こちらも一両日中かと思います。
いつもおさんぽしている公園とか、隣町の公園なんかに
春から夏の長い間、いっぱい咲いてる小さい花。
スゴくたくさん見るんだけど、図鑑の花とちょっと似ていて、ちょっと違う。
う〜ん、これで良いのかな?net検索するけれど、まだ迷う。
似てるような似てないような。
でも、今回は えいやっ!って思い切っての大特集。

ムラサキサギゴケ、7変化?(違っ)です。
今年、私が最初に見たのは、サクラの花びらが降る頃。
ふかふかの公園の草地に、
地面にはいつくばるように生えていた、とっても色の濃いお花。

こんなに赤みが強いのは、あんまり見ないんですよ。
花の下の茎は短く、地面から直接咲いているかのようでした。
葉っぱも厚く小さくて、寒そうに ふちが赤くなっていました。

6月になって撮ってきた写真です。丸っこい葉っぱは
すこし薄く、黄緑色っぽくなってきました。
これは、ウチの近所で一番良く見る 薄紫の花。
私の持っている図鑑の「トキワハゼ」の写真に一番に似ている花なんです。
だからずっと、これでもムラサキサギゴケといって良いのか、決めかねていました。
姿も、図鑑の写真の花は、ウサギの耳みたいな形の上の花びらが、
ものすごく立った状態で写した写真が多いのですが、
自分が見るこの花は、ウサギ耳なのに気がつかないほど、
上の花びらを寝かせていることが多いんです。
不慣れなうちは、同じ花のようには見えなくて、それもまた、迷う原因になりました。
でも、お花には色の変化が多いようで、大事な決め手は、
地を這って伸びる茎(ほふく茎・ランナー)だと言うことが分かって来ました。
上の写真でも、少し解ると思いますが、
この草、春まだ寒い頃には小さかったのですが、茎をだして、伸びるんですよ。
そりゃあもう、見違えるほどに。(^^;)

ほら、放射状に茎を伸ばしているのが分かりますでしょう?
この状態でまだ5月。序の口って奴ですよ。
いま、6月に入って、公園の草地がどうなっているかというと…、

畳一畳分くらいの群生があちらこちらに出来ています。
これみんな ムラサキサギゴケです。
写真には ほふく茎が見えるように狭い範囲しか載せられませんでしたが、
元の画像は この6倍くらいあります。
公園の小道を歩いていて、「あれ?苔が生えてるのかな?」と思うような
そんな感じの群生っぷりです。
グランドカバーとして、外国産の植物の種を蒔くことが良くありますが、
最近は、在来種だけの群落を作って、除草剤や草刈り機に頼らなくても、
空き地の管理や 害を及ぼすような草の抑制が出来るんじゃないかと
注目されてもいるようですよ。研究が進んで活用してもらえると良いな♪
これは かなり薄い色のお花。
図鑑の写真は紫一辺倒ですが、花色にも、かなり変化があるでしょう?

地面を這えるうちは、どこまでも這って広がるムラサキサギゴケですが、
時々、びっくりするほど立ち上がります。
上に向かって茎を伸ばして、花をつけるんです。
まったく別の植物に見えますよ。
でもね、お花は同じ。
この白っぽいのは、5cmくらいの茎に、
一枚目の写真のお花も、10cmくらいの茎の先に下がっていたお花です。
図鑑には、白い花はムラサキサギゴケじゃなくて、
「サギゴケ」と呼ばれるって書いてありました。
他の本には「サギシバ」と呼ばれ、趣味の山野草として珍重される…なんてことも
書いてあったので、 ちょっと気をつけて見回してみました。

これはかなり白かったんですが、う〜ん、ざんねん。
紫のストライプが出ちゃってます。…イヤ、それはそれでお洒落なんですけどね。
「サギゴケ(サギシバ)」は茎や葉に赤みがなくて、花は純白なんですって。
ムラサキサギゴケのアルビノ(色を出す遺伝子を持たない個体)みたいなもの?…と
言う説もあるそうで、いつか出会えるかもしれません(^^)。楽しみにしておこう♪
ずっと抱えていた大きな疑問でした。
とりあえず、今 分かった範囲でまとめておきました。
また、何か分かったら記事にします。
疑問の大きさは、お花の大きさとは関係ないんだなって思います。
ちっちゃいけれど、可愛いけれど 困った奴、ムラサキサギゴケ。
これからも仲良くしようね。(^^)
次はそっくりさんの「トキワハゼ」を見つけて比べてみなくっちゃ。
一度、真っ白のを見つけたのですが、
今年はとうとうその場所に行っても見つかりませんでした。
というか、はっきり場所が見つかりませんでした。
色違いを見つけると、ワクワクします。
いつもながら、深く深くつっこむはもようさんの観察ブログ、身を乗り出して見せていただきました。
私の手作り図鑑には、トキワハゼはあってもなぜかムラサキサギゴケがなく、観察不足を痛感していました。もしや、前者とした中には後者もあったのか?また今年の課題が一つ増えました。
これはわかりやすいですねえ。
思わずうちのブログにある写真を見直してしまいました。
トキワハゼは、うちの庭に毎年いっぱい咲いています。
色違いを見つけると嬉しいですよね。白いと、なおさらですよね。
ちょっと他の草に紛れちゃったサギゴケに、また会えると良いですね。
そしてそれをブログで見せていただけたら、なおハッピー。(^^)v
見つかりますように♪
何ですかねぇ。図鑑の写真と、実際に見る草と、
こんなに違うのも
他には、あまり無いんじゃないかと思います。
ずっと悩んでいたんですけれど、一緒に考えてくださる方や、
どこが違うのか教えて下さる方がいればいいなと思い、
記事としてまとめてみることにしました。
何とか今度はトキワハゼを探し出して、比べてみたいと思います。
ひろしさんも今度、撮影の折にはランナーを是非是非ご確認下さい。(^^)
うん、混沌さんの写真のムラサキサギゴケは大丈夫みたい…たぶん…。
ランナー前とランナー後では
見た目の印象がまるで違うって言うのも、
有る意味、観察のしがいがあって面白いのかもしれませんよね。
混沌さんのブログのトキワハゼの写真も、今度ちゃんと見にいこう。
(乾燥ナメクジと一緒じゃない奴を)
コメントどもでした。(^^)ノ
ムラサキサギゴケの観察を有難う〜!
私の所でお返事したまま、実家へ行ってしまいました。m(_ _)m
少しの疑問が大きなお勉強へとつながり、これで完全に解明出来ましたね〜ドモ〜♪(v^ー゚)ヤッタネ!!
トキワハゼは年中咲いていますから、ゆっくり観察しましょうd(^ー゚*)ネッ
ほんとう♪
少しの疑問が大きなお勉強につながっちゃいましたよ。
今度はトキワハゼをじっくり分析したいです。
目標は、ランナーを出す前でも、違いがわかるようになること。
まぁ、急ぐ旅じゃないので、ぼちぼちやりますケド。(^^)
ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。