ありませんでしたか?我が家周辺は、風が少し強くなった程度でほっとしました。
今朝、おさんぽに出掛けたら、ツクツクボウシの声を聞きました。姿を探しましたが、
高いところにとまるセミの姿がかすかに見えたくらいで、よく分かりませんでした。
ツクツクボウシは、我が家の近所では、一番最後に鳴き出すセミです。真夏が過ぎて
残暑になる頃…、あぁ、そう言えば娘が残暑見舞いを印刷してました。
そして、夏休みの宿題が気にかかる頃…そうそう、息子がやっと課題をやり始めました。
今日は今年撮り貯めた、セミの写真をまとめて見ていただきましょう。

まずはミンミンゼミ。透き通った羽に、夏の木立の緑をすかしてみました。
うちの近所で最初に鳴き出すのは、ちっこいニイニイゼミ。丸っこくて泥まみれの
抜け殻が、梅雨明けやらぬ雑木林でたくさん見つかるところから、セミの夏が始まります。
ただねぇ、ちっこいので、鳴いているところをみつけるのが大変です。
やっと出会えたのは、初鳴きを聞いてからいい加減経った 先週。
滝見物の日に立ち寄ったお豆腐スイーツのお店の桜の枝で、大きな声で鳴いていました。

柄のある羽の小さなセミ。ニイニイゼミ。
鳴き声は単調に「ジー」ですが、数が多いと結構うるさいです。
ここのところ、熱帯夜の日には夜中でも騒いでます。
アップ画像
2008/ 7/31付 「夏の虫たち 2」
2008/ 7/16付 「鳴き出したニイニイゼミ」
2006/ 7/24付 「ニイニイゼミ」
我が家周辺では、今年はセミが多いような気がします。で、圧倒的多数は文句なく
アブラゼミ。もぉ、こいつはどこにでも居ます。

ベランダに飛んできて 至近距離で鳴かれると頭が痛くなるほどうるさいです。
茶色い羽のセミ。鳴き声はジリジリジリ…。
油が煮立つ音に似ているからアブラゼミとというそうです。
そのアブラゼミの 泉のような木を、いつもおさんぽしている公園で見つけてしまい
ました。

なんの変哲もない桑の木ですが、とんでもない数のセミの抜け殻が付いています。
このブログでも過去に、サクラの葉の裏表とか、セミお気に入りのキリの木とか
ご紹介してきましたが、その比じゃないです。
とにかくすき間無くセミの抜け殻が付いています。足元の草むらにも、足の踏み場
がないほど落ちています。
後から後からセミがわいて出てくる セミの泉を連想しちゃいましたよ。

すごい密度。全部がアブラゼミかどうか、確認するのは難しく、もしかしたら、
ミンミンゼミの抜け殻も混じっているかもしれませんが、とにかく大量。
また、来年も見に行こう。
出来たら羽化の季節をねらって見てみたいなぁ。地面から出てきて、次々 木に
登って…。う〜、見てみたいなぁ。
なんて思いつつ歩いていたら、お寝坊セミちゃんの羽化途中にばったり。

「いじめる?」って聞いていそうな うるうるした目で見つめられちゃいました。
いじめませんともさ、早く羽が乾いて飛べると良いね。
さて冒頭の 透き通った羽のミンミンゼミ。
たいしたもので、アブラゼミもミンミンゼミも、自分の体の色に似合った場所に
とまってますね。
上 ↑ の写真見ると、アブラゼミのとまっている木の幹は茶色いでしょ。
ミンミンゼミのとまっていた木の幹は灰色でした。

同じ桜なのに、ちゃんと、自分の体の色に似たところを選んでとまるのかな?
見つけにくい訳よねぇ。
高いところのセミは大きな声でミーンミーンと鳴いていても、用心深くて近づく
とすぐに逃げちゃいますよね。
あの、こちらに気づいて、あ、危険が迫ってる、でも鳴かなくちゃ、でも危ない、
逃げようかどうしようか…って逡巡する鳴き方がまた面白いです。(^-^)←意地悪
2009/ 8/ 5付 「公園でセミ探し」
ところで、一枚目の透けた羽をとらせてくれたのは、低いところに止まっていた
鳴いていないセミ。動かなければ見つからないと思っていたのか、カメラを近づけ
ても逃げないで、こんなにそばから写真を撮らせてくれました。

だから、冒頭の写真のあんな構図も撮れたんです。
鳴いていないのはメスだからかな? 前々からの疑問です。
こちらはニイニイゼミの写真と同じ、滝見物の日に、お豆腐スイーツのお店で
鳴いていたミンミンゼミ。

こちらは確実にオスですが…写真だけで性別判断は出来ないですよねぇ。
疑問解消にはやっぱり、捕まえないとダメかなぁ…。
そうそう、これもまた見ちゃいました。セミヤドリガの幼虫。白いのがそうです。

あぁ、3匹もしょって重そうだ。
セミのしかも、成虫のみに寄生する変わった習性のガの幼虫です。
本来はヒグラシに付くものらしいんですけれど、我が家周辺では、ヒグラシは急速に
数を減らしましたので、他のセミで我慢しなくちゃならないようです。
今年もまた、ミンミンゼミに付いているのを目撃しました。
アブラゼミに付いているのを見たことはないんですよねぇ、不思議なことに。
この変わった白い虫については過去記事をどうぞ。面白いやつですよ。
2008/ 9/16付 「セミヤドリガの幼虫など…」
2007/ 8/22付 「ミンミンゼミとヤドリガ」
ツクツクボウシは、過去記事に写真があります。抜け殻は、細長くて 色は薄めです。
2007/ 9/29付 「ツクツクボウシ」 成虫
2008/ 8/29付 「8月に出会った虫」 抜け殻
ヒグラシは、たま〜に声を聞きますが、なかなか会えません。
もう少し、涼しくならないと無理かなぁ。それとも、もう少し木が多くないとダメかなぁ。
ちょっと出掛けた先で 声を聞いたりするものですから、また、帰って来てくれないかなと
心待ちにしています。
そう言えば、ベランダでカネタタキも鳴き出しました。
鳴く虫が元気な日本の夏です。(^▽^) よその国から来た人は、さぞや驚かれることでしょうね。
ブログ内関連ページ:
2009/ 8/23付 「セミの出た穴」
2008/ 7/31付 「夏の虫たち 2」
2008/ 7/16付 「鳴き出したニイニイゼミ」
2006/ 7/24付 「ニイニイゼミ」
2009/ 8/ 5付 「公園でセミ探し」
2008/ 9/16付 「セミヤドリガの幼虫など…」
2007/ 8/22付 「ミンミンゼミとヤドリガ」
2007/ 9/29付 「ツクツクボウシ」 成虫
2008/ 8/29付 「8月に出会った虫」 抜け殻