2011年02月17日

南国出身の常緑樹

今日は一日曇りがち、でも、日差しがないとは思えないほど暖かい一日でした。
やっぱり、冬が終わろうとしているんだなあ。いつもの公園をおさんぽしていても
なんだかほわっとしてました。3月下旬の気温ですって。
ちょこっと残っていた雪もみんな溶けちゃうかな。

公園の花だんにも小学生が毎年植えているチューリップの芽が出ていました。

11_0217_tulip.jpg

毎年、近所の小学生が植えてくれるんですよ。今年は何色のお花が咲くのかな?

さて、いつもおさんぽしている公園の常緑樹にスポットを当てた特集もいよいよ最終回。
私が公園で見つけられたのはこれで全部です。






南の島に生えているだけじゃないんですね、ヤシの仲間って。
シュロ(棕梠)の木です。日本で見られるヤシ科の木。ヤシ科シュロ属の常緑高木。

11_0217_shuro1.jpg

庭園に植えられることも、縄や敷物、ほうきなどの材料をとろうと栽培されることも
あるけれど、公園にあるのはたぶん、勝手に生えているんです。(^^;)


九州に自生していたシュロの木は 別名「和ジュロ」。葉っぱが大きくて、葉の先が
折れて下がるのが特徴で、小振りで葉先が折れていないのは唐ジュロと呼ばれ
中国から渡ってきたものだそうです。

すると…差詰め、上 ↑ のは和ジュロで、下 ↓ のはトウジュロ?

11_0217_shuro2.jpg

南国の植物とはいえ耐寒性には優れ、東北地方でも栽培は可能だそうです。
それでも結実から発芽、生長までは出来なかったのに、今では、どんどん越冬しているし、
幼樹もたくさん見つかっています。

11_0217_shuro3.jpg

結実できるとなると、和ジュロとトウジュロの交雑種まで現れる訳で、「合いジュロ」
なんて呼ばれているそうです。

wikiで検索したら勝手に育った「野良ジュロ」または「野ジュロ」なんて言い方もする
んですって。そう言えば確かにうちの近所の雑木林や空き地には野良ジュロがいっぱい
生えてますよ。

去年の夏と言い、いつのまにやら亜熱帯住まいになっちゃったみたいですよ。嫌だなあ。


すると、可愛いなあと思って撮ったこの写真も、野良ジュロが勢力範囲を広げている
ところ…ってことかしら。(--A)

11_0217_mejiro.jpg

メジロの群れです。一枚に5羽、写っています。メジロに罪はないけれど、
実を食べてタネをあちこちにまき散らすんだねえ。




次はユッカの仲間を2種ご紹介します。まずはイトラン。

11_0217_itoran1.jpg

イトランはユリ科イトラン属、図鑑によってはリュウゼツラン科イトラン属の
アメリカ南部の半砂漠地帯に自生する常緑低木です。

11_0217_itoran2.jpg

固い葉っぱの端、繊維がほどけて糸のようになるからイトランです。
地面から直接 葉っぱが広がるからそうは見えないけれど樹木の仲間です。

夏に涼しげな白い花をたくさん咲かせます。

2009/ 6/22付 「イトランの花」



地面と葉っぱの間に短い幹がある(写真では見えませんが)のが、キミガヨラン。
キミガヨランもユリ科イトラン属、図鑑によってはリュウゼツラン科イトラン属の
アメリカ南部に自生する常緑低木です。こちらも乾燥に強そうですねえ。

11_0217_kimigayoran.jpg

イトランよりは丸っこい花を、春と秋の年2回咲かせます。

ユッカと呼ばれる仲間はいろいろあるけれど、この公園にはこの2種が植え
られています。



おおっと忘れてた、花だんにラベンダーが植えられていました。

11_0217_lavender.jpg

ラベンダーの中の何という種類かは…忘れちゃった。(^^A)

それから、これも忘れてました。写真撮って、あわてて検索かけました。

11_0217_s_iwananten.jpg

ツツジ科の常緑低木、セイヨウイワナンテン。またはアメリカイワナンテンと
言うそうです。初夏にアセビみたいなベルの形の白い花をたくさん下げます。



ふう、これでたぶんいつもおさんぽしている公園で見られる常緑樹、全てです。
11回の記事で紹介したのは55種、でも5種は公園外だから公園の木は50種。
50種かあ。冬でも結構、緑たっぷりの公園ですねえ。




おまけは可憐なスイセンの花。

11_0217_suisen.jpg

このあいだご紹介した西洋スイセンと同じ場所でした。

2011/ 2/ 1付 「実のなる樹の芽」



それから何者かに花びらを食べられちゃった福寿草 ↓ もちゃんと復活してました。

2011/ 2/ 5付 「アメリカサイカチと桜の芽」

11_0217_fukujuso.jpg

植物は強いなあ。
復活した福寿草のお隣はナンテンの木。
公園のナンテンの写真がなかったから、ついでに写ってもらいました。



今度は公園以外の街中で見かけた常緑樹を探してみようかな。 (^^*)




ブログ内関連ページ:
シュロ
2009/ 8/ 5付 「準備中の木の実」 若い実
イトラン
2009/ 6/22付 「イトランの花」





いつもおさんぽしている公園の常緑樹
2011/ 2/ 7付 「冬も緑の森」 シラカシ、アラカシ、スダジイ、クスノキ、モチノキ
2011/ 2/ 8付 「緑で背が低めの木」 アオキ、サザンカ、カンツバキ、ツバキ、ヒサカキ
2011/ 2/ 9付 「生け垣にする木」 イヌツゲ、ボックスウッド、カナメモチ、サンゴジュ、ネズミモチ、トウネズミモチ
2011/ 2/10付 「花を楽しむ常緑樹」 ヒイラギナンテン、オオヤエクチナシ、ピラカンサ、シャリンバイ
2011/ 2/11付 「金木犀の葉」 キンモクセイ、ウスギモクセイ、ヒイラギモクセイ、ヒイラギ
2011/ 2/12付 「雪と常緑の花木」 
南天、(馬酔木)、(アベリア)、(沈丁花)、(久留米つつじ)、(大紫ツツジ)、ビョウヤナギ、キンシバイ、万両、カルミア、
2011/ 2/13付 「モッコクとヤマモモ」 モッコク、ヤマモモ
2011/ 2/14付 「松 いろいろ」 ヒマラヤゴヨウ、テーダマツ、ダイオウショウ、リギダマツ、ストローブマツ、アカマツ
2011/ 2/15付 「針葉樹 いろいろ」 ヒマラヤスギ、ヒノキ、サワラ、ヒムロ、コノテガシワ
2011/ 2/16付 「いろんな葉っぱの針葉樹」 ハイビャクシン、レイランドヒノキ、カイヅカイブキ、カヤ、ナギ
2011/ 2/17付 「南国出身の常緑樹」 トウジュロ、イトラン、キミガヨラン、ラベンダー、セイヨウイワナンテン

参考
2010/ 1/26付 「ハイビャクシン」 去年の常緑樹シリーズ






posted by はもよう at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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