なのに、あぁ、なのにおさんぽに出掛けられませんでした。何してたんだろう。
明日こそはっ。p(`へ')おさんぽ行くぞ。
ん、で、今日はまた、9/29に隣町へ行ったときの写真から。
今年初めてお花を見られたアキノノゲシと、今までよく解らなくて
キンミズヒキとしてきた ヒメキンミズヒキも写真に撮ってくることが
出来ました。
またちょっとマニアックですが、良かったらお付き合い下さいませ。

まずは、やっと会えたアキノノゲシから。
9月になったらまずアキノノゲシを見て「残暑厳しいけれど、もう秋なんだな」と
言いたいところでしたが、何せ大きくなる雑草です。目に付くところは刈られて
しまい、今年はまだ会えないでいました。
つぼみも見たのですが、↓ この株も刈られちゃいました。
2010/ 9/ 3付 「隣町の野草'10/9月の1 」
でもこの日は、隣町の北向きの斜面の中でも、もうちょっと人の行かないところへ
回り込んで、見上げるほどの大株を見つけました。

いやぁ、良いですよねぇ、アキノノゲシ。
この威風堂々の大きな草丈。ちょこっとあせたような柔らかい黄色。秋だなぁ。
ここへ来る直前に、ハナバチたちの団体さんに出会ったんですよ。
7〜8匹居たかな? スズメバチと違って、恐くはなかったけれど、どうしたのかなと
思ったんだけれど、きっとここに来ていたんですね。

お花のアップを撮ろうとしたら、いろんな虫がブンブン飛んでいます。
人影さしたら逃げちゃうはずのハチさんたちが、お花のそばを離れ難そうにしてました。

家に戻ってパソコンで見てみたら、ハチさんが写り込んでいるのに気づきました。
虫さんたち、おなかがすいているのかなと思って、早々に退散してきて良かった。
このあとちゃんと実を結んで、今頃、大きな綿毛を開いているだろな。
秋にはアキノノゲシを見る。今年もお約束を果たせました。ありがとう。
さてさて、次はキンミズヒキ。バラ科キンミズヒキ属の多年草。
名前は似ていても、赤や白のミズヒキはタデ科、他人のそら似の関係です。
時々このブログでも取り上げながら、深く追求することのなかった花ですが、
過去記事の中でも ↓ 取り上げているように、そっくりさんが3種、図鑑に載って
居るんです。
2007/ 8/29付 「オトギリソウなど…」
2007/ 8/ 8付 「キンミズヒキなど…」
基本のキンミズヒキに花期が早い朝鮮キンミズヒキ(別名:十勝ミズヒキ)と、
小振りな姫キンミズヒキ。
いつもおさんぽしている近所の公園の、山野草の花だんに咲くのは、↓ これはもう、
掛け値無しのキンミズヒキ。
2009/ 9/29付 「ヨモギの花と葉」 山野草の花だんのキンミズヒキ
図鑑の写真ともぴったり合います。
でもまぁ、今年は芽が出てこないんですけどねぇ…。消えちゃったのかな?
隣町の公園には、花付きまばらで小振りなキンミズヒキがあるんですよ。
もしかして、これ、姫キンミズヒキかな?と思ったりはしつつも、ついつい確認が
後回しになっちゃってました。
でも、そろそろちゃんと向き合うかなと心を入れ替え、覚悟を決めて、 ← 大げさ
写真に撮ってきました。

茎の先の3枚の葉っぱが目立つ可愛い株です。いえちょっと、葉っぱ3枚が目立つのが
姫キンミズヒキか?…と言う説を小耳に挟んだもので…
とりあえず、お花をアップ。

細い花びら、まばらな花付き。うん、たぶんこれ、姫の方だな。
満足して更に先へ…。今度は公園裏の北向きの斜面へ。ここには、向かいの民家の
山野草ファンが勝手に植えちゃうこともあり、遠い昔、このあたりが里山と呼ばれて
いた頃の名残が残っていることもある…つまり、何でもありの場所なんですが、
ここでも黄色い花の穂は何度か見かけています。
北向きの斜面で出会ったのは、公園内よりもだいぶ大きめの株。
葉っぱも、3枚目立ちよりは5枚目立ち…。すわっ、これが基本のキンミズヒキかと…
カメラを向け…

