトウダイグサ。

隣町へ行く途中の道ばたに、ずっと前から春先だけこの顔が並ぶ一画があります。
隣町へ行く道は長いことずっと ちょこっとずつ工事が進んで今も工事中です。
数年前までここは、道路っぱたに細長く残った土の地面でした。
昔はどこにでも咲いていたトウダイグサ達は、ほんの50cmほどに狭まったアス
ファルトの透き間で命をつないでいました。
でも、ある日、土の部分も含めて全面的に舗装されてしまったんですよね。
ここしか知らなかったのに、トウダイグサの群生地は無くなってしまったんだな。
残念がりながら、出来たてのアスファルトを眺めたものでした。

いや、どっこいトウダイグサは ど根性の持ち主でした。アスファルトを突き破り、
今もこの時期にお花を見せてくれます。
トウダイグサ科にしかない、ユニークな杯状花序。
蜜腺にいっぱいご馳走用意して、日だまりで虫さんたちを待っています。
人は時々、自分達の都合で植物の居場所を壊してしまいますけれど、植物たちは
ひたすら生きようと頑張るんですね。雑草魂ここにあり。トウダイグサちゃん達、
頑張れ。(^ノO^)ノ
もひとつおまけのタンポポの束。
いっぱい咲いてます。すっごく元気です。明るい力強い黄色です。

西洋タンポポか、在来種の関東タンポポか、気になります?
ここのところ、各種の交雑が進んでいて、これは関東タンポポらしいな…と
思えるタンポポがめっきり減っています。
今は、純粋な西洋タンポポも少なくなっているらしいです。
それというのも、知らない土地に流れ着いちゃっても頑張って生きていこうとした
結果ですよね。負けじ魂と柔軟性は、いつも雑草に教えられます。
頑張ろう、私も、タンポポに負けてらんないわ。p(^へ^)
わあ、このお花をご存じだったんですね。
早速検索してみました。
中国出身のケシ科の多年草、シラユキゲシでした。
日陰好きでどんどん増えるんですって。
ありがとうございました。
こんなに早く名前が解るなんて ♪
記事に載せて良かったです。
良かったらまた、お声がけ下さいね。(^▽^)ノ