改良され、もっと派手な姿になって花だんに並ぶ園芸種もありますが、
やっぱり 道ばたで風にゆれている地味な姿の方が好ましいですね。

ノビルはユリ科ネギ属。
(お野菜のネギと近い種類♪…っていうか ネギってユリの仲間だったんだ。驚)
「野」の「蒜」と書き、「蒜」はネギ、ニラ、にんにくのこと。
もじゃもじゃの細い葉っぱは、まさに、極細のワケギ、万能ネギ。
ぶちっとちぎるとネギくさ〜い匂いがするのですぐわかります。

春の終わり、ひょろんと長い 茎を伸ばして、
白いタマネギみたいな芽をつけていましたが、
白い皮がむけて中から赤っぽいツブツブが出てきました。

必ずしも、花が咲かなきゃならないわけではないようで、
日当たりの良い場所では、むかご(珠芽)のまま終わっちゃうことも
多いんです。
ほとんどの場所で 草刈り隊に刈りとられてしまいましたが、
運良く残って、花を咲かせているのに出会いました。
線路の脇、遮断機のそばでした。

ユリ科の面目躍如な 綺麗な花ですよね。
web日記を付け始めて、やがて写真を載せられるようになって、
最初に載せた写真がノビルの花だったんですよね。
懐かしくも思い出深い花、今年も会えてうれしいです。(^^)
ノビルはとても親しい草です。早春のオシタシは別格のようにおいしいし、こうした花も咲く。
幼いころは大きなタマを見つけては振り回しておりました・・・(笑い)。
大人になると、お酒のツマに欲しくなるから不思議ですね・・・。ぬたが最高です、オッと、・・・よけいなことでしたか(大笑い)。
おいしいですよね〜、ノビル。
私にとっては、なじみは薄かったのですが、
娘が4年生の時に習った先生が、教えてくださいました。
それからしばらく、春になると、校庭の隅から抜いてきて、
食べさせてくれました。
うちでは根っこを甘味噌で頂きました。春の味です。
おひたし…と言うことはあのちょっと繊維の固い葉っぱも食べちゃうんですね。
そっか…、来年は挑戦してみようかしら。(’’?)
ノビルを食べておられるようで、嬉しいですね。
あおい葉をどこまで食すか、心眼??を問われます(大笑い)。
といって、
ゆがいてから切り取ればよいことでした!
でも、タマが一番おいしいですね・・・(笑い)。