公園を元気に歩いてきました。帰ってきてお昼を食べたら、だんだん雲が増えて、
あっという間に日が陰って寒くなりましたが、なんと今夜は、夜遅くに雪が降るという
予報です。降ったり晴れたり、積もったり溶けたりして、めまぐるしい週末になるそうです。
さて、今日の写真も"シリーズ常緑樹"。今回はお花を楽しむ木をいくつかご紹介します。
きっと一番先に咲いてくれるのはこの、ヒイラギナンテンかな。

トゲトゲした葉っぱは常緑ですが、寒さにあたると赤くなることもあります。
ヒイラギみたいな葉っぱでナンテンと同じメギ科、中国原産の常緑低木。
日陰に強いことから江戸時代から親しまれてきた庭木です。

今は乾燥に強い性質をかわれて都市部の緑地帯などに良く植栽されています。
早春のうちに、柔らかい色合いの黄色い花をたくさん咲かせてくれます。
もうすぐかな…なんて思っていたら、家の近くでさっきつぼみが膨らんでいる株を
見つけました。

ほら、優しい黄色のヒイラギナンテンのお花です。

これからしばらく目を楽しませてくれますね。
初夏には早くも実が付いて、緑から紫へ、紫から黒っぽい色へと色を深めながら
熟していきます。この実を食べた鳥さんが ベランダでフンさえしなければ、
とっても良い木です。(^^;)
それから、いつもおさんぽしている公園にはオオヤエクチナシも植えられています。

こちらの花は蒸し暑さが和らいでほっとする夏の初めの夕方、とっても良い香りで
人々を楽しませてくれます。普通のクチナシよりもずっと大きい直径10cmほどの
大きな花を咲かせます。西洋八重咲きクチナシ、またはガーデニアとも呼ばれます。

虫食いだらけの葉っぱはオオスカシバという大きなイモムシの仕業。
うちのちっちゃな鉢も、よくたかられますよ。
いつもおさんぽしている公園のこちらの木はピラカンサ。バラ科トキワサンザシ科。
厳密に言うと、「ピラカンサ」は属の名前で、この木の和名はトキワサンザシ。
同じ属には、タチバナモドキやカザンデマリと言うお仲間もいて、その総称にも
なっているそうです。

可愛い葉っぱですが、枝には鋭いトゲがあります。ご注意下さい。
大量に咲かせた白い花、大量に実らせた赤い実も今はすっかり売り切れ状態。

実が付いていた柄だけが、こんなに…。
鳥さん達、ごちそうさまって言った?
それとも、種まきご苦労様って言ってもらえた? …かな(^^*)
いつもおさんぽしている公園の常緑の花木、最後はシャリンバイ。

車輪状の葉や枝の付き方が特徴的で、梅みたいな花が咲くからシャリンバイ(車輪梅)。
バラ科です。
もともと海岸に自生していた常緑低木が、大気汚染に強いから都会でもよく見かける
ようになりました。
初夏の白い花、秋の黒っぽい実、寒さを感じてちょっと赤味のさす葉っぱ。
イイ感じでしょ。
さて、次はお花の時期に何度も リレー形式で取り上げた、あのグループをご紹介しちゃお。
ブログ内関連ページ:
ヒイラギナンテン
2010/ 2/11付 「もういいかい?」
2007/12/25付 「冬のヒイラギナンテン」
2006/ 6/ 8付 「公園で見つけた木の実」
2006/ 2/ 1付 「セイヨウヒイラギナンテン」
オオヤエクチナシ
2009/ 6/29付 「マサキとモッコクの花」 オオヤエクチナシも
ピラカンサ
2010/ 5/26付 「垣根の白い花」 シャリンバイも
シャリンバイ
2010/ 5/22付 「神代植物公園で見かけた木」
2009/10/16付 「イヌツゲとシャリンバイの実」
2009/ 5/13付 「コゴメウツギなど」
2009/ 1/25付 「植え込みの彩り」