荷物を片付けるのももどかしく、おみやげ話に花を咲かせる姿に、
楽しんできた様子が伺えて、ほほえましくも、ホッとしました。
雨続きの5月でしたのに、お天気に恵まれて、遊覧船やらハイキングやら…
予定のお楽しみは全て 味わいつくしてきたようです。(^^)
さて、今日のお花はハコネウツギ。
毎年、見れば顔がゆるんじゃう、大好きなお花です。

初めて見たのは、もう十年も前で、植物図鑑も持っていない頃のことでした。
根元からたくさんの細い幹を出して、さほど大きくはならない木。
初夏に、ボリュームのある花の穂を立て、
白、薄紅、桃色、赤紫の花をいっぺんに付けた姿が目を引きました。
葉っぱと咲く時期がアジサイと似ていたのも印象的でした。
大好きだけど、ずいぶん長い間、私にとっては名前の解らない木だったんです。
頻繁に図鑑を見るようになっても、
そっくりさんが多くて、なかなか特定できませんでした。
勝手にコレと思いこんでいたのはあったのですが、違ってたり。(^^A)
いつもおさんぽしている公園が出来て、名札が付いて…やっと分かりました。
この木の名前は「ハコネウツギ」。

「箱根」と名前には付いているけど、山よりは海沿いに自生する木。
特に箱根に多いわけではなく、庭木として広くあちこちに植えられている木。
「ウツギ」と言う名が付いているけど、
「卯の花」として歌にもなった 「ウツギ」とは別の種類。
ハコネウツギはスイカズラ科で、卯の花はユキノシタ科。
見慣れてくると、へぇ〜を連発しながらもちょっとずつ、
図鑑の記述が 頭に入ってくれるようになりました。
公園には、別のそっくりさんも植えられています。
色変わりせず、最初からピンクのタニウツギです。

花も葉も、木の形もよく似ていますが、
色変わりしないことと、横から見たときの花の形が違います。

花が 途中から急にふくらむ「ハコネ…」とすんなりの「タニ…」。
横顔対決。えら張りと細面。…お好みとかあります?(^^)
虫さん達にも人気の木で、久しぶりによく晴れたこの日は
ことのほか多くの虫さん達を見かけました。
お尻を向けて 忙しそうなハナムグリちゃん。
(ちゃんとした名前は 分からなくて(^^;)ごめんなさい。)

咲き始めは白かったのに 綺麗なピンクになったよね、ハナアブさん。

それから、羽を広げたイチモンジチョウ。

web検索してみたら、この蝶の幼虫は ヤブウツギなどの葉を食べて、
ミミズクみたいな 可愛い耳付き蛹になるそうなので、
ハコネウツギも食べるかな?
こんど この辺の木を探してみようと思いました。
ずんぐり毛深い体の クマバチさんもよく見かけます。
この花が咲いて終わると…もう梅雨ですね。
今年は、だいぶ剪定が入って、例年ほどは 花が咲きませんでした。
まあ、それでも身近にある木だから、また来年を楽しみにします。
アジサイも良いけど、ハコネウツギも綺麗ですよ。
お近くの公園に 植えられていると良いですね。
ちょうど、花時に雨風が激しく、一気に悪くなってしまった感じです。
もう少し長く楽しみたかったんですがね〜。
自然には勝てません・・・。
やはり、野生、いや自然のタニウツギでしょう!
とは言いながら、ひとの好みは分からないですね・・・だから、おもしろいのでしょうか・・・(笑い)。
そちらのハコネウツギはもう終わりに近いんですか。
やっぱり、こちらより少し季節の進みが早いようですね。
私の家の近所では今が盛りのようです。
公園の木は記事の通り、今年は花が少ないのですが、
個人にお庭で とても綺麗に咲いているのを何本も見かけました。
1年待っても ほんの半月ほどしか会えないお花ですから、
雨も風もほどほどにして欲しいですよね。(^^;)
「野生のタニウツギ」見られるんですか?
うらやましいですね。
記事の中のお花はどちらも人の手で植えられた
公園のお花ですから。
自然の中で、こんな華やかな木に出会えたら、
嬉しいでしょうねぇ。
ハコネ…より、タニ…のほうがシンプルな分、野趣が強くでますね。
nakamuraさんは(^^)そう言うお好みなんですね。
山で見ているのは、マルバウツギらしいです。最近のコメントでなるほど・・と。どの種類も好みですが、緑や岩をバックにした白いウツギは最高ですね・・・。
もちろん、都会のウツギも良いですよ・・・(笑い)。