おなじみでない場合は
私の備忘録のようなものと思って見過ごして下さい。

今日の写真はアオハダの花。モチノキ科の落葉高木で、
地味でも、山に普通に生えている木です。
灰色の樹皮は爪で引っ掻くと 容易にはがれ、
中から 青い(緑色の)肌がのぞくのでアオハダと呼ばれます。
花は地味ですが、
秋には枝いっぱいに可愛い赤い実をびっしり付ける木なんです。

『葉をお茶の代用にしたり、新芽を食用にした』と図鑑には書いてありました。
私は知らなかったけれど、
昔から利用されてきた身近な木だったようです。
この木が、隣町の公園にあるんですよ。
雑木林の中に点在していて、
それこそ、枝いっぱいに赤い実をつけるんです。
名前を知りたいとおもって居たのですが、
とにかく花が地味で、なかなか見ることが出来なかったし、
何をポイントにして図鑑を探せばいいのか見当が付かなくて、
長い間名前の解らない木だったんです。
アオハダと分かったのは、去年の秋も終わる頃のことでした。
今年こそはちゃんとおばなとめばなを見るぞと決意していたのに、
家事の合間を縫って 見にいってきましたら…
残念、花の時期も終わりかけ、
めばなの写真しか、撮ってこられませんでした。


アオハダは、枝をどんどん広げるための長枝に、
花や実が付く短枝が並ぶ形をとります。
葉っぱが、長枝では互い違いに付き(互生)、
短枝では束生する(イチョウと似ている)ところが特徴です。
雌雄異株のところもイチョウと同じですね。
のこのこ並ぶ短枝に、まん丸な赤い実が束になって付いている様は
なかなか可愛らしいものですが、今年はめばなだけ見て
我慢することに致しましょう。
図鑑の写真を見ると、おばなは「球状に付く」のだそうで、
来年は是非、おばなの写真も撮りたいと思います。