とりあえずパチリ。
そしてお花のアップを…

花だけ見ると、違いが分からないなぁ。なんて思いつつ、web検索へ…。
いやはや、検索してみてびっくりですよ。
こちら『三河の野草』様 (縁もゆかりもございませんが、勝手に参考にさせていただきました。)
「ヒメキンミズヒキ」のページ
「チョウセンキンミズヒキ」のページ
「キンミズヒキ」のページ
試みに朝鮮キンミズヒキのページを見てみたら、キンミズヒキ属は 葉の形などが
変化することが多いから、おしべの数が見分けポイントと書いてあるんです。
キンミズヒキで 8〜15、朝鮮キンミズヒキは12〜28。
ヒメキンミズヒキはおしべの数が少ないことが特徴で 5〜8しかないんですって。
お花のアップを見直せば、今回見たのはどちらの株のお花もおしべの数は7〜6。
どっちもヒメキンミズヒキじゃないですか。なぁんだ、両方、姫様だったんだぁ。
へぇ〜。
ここで気になるのは過去記事の花です。↓ こっちの花は、今回と同じ場所なので、ヒメですね。
2007/ 8/ 8付 「キンミズヒキなど…」
お山のキャンプ場で見たのは、↓ 一瞬、朝鮮キンミズヒキかな?と思いましたが…
2007/ 8/29付 「オトギリソウなど…」

お花をアップにしてみると、おしべが…あ…、数えにくいけれど12〜3本くらい。

花びらは細いけれど、葉の先が丸くないから、普通のキンミズヒキかな?
近所の公園の山野草の花だん ↓ のは、本当に間違い無しのキンミズヒキ。
2009/ 9/29付 「ヨモギの花と葉」 山野草の花だんのキンミズヒキ
参考に比べてみましょうか。↓ こんな姿で、

↓ こんなお花です。

花びらが丸くて可愛いな。これぞ図鑑どおりのキンミズヒキ。今年会えないのが、残念です。
アキノノゲシにキンミズヒキ。秋らしいお花に会えました。
隣町の公園に咲いてた花が、花はまばらで小振りだけれど、自然度の高いところに
しか育たないヒメキンミズヒキで良かったです。
朝鮮キンミズヒキの方がまた、更に数が少ないそうです。お山で会えたのが、
そうじゃなかったのはちょっとだけ、残念でした。また、探してみたいと思います。
ちょこっと、マニアックな話題につきあわせちゃってごめんなさい。
でも、疑問が解けるとすっきりして嬉しいので、なかなかやめられません。
また、小さい違いをつつき回してみたいと思います。p(^へ^)頑張るぞ。
ブログ内関連ページ:
2010/ 9/ 3付 「隣町の野草'10/9月の1 」
2009/10/10付 「アキノノゲシ みつけた」
2008/ 9/20付 「アキノノゲシなど」
2007/ 9/26付 「アキノノゲシ、ガガイモ…」
2006/ 9/ 2付 「アキノノゲシ」
2009/ 9/29付 「ヨモギの花と葉」 山野草の花だんのキンミズヒキ
2007/ 8/29付 「オトギリソウなど…」 キャンプ場のキンミズヒキ
2007/ 8/ 8付 「キンミズヒキなど…」 隣町の公園のキンミズヒキ
先月末に「ヒメキンミズヒキ」として取り上げた花、オシベの数が5本。
間違いなかったようです。よかった。
あら、お役に立てましたか。良かった。
おしべの数で判断なんて、ちょっと大変ですよね。