部活の仲間達と、初めてのスキーに出掛けました。中学生達は受験の真っ最中と言うのに、
遊びですべってくるとは不謹慎な奴ら。(^^A) せいぜい楽しんできて欲しいです。
うちの方は、期待したほど気温は上がらず、雪の溶け残りはまだまだ芝生や屋根の家に
あります。今日は近所や隣町まで足を伸ばして、常緑樹の写真を撮りました。風がなく
穏やかでおさんぽには良いけれど、家で写真の整理をするには寒かったです。
常緑樹をご紹介してきたシリーズもこれで10回目。対象をいつもおさんぽしている公園に
しぼってもまだあるんですよ。常緑樹って多いんですね。冬の公園も案外、緑色なんです。

今回、まずは、昨日の続きでヒノキ科のハイビャクシン。
去年、針葉樹を特集したときの記事が詳しいです。
2010/01/26付 「ハイビャクシン」
ハイビャクシン(這柏槇)は、ヒノキ科ビャクシン属の匍匐生の常緑低木。
九州の壱岐・対馬に多くて、潮風に強く海の近くに自生。 別名は「ソナレ:磯馴」。
うわあ、自分で調べておきながらほとんど覚えてない。←こらっ!
それから…レイランドヒノキ。

レイランドってどこの国?って思ったんですけれど、園芸種としての作出に携わった
人の名前だそうです。
2010/ 1/23付 「レイランドひのき」
ヒノキ科レイランドヒノキ属の常緑高木。
アメリカ原産のモントレーイトスギとアラスカヒノキをかけ合わせた…人がレイランドさん。
刈り込んでもすぐに復活するタフさから、トピアリーや生け垣によく利用されるとか。
同じビャクシン属ならカイヅカイブキも。ヒノキ科ビャクシン属の常緑高木。

イブキ(伊吹、別名:ビャクシン)の変種で、刈り込みや乾燥に強く育てやすいことから、
公園や庭、道路沿いの植栽などにたくさん利用されている園芸植物です。
2010/ 1/24付 「カイヅカイブキ」
最初の3種は、大抵の公園に植栽されていますから、身近な常緑樹ですよね。
ちょっと変わり種はたとえば、イチイ科カヤ属の常緑高木、カヤなんてどうでしょう。

葉っぱは2〜3cmの線形で、固くてつやつや。先がとがっていて、触るとちくっとします。
成長は遅いけれど、光沢があって緻密で香りも良いカヤ材は、最高級の碁盤や将棋盤に
なるそうです。実は緑色で、中にアーモンドのようなタネが入っています。
あく抜きは欠かせないけれど、食べられるそうです。
2010/ 1/22付 「カヤの木」
それから、ユニークと言えば、マキ科マキ属のナギ。これを忘れちゃいけません。
いつもおさんぽしている公園のナギは、まだまだほんのほっそい木。
あんまり勢いは良くありませんが、それでも、何とか頑張ってます。

図鑑でも針葉樹の並ぶ中に載って居るんですが、どうです?この、落葉樹っぽい幅の
広い葉っぱ。
見かけは広葉樹(双子葉類)みたいでも、これは立派な針葉樹(単子葉類)。
葉っぱをよく見ると、他の木でよく見かけるような真ん中の太い主脈がありません。
葉脈は平行していて交わりません。

こんな葉っぱだから横方向にはちぎれないので、縁も切れない夫婦のお守りに
なっているそうです。「ナギ」と言う言葉から「凪」を連想し、航海の安全を
祈ったりもしたそうです。

暖かい土地に自生している木だそうで、関東の冬は厳しいのかなあ。
真冬のナギは枝先に冬芽を並べて、じっと我慢しているように見えました。
がんばれ。
そうそう、近所の河津桜のつぼみは足踏み中。

2011/ 2/13付 「モッコクとヤマモモ」 2/10のつぼみ
雪 降っちゃったからね。ゆっくり咲いてよ、早咲きの桜。
ブログ内関連ページ:
2010/ 1/26付 「ハイビャクシン」
2010/ 1/23付 「レイランドひのき」
2010/ 1/24付 「カイヅカイブキ」
2010/ 1/22付 「カヤの木」