いよいよ、平年より寒い12月の幕開けかしら? 今日は無理せず、家の中でおとなしく
過ごしました。明日は息子のテストも最終日。お弁当再開で、お昼は少し時間の余裕が
出来ます。さて、何をしようかな。(^v^*)
今日の記事も前回と同じ12/6のおさんぽで撮ってきた写真。今回は草の仲間の方を
多めにご紹介したいです。

まずはカラスウリ。実が赤くなってきました。これが一部で、名前の由来と言われている
唐朱色なんですね。
カラスウリって名前の由来にはいくつか説があって、そのうちのひとつが、唐、つまり昔の
中国から渡ってきた朱墨の色に由来すると言うもの。
カラスは、鳥のカラスではなく、唐渡りの朱とそっくりな色の瓜という意味だという説です。
もちろんカラスが好むからという説も見かけますが、この瓜…中身はタネばかりで、どこを
食べるのかと思うようですし、カラスが食べているところを目撃したことがないので、
唐朱説の方が実感には即している感じですが、ほんとの所はどうなんでしょうね。
中もタネも手紙を結んだような形をしているから、結んだ文を表す古風で優雅な呼び名
「玉章:たまずさ」なんて呼ばれたり、大黒様の打ち出の小槌に似てるだの、カマキリの頭
の形に似てるだのいろんな風に言われてます。
ヤブにからんでいると、いつの間にか誰かが持って行っちゃったり…何かと関心を集める
朱色の実ですね。
隣町の公園の裏、お気に入りの観察スポットを、この日は旦那さんを誘って歩いてきました。
出来るだけせっせと歩いて…時々写真も撮って…、運動不足解消のためのおさんぽが
続きます。
今度は白いお花に遭遇。雑木林の木の下で咲くヤツデの大株の花でした。

ヤツデはウコギ科の常緑低木。天狗さんの葉団扇の葉っぱです。
ちょうどお花が咲き始めたところ。
ヤツデの花は先におしべが伸びて花粉を出し、おしべが散ってからめしべを伸ばして
よそのお花の花粉を受け取る事で、自家受粉を避ける工夫をしています。

おしべが目立つこの株は、お花が咲き始めたばっかりだって事がわかるわけですね。
まだ、緑のツブツブの段階のつぼみがたくさん見えるのもそう言うわけです。
無事に受粉が済むと、黒くて丸い実が付きます。
日本では、山にもあるし、庭にも良く植えられていて、見飽きた感のあるヤツですが、
ガーデニングの本場イギリスでは、アオキ(これもまた見飽きた感の…)と並んで、
日陰でも育つ点を 気に入っていただいてるみたいですよ。
頑張って斜面も登って、てっぺんの見晴らしの良いところへ。
組んずほぐれつ、ジャングルのようにからんでいたつる性植物たちも草刈り隊に払われて
寂しいくらいすっきりしちゃった斜面のてっぺんに、またまた宝石みたいに綺麗な実が
落ちていました。
今度はノブドウ。
渋く色付いたクズの葉に乗せて、一幅の日本画みたいに鑑賞しちゃいましょう。

今年もあちこちでのブドウの実を見ましたが、草刈りにあって、無造作に落ちてた
この実が一番綺麗でしたねえ。

つるに下がっているうちに出会いたかったなあ。
それにしても、自分でも育てているのですが、ノブドウの実の色付きを濃くするには
何が必要なんでしょうねえ。自分ちの鉢植えの実も、こんな風に綺麗に色付いたら
嬉しいのになあ。
さて、斜面のてっぺんでもうひとつ、かねがね疑問に思っているものに出会っちゃいました。

タンポポです。
しかもこれ、外見的な特徴は関東タンポポ。

図鑑には、西洋タンポポならいざ知らず、在来のタンポポは春にしか咲かないと書いてあるん
ですよね。
温暖化とかで環境が変わって秋でも、いや、冬でも咲けるようになったのか、
外見では解らないけれど、じつは西洋タンポポの遺伝子が入っていて、春じゃなくても
花が咲くようになったのか。
専門家さんの見解待ちなんです。いつ解るかなあ? 楽しみです。
公園を歩いていると、連れだって歩く熟年のご夫婦をよく見かけます。我が家には、
まだちょっと早いと思っていたんですが、一緒に歩いてみたら、こんなのもいいかなって
思いました。またつきあってくれると良いな。いや、引っ張り出さなくっちゃね。
お互いの健康のために。
あっという間に12月も半ばですね。来週は、旦那さんと私、交代で宴会に参加予定です。
遊びに行く前にあれこれ片付けておかなくちゃ。p(^へ^)いろいろ、頑張ります。
はい、この季節、葉っぱの無くなった林で、
こんなところにっ!?と驚いたり、
何で気付かなかったかなあ…と後悔したりするんですよ。
また来年、覚えておけるといいんですけれど…(^^;)