日本列島の東側を通っていった台風の影響も、我が家上空にまでは及ばなかったようです。
穏やかな土曜日ですね。午後から、行楽地も賑わったかな?
さて、昨日、いつもお散歩している公園で見つけてきた秋の色。ふたつめの記事は、
木の仲間を中心にご紹介します。
公園の入り口でふわっと良い匂いに包まれました。キンモクセイよりも軽い、
ウスギモクセイの匂いです。

色も少し薄いですが、香りも優しいんですよ。いよいよ、秋のモクセイの花リレー。
第一走者が走り出したんですねぇ。
去年の様子
2009/ 9/24付 「9月の花木」
ウスギモクセイは、「薄い」「黄色の」モクセイ(木犀)という意味で、
銀モクセイの変種と言われ、関西によく植栽されているそうで、関東では
あまり見かけない木です。

その他にも、キンモクセイと比べて、葉は小さめ、花は大きめ、咲く時期は
若干早めが特徴。
それからキンモクセイとは違い、メスの株も渡ってきていますので、
実を見ることが出来ます。

この木も、オスの株しかないはずのキンモクセイに実が付いているのに驚いた
のが、注目するきっかけでした。
調べたらキンモクセイじゃなかったんですよね。(^^;)
今年は、気温が高くて雨が降らなかったですよね。晴れ続きが辛かったのか、
枯れそうなハナミズキも目立ちました。そんな厳しい夏を、共にのりきった

…ハナミズキの実。すっかり赤くなりました。
そう言えば、お墓参りに行ったときに見かけたお仲間のヤマボウシの実も、
色付いていたっけ。

イイ色ですよね。ハナミズキの実は食べられないけれど、ヤマボウシの実は
食べられるそうです。まぁ、まだ、お味見はしたこと無いんですけれどね。
公園の木に話を戻しましょう。ここに来てやっと花を咲かせたのは
優雅な姿の園芸種、ミヤギノハギ(宮城野萩)。

普通の萩…っていうかヤマハギの方は、夏のうちからぼつぼつ咲いていたんですが、
ミヤギノハギの方は、剪定された姿のまま、なんの動きもなかったんですよね。
それがここに来てむくむくと枝を伸ばし、つぼみを用意して、
満を持しての開花の運びと相成るわけで…みごとでした。

ミヤギノハギの特徴は、枝が枝垂れることと、

葉が細長くて先がとがっていることです。ね、スマートな葉っぱでしょう。
ちなみに同じ頃、…夏からぼちぼち、9月入ってからはますます花盛りだった…
ヤマハギの方はというと…、

そろそろ花期の終わりを迎えています。
葉っぱは、先がとがっていなくて丸っこいでしょう? ヤマハギ、お疲れ様。
最後は色付く葉っぱを2種。
まずはフジの葉っぱです。
本来はもっと秋が深まってから、黄色く色付くものですが、こちらは
公園の藤棚から飛び出して、植栽の上で勝手につるを伸ばしちゃった若い株。

少々赤味の強い色づきです。紅葉なのか?新芽なのか?それは解りません。
でも、とっても秋らしくて綺麗な配色になってますよね。
この葉の付き方は奇数羽状複葉。好きなんですよね、こういう葉っぱ。
そしてこちらも奇数羽状複葉。
オニグルミの大きな葉っぱが色づき出しました。本来黄葉する木だから、
こちらはいち早い秋の装い、新芽の疑いは無しですね。

葉の付け根のちょこっとクルミが写っています。お山なら、リスや山の子の
おやつになるけれど、都会の公園だと この実が食べられることに気づく
生き物は居ないかな?
暑さ寒さは彼岸まで…と秋の長雨を期限ぎりぎりのやっつけ仕事で終わらせて、
今年の 夏から秋への移行が終了したようです。
気温や気候の変動に体調を崩した方が多いようです。
どうぞお体をいたわって、調子の悪いときにはご無理なさらずにいてください。
厳しい残暑もおさまって、過ごしやすい季節になったんですから、
綺麗で美味しい日本の秋\(^▽^)/を心ゆくまで堪能できますように。
ブログ内関連ページ:
2009/ 9/24付 「9月の花木」
2005/10/ 8付 「ウスギモクセイ」
2005/ 9/29付 「ミヤギノハギ(宮城野萩)」