どんより曇って冷え込みました。洗濯物が乾かないので少しだけれど、ファンヒーター
もかけちゃいましたよ。こうしてひと雨ごとに季節が移っていくんでしょうねえ。
さて、今日の記事もお天気の良かった11/11のこと、お気に入りの観察スポット
隣町の公園と、その裏の北向きの斜面で撮ってきた写真をご紹介します。

11/8にご紹介したナナカマドかな?と思った木の正体が分かりました。
撮ってるときは気がつかなかったんですけどね。
この日は、前回の記事 ↓ の時と同じように、
2010/11/ 8付 「隣町の紅葉具合 続き」
オトコヨウゾメの、更に実の付きの良い株を見つけたり…

まだ、ちゃんと撮れていなかったシロダモの花が咲いたかどうか、見に行ったり
してたんです。

クスノキ科シロダモ属の常緑高木、シロダモ。
このあいだ見たときにはまだほとんど青い実でしたが、少し色付いてましたね。

それだけじゃなくて、枝先にはめばなが咲き始めていました。
ただ、この株は近づけなくて、アップで撮れないのが残念でした。また、次の機会に
挑戦してきます。
2009/11/18付 「シロダモの今年の花」
おかぶの方には近づけたので、ちゃんと写真を撮ってきました。

赤い実は付いていないで、花数がやたらに多いのがおかぶの目印です。

盛大に咲いていますね。

お花の少なくなるこの季節に、こんなに咲いててくれたら、虫さんたち、さぞや助かる
ことでしょうねえ。
…てな事言ってる間に、また、例の場所へ。

11/8の時に、ナナカマドかなと思った赤い実のなる木のある場所ですよ。
2010/11/ 8付 「隣町の紅葉具合 続き」
手前のコナラの幹にからんでいたナツヅタが、そろそろ良い感じに色付いて、

奥の方には、葉っぱの展覧会のように個性的な枝が並んでいる場所ですよ。
綺麗な羽状複葉、ヤマウルシの葉。

長い柄で、枝から垂れ下がっているように見えるミズキの丸っこくて大きい葉。

赤紫のガク(萼)に青い実を付けたクサギの枝。

そんな枝が並ぶ中に見つけた、赤い実のなる名前の解らない木。

ナナカマドかなあ…??
でも遠くて、いかにもナナカマドだよって言う写真が撮れません。
何だかもやもやする。なんだかこの葉っぱ、見たことがある気がする。
ナナカマドじゃなくて、もっと違う…、ううん、なんだろう。
現場にいる間は気づかなかったんですが、家に帰って、パソコンで写真を拡大して
気づきました。この赤い実、パカッと割れて中から黒いタネがのぞいています。
赤い実が割れて黒いタネが顔出すって…ゴンズイ? でも、ゴンズイの葉っぱは
もっとテカテカしていたはず…じゃあ、何? そこでちょっと思い当たる節があって
思いついた名前で検索をかけてみました。
この木、サンショウのめかぶでした。

この状態で見たことが無くて、気づくのが遅れました。
2008/ 4/29付 「シロダモ、サンショウ」 シロダモの若葉とサンショウの花
以前見つけた株には実が付かなかったんですよね。
今度は、近くに行かれないけれど、かろうじて写真には撮ることが出来ました。
解ってしまえば、そうこれはサンショウの葉っぱですよねえ。
すると、あの赤い実からのぞく黒いタネが「小粒でもぴりりと辛い」山椒なんで
すねえ。正体が解ってすっきりしました。
初夏にこの場所で、ナナカマドの白い花を見なかったわけですよ。(^^A)
山椒の花って、とっても地味なんですもの。気づかなかったわけだわ。来年はもっと
ちゃんと見てみましょ。
いやあ、解る!って楽しいですねえ。ナナカマドじゃなくて残念だけど、サンショウの
めかぶと解ってすっきりしました。嬉しいです。
ブログ内関連ページ:
オトコヨウゾメ
2009/12/ 8付 「オトコヨウゾメの紅葉」
2010/ 4/21付 「花咲くこずえ」
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2007/11/24付 「シロダモの花」
2007/11/ 6付 「シロダモ」
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2010/ 6/27付 「アカメガシワなど」 ヤマウルシの若い実
2009/11/11付 「ヤマウルシ」
サンショウ
2008/ 4/29付 「シロダモ、サンショウ」 シロダモの若葉とサンショウの花
2006/ 5/ 7付 「四月に見かけた木の花」 おばな
2006/ 3/30付 「木の芽いろいろ その1」 新芽