気温が少々低めとしても、風がおだやかで 良いお花見日和でした。
我が家の近所のサクラは、散り始めたばかり。
まだまだもう少し楽しませてもらえそうです。
開けて今日は朝からどんより曇っています。
今日から新学期♪という地区もたくさんあることでしょうが、
幸か不幸か、わが子達の新学期は週明けです。
もう一息、頑張れお母さん。(^^;)とほほ…

さて、今年、3/5の日記からずっと見てきたカタクリ。その花も、そろそろ終わります。
ここで今年解ったことをまとめてみようと思います。
カタクリの花のつくりは、外側にガク(萼)にあたる3枚の外花被片、
内側には花びらにあたる3枚の内花被片がついて 計6枚の花被片(花びらのように見えるもの)と、
6本のおしべ、先が3つに分かれた一本のめしべから なります。

カタクリは、つぼみのうちはおしべとめしべの長さが同じくらいなんですね。
花びらの内側にはWの文字のような模様が付いています。
この模様の終わるあたりの花びらに、土手のような盛り上がりがあって、
その奥に蜜がたまっているそうです。

おしべの葯(やく)は紫色。
根元の方から はじけるように開いて、花粉を飛ばします。
花粉の色もまた、紫色なんですよ。

めしべの先は3つに分かれています。
自家受粉を避けるため、自分のおしべに背を向けるように花粉を受けられるのは、
下を向いた部分だけです。

自分の花粉を飛ばし終わるとめしべがぐぐ〜んと伸びます。

2週間ほどの花の寿命が尽きてくると、おしべも小さくなり、花びらの色も褪せてきます。

受粉して種を残す、この数日間のために地面の奥深くでずっと待ってたカタクリの
花の季節が終わります。
大きな花びらが落ちると中から、緑色した若い実が現れます。

この青い実が自然にはじける5月の末、
「エライオソーム」と呼ばれるお駄賃を付けて、種まきはアリさん達にお任せし、
カタクリはとろけるように姿を消します。
あたりは一面の新緑、足下で消えていくカタクリの葉に注意を払う人は
誰もいないことでしょう。
こちらへも時々寄ってくださる「種山ヶ原森林公園へ」のhappyislandさんが
素敵な写真サイト「森の写真館」をオープンなさいました。
最初に取り上げるのは「カタクリの物語」。
素敵な写真と文章で、芽生えから種を零すところまでを 詩情豊かに見せていただけます。
何しろ、私が今年の春、こんなにしつこくカタクリを追いかけようと思ったのは、
happyislandさんのカタクリの芽生えの写真に感動したからなんですもの♪
とってもとっても♪オススメです。
ブログ内関連ページ
3/ 5「春の妖精」 新芽を出す前の雑木林、芽を出したばかりのカタクリを見つけました。
3/ 6「カタクリ(過去日記の引用)」去年とおととしの日記です。
3/13「カタクリの葉」たった一枚で7〜8年を過ごすカタクリの葉っぱに注目してみました。
3/18「カタクリのつぼみ」ほのかにピンク色のカタクリのつぼみ。
3/23「カタクリの開花」 桜にさきがけて、ほころび始めたカタクリの花。
そろそろかたくりの花の時期も終わりですね。
今年、神奈川のかたくりの里に、初めてかたくりの花を見に行った後、近くの公園にも何箇所か咲いている場所があるのを見つけました。どこもボランティアの方々が大切に管理されているようでした。
葉っぱの頃からカタクリを観察できるなんて素敵。近くにあればこそ、ですね。
私のところは、近所といっても、車で行くぞ!と思って出掛けないといけない距離なので、なかなか・・・・。
来年はでも、葉っぱから観察してみたいな。
>「エライオソーム」と呼ばれるお駄賃・・
素人には難しい言葉で、蟻さんの種まきも??です。ご教授を・・・(笑い)。
今、あまり自分の時間が持てない私としては、
花を見に遠出することはできないから、
自転車こいで行かれる場所に
カタクリの群生地があるっていうのは本当にラッキーなことなんです。
だったらその幸運を最大限に楽しんじゃおうと、
今年は足繁く通ってみました。(^^)
カタクリのちっちゃい葉っぱ♪可愛いですよ。
大きな葉が開いてつぼみをもたげる様も、とっても優雅で素敵です。
もし、機会があったら実際に見てみていただけたらと思います。
咲き始めてから2週間経ちましたもの、そろそろ花はおしまいです。
これからは実を充実させる季節ですね〜。
カタクリやスミレの仲間の実の中には細かい種がいっぱい入っているのですが、
この種にちょこっとこびりついているものがあるんですよ。
それが 偉いぞ総務!…じゃなくて「エライオソーム」。
アリさんの大好物なんですって。
アリたちは種が落ちると、ご馳走だ〜!とばかりに巣に持ち帰ります。
ご馳走を食べちゃったら種の部分が残ります。
ゴミはゴミ捨て場に!
きれい好きなアリさんたちは他のゴミと一緒に巣の外に捨ててくれます。
ついでに他のゴミも養分にして、
カタクリやスミレの種達はアリさんのゴミ捨て場で芽を出すんだそうです。
鳥や動物に食べらる事で種を運んでもらう植物もたくさんありますが、
同じようにして、アリさんを利用する植物もあったんですね。
そんな種の蒔かれ方をするものだから、スミレなんかよく、
とんでもないところで芽を出してたりします。(^^)
はもようさんのカタクリを見ながら「俺もこんな写真を撮りたいな」と想像し、わくわくしています。
そちらは、春の妖精たちが実を結び始める時季なのですね。こちらはまだまだこれから。
それにしても、ずぅ〜っと見続けることって、本当に素敵ですね。カタクリがただ美しいだけでなく、生きてるんだ!と改めて実感させていただきました。
また遊びに来ますね(^o^)/
偉いぞ総務!・・・ではなく、偉いぞはもようさん! でした。
ご教授ありがとうございます。スミレが、ひょんなところに出ているのは、偉いぞ!さんのお陰でしたか・・・(笑い)。
新サイト「森の写真館」オープンおめでとうございます。
どうもね、私のほうは、ただ美しいだけの写真って撮れないんですよ。
(たぶん腕がないからだと思いますが…。)
芽生えから種を蒔いて消えるまでの生活振りを見てみると
やっぱりカタクリも頑張って
工夫しながら、生きているんだなと思います。
私が撮ったのなんかよりずっと素敵なhappyislandさんの写真♪
また、見せてくださいね。待ってま〜す。
happyislandさんのブログからとんできました。
私は今までカタクリの実物に遭遇したことがありません。今年こそ私も種山でカタクリに出会いたいです!o(^-^)o
また遊びにきます!(^o^)/
happyislandさんのブログでお名前 拝見してました。
カタクリ♪会えると良いですね。
ここはhappyislandさんにお願いして、ひとつなんとか…。(^^)
わたしも「住田好いネット」の方などへ遊びに行きますね。
よろしくお願いします。