雨が降らないことの方が心配になってきました。花だんのお花もぐったりして元気が
ありません。夏のお花が終わるのか、お水が足りなくて枯れたのか、どっちなのかなと
迷うような枯れたお花が目に付くようになりました。管理者さんたちは、頭の痛いこと
でしょう。
さて、今朝も早朝さんぽに行きました。今朝のおみやげは、しぼむ前のオシロイバナ。

夕方咲いて 朝しぼむオシロイバナ。なかなかお花が開いているときに会えなかったので
嬉しくて写真をたくさん撮ってきました。
オシロイバナ科オシロイバナ属で、メキシコ原産(ペルーという説もあり)、
ふるさとでは多年草。
でも、寒さに遭うと枯れてしまうので、日本では春蒔きの一年草扱いだそうです。
江戸時代の初めに日本にやってきました。
タネをつぶすと中から おしろいのような白い粉が出てくるのでオシロイバナ。
子どもの遊び相手も努めてきた、身近なお花ですよね。

いろんな色があるなぁ。
冒頭の赤紫が 一番一般的じゃないですか?
それから、もう少し赤味の強いの…

白いの…。

寒さにあたると地上部分は枯れちゃうけれど、根はお芋のような形になり、そこからまた
芽を出すことが出来るそうです。 それ…多年草って言わないのかな?
お芋のような根っこですが食べられません。毒です。
でも、一方で生薬としても利用されてきたそうです。
生薬名は、「紫茉莉根(しまつりこん)」。利尿、関節炎などに使うそうです。
お花は赤、黄、白が基本ですが、遺伝子の実験にも使われるくらい、模様の変化は多いの
だそうですよ。しぼりや点々の模様が散っているものも入れると何種類くらい有るのかな?

細長い花の形は、夜行性の大きな蛾にしか、蜜が舐められない形。
だから、夏の夜に ほのかな香り付きで咲くんですね。
誘われるのはスズメガの仲間かな?
夕方咲くから別名は 夕化粧(ゆうげしょう)。英名はFour o'clock(4時)。
中国では、洗澡花(風呂に入る時間から)、煮飯花(夕飯の時間から、)
吃飯花(夕ご飯の頃)などと呼ばれるそうです。
あら、いろんな国でも馴染みの深いお花なんですね。

この、しぶきが飛んだような模様もなかなかお洒落ですね。

白っぽいのは更に涼しげ。(*▽*)〜♪
でも、今回調べていて一番びっくりしたのは、この綺麗な花に花びらが無いと言うこと。

これ、ガク(萼)なんですって。緑色で、ガク(萼)に見えるのは苞葉(ほうよう)だそうです。
へぇ〜、ところ変われば何とやら? あんなにキレイなのがガク(萼)?
ガク(萼)の模様がいろいろ?・・・不思議〜。
そして、同じ科に属するお仲間は なんと、ブーゲンビリアだそうです。
あの、南国のお花の。そう言えばあのお花も、ガク(萼)がポイントでしたねぇ。へぇ〜。

知っているようで知らなかったオシロイバナのあれこれ。
気温が下がると、日中でもお花が閉じずにいるそうです。
あぁ、そりゃ良いなぁ。
早く日中でも、オシロイバナが見られる気温にならないかしら。(^^A)
近くで見るオシロイバナは黄色です。
午後4時頃にならないと咲きません。
花と思ったらガクとは・・またひとつ
教えていただきました^^。
できれば夕方の生きのよい花を撮りたいですが、ぼくも散歩は大概朝なのでつらいところ。
7月頃と9月になってからを比較すると、9月なら昼間でも咲いていることが多いようです。
おぉ、お近くのは黄色ですか。
黄色いオシロイバナも可愛いですよね。(^v^*)
そうなんですよ。花と思ったガクで、本当にビックリして
何度も読み返し、複数のサイトで確かめちゃいましたよ。
あぁ、夜通し咲いていた花だから、
朝にはおしべが落ちちゃっていることもあるんですね。
わ、私が撮ったのはどうだったかなって見直したら、
おしべ、付いてました。
そうですか、7月と比べると9月は昼間でも咲いていることが多い…
じゃあ、これからまた、撮るチャンスがありますね。
でも、まずはこの厳しい残暑がどうにかならないと…。(^^A)