植物たちには、夜ごとの雨が味方してくれるらしく、見かける木も花も機嫌が
良さそうです。みんな、猛暑を良く乗り切ったね、お疲れ様。
さて、隣町のお気に入りの観察スポットを歩いてきた10/7の写真。
間が空いてしまいましたが、今回は2回目、つる性植物の花と実をご紹介します。

まずは、目が合っちゃったカナムグラ。花盛りでした。
カナムグラはクワ科カラハナソウ属、道ばたや荒れ野に生えるツル性の一年草。
緑一色ですけれどね(^^A)。これで、一世一代の晴れ姿ですわ。
おばなもめばなも一緒に見えているけれど、おかぶとめかぶに分かれるはずだから、
両方のつるが絡み合っちゃっているのかも。こりゃあ、ますます増えちゃうわ。
↓ 派手に穂を立てているのが、おばなの穂。

↓ つぼみか、果実のように見えるのが、めばなの穂です。

まあ、もうちょっと経つと、あとほんの少し 赤くはなりますが、所詮 風媒花。
そんなに目立つ必要はないので、地味なままです。
2005/ 9/18付 「カナムグラ」
2005/10/11付 「カナムグラのめばな」
次に目に入ったのは、タチシオデ。9/22の記事でご紹介した実が色付いてきました。
2010/ 9/22付 「北向きの斜面の秋の花 2010」
オオカモメヅルの実が見あたらなかったんだけれど、刈られちゃうといけないから、
とりあえず、会えたことを記録しておきます。ちょこっと、粉が吹いたようになるのが
タチシオデ。つるっつるのシオデの実もきっとどこかにあるはず。

オオカモメヅルの綿毛も見たいなあ。また探してみます。
しっかり実れば、黒っぽくなる予定のスイカズラの実。まだ若いです。

2つずつ並んで咲いていた花が、2つずつ並んで実ります。可愛いですよね。

スイカズラって、白く咲いて黄色く色変わりするから、金銀花とも言うんですよ。
金銀揃って金運アップってことで、垣根に這わす人もいるそうです。
半落葉性で、じっと冬を耐える金運めでたい花。今の時代にぴったりじゃないですか。
金運上がるよう、この写真でも拝んどきます?
次に見つけたのは、ヤブマメ。探したよお〜、3枚セットの菱形の葉っぱ。

でもはびこっているのは、斜面じゃなくて向かいの駐車場の方だから、背景が
無粋(-"-;)。

青みの強い紫色の花。薄暗いヤブが好きなつる性の豆の花。ヤブマメです。
地中に、閉鎖花をつけ地上と地中の両方で、はびこる気満々の…たぶん、
やっかいな雑草になると思います。…花は綺麗なんだけどなあ。
相方(?)、日向好きのツルマメも、探しているのだけれど、今年はまだ、
撮れていません。もう、お花のシーズンは終わっちゃったんじゃないかなあ。
過去記事の場所は ↓ 北向きの斜面ではないんだけれど、また探してみます。
2009/ 9/15付 「秋の花、さらに」
ブログ内関連ページ:
2005/ 9/18付 「カナムグラ」
2005/10/11付 「カナムグラのめばな」
2005/10/11付 「アマチャヅル」
2006/10/ 4付 「アマチャヅルの実など」
2007/ 9/18付 「アマチャヅルの実」
2010/ 9/22付 「北向きの斜面の秋の花 2010」
2009/ 5/17付 「ガマズミとスイカズラの花」
2009/11/21付 「道ばたの秋の色」
2008/ 5/11付 「小さいつる草 1」
2007/ 1/22付 「冬のスイカズラ」
2009/ 9/15付 「秋の花、さらに」
2008/ 9/30付 「ヤブマメと雀瓜」