アジサイも少しずつ色づいてきて、公園を歩く楽しみも増えましたが、
今、華やかなのは、ニワナナカマドです。
こんもりした茂みに白い花の穂を、霞のように咲かせています。

終盤にさしかかった、木に咲く白い花の季節♪
この花もまた、忘れられない綺麗な花です。
ニワナナカマド。
バラ科ホザキナナカマド属の落葉低木。園芸種です。
『七回かまどにくべても 燃えないかも…』のナナカマドとは、
葉っぱが似ているだけの別種です。

また、ホザキナナカマドという もうちょっと毛深いお仲間が
北国のお山には生えているそうで、
公園の木にも、最初は ホザキナナカマド と名札が付いていました。
でも、近寄ってよくよく見ても毛深くないので、この木はニワナナカマドで
良いようです。
お茶花としても利用される庭園樹、庭のナナカマド。
別名はチンシバイ(珍珠梅・珍至梅)。
つぼみがまん丸で愛らしいことからの命名のようです。

雨の日に、水玉だか、つぼみだか解らなくなっちゃったところをパチリ。
真珠にもたとえられる 丸いつぼみ。可愛らしいですよね。

濡れて、葉脈通りに光を反射する葉。深い緑色で、奇数羽状複葉。
この葉っぱを 生け花の時に、ナナカマドの代用にしたりはしますが、
秋に 真っ赤な実を付けることはありません。
でも、芽吹きは真っ赤です。
赤い芽の様子は、3/1の記事にしてありますので、良かったら見ていって下さい。
今は、とにかく、綺麗に咲いています。
花の寿命は短くて、すぐに茶色くなってしまうのですが、
それでも次々咲くので 楽しみです。

長いおしべがたくさんあるんですよね。それがこの花を 霞のように見せています。
つぼみが 本当に、まん丸でしょう。
ナナカマドの花はもっと 素朴な感じで、木はとんでもなく高くなります。
お山で見ると素敵ですけどねぇ。お庭にあっても花までは見えません。
その点、このニワナナカマドは、花は可憐だし、木は高くならないし、
お庭向きですね。
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2006/3/1付 花のような芽