の声に、アブラゼミやミンミンゼミの旋律が混じりだしたようです。まだ数が少ないし、
あんまり暑すぎると鳴けなくなっちゃうんですけどねぇ…。セミも大変です。(^^A)
さてさて、まだ続いている隣町の公園と 裏の北向きの斜面で7/14に撮ってきた写真
シリーズ。今日はなんと8回目、今回も、当ブログ常連の野草です。

まずは、高原の雰囲気漂うヒヨドリバナ。こちらは威風堂々の大株です。
何の加減か、時々、葉っぱが赤っぽくなりますね。先月、取り上げたときにも、赤い葉の
株でした。↓
2010/ 6/22付 「ホタルブクロの花」 今年のつぼみ
キク科フジバカマ属、高さ1〜2mになる多年草。ヒヨドリの鳴く頃、花が咲くからと
言われますが、ヒヨドリなんていつでも大騒ぎしてますけど、いつのことなんでしょう。

夏休みに高原の方へ遊びに行くと草むらにひときわのっぽのこの花が咲いていて、
お山に来たんだなぁってうれしくなったものですが、案外、近所に咲いていたんですよね。
有り難いことです。
菊のお花には似てないよなぁ と思うかもしれませんが、
この花 ↓ 筒状花と言って、キク科のお花の真ん中に固まって付いていることの多いタイプ
のお花です。

菊のお花の 花びらに見える部分は舌状花というんですが、この花には見かけの花びら
は付いていないんですね。カメラを近づけて小さな花のひとつひとつを拡大してみると、
なかなか綺麗だと思うんですけど、いかがでしょう?
人の目には、地味めな白い花ですが、虫さんたちの人気は高く、大型の蝶々から、ちっちゃ
なハナアブさんまで、一日中、虫のお客さんで賑わいます。

この可愛いハナアブちゃんも、蜜に夢中で逃げ出さなかったので、写真に収まってもらい
ました。可愛いな。
次もキク科のユウガギク。秋の野菊と思っていましたが、どうしてどうして、夏のうちから
たくさん咲いていました。爽やかで優雅な、姿の良い野菊です。

キクの仲間は見分けが難しいですからねぇ。これがマーガレットじゃなくてユウガギクだと
いう証拠は、繰り返し取り上げた ↓ 過去記事をご覧下さい。
とりあえず葉っぱはこんな風。普通のキクっぽい葉から、羽状に細く裂けるものまで、
変化が多い葉っぱです。しかも、お花の近くにはあんまりこの葉が付いていないという、
見分けポイントを 写真にまとめにくいお花です。

繰り返し草刈りされてしまう場所で咲いているので、花付きはまばらになっていますが、
夏から秋の終わりまで、結構長く咲いています。

もうひとつの見分けポイント お椀型のガク(萼)っぽいところ(総苞)と反り返る総苞片。

キク科のお花を見分けたいときには必ず押さえておいて欲しい アングルです。
その上何だか、色っぽいぞ!ってくらい良い表情じゃないですか? お勧めです。(^o^*)
なんと、まだあるんですよ、7/14に撮ってきた写真。
今度は更に 秋の雰囲気をまとったお花を中心にご紹介します。夕涼みにいらっしゃいませ。
ブログ内関連ページ:
ヒヨドリバナ
2008/ 7/13付 「ヤマユリとヒヨドリバナ」
2007/ 7/14付 「アキノタムラソウなど…」
2006/ 2/12付 「金色の花」 花後
2005/ 8/21付 「ヒヨドリバナ」
ユウガギク
2009/11/16付 「先週、隣町で」
2009/10/12付 「柚香菊と野紺菊」
2006/11/ 9付 「ユウガギク」
2006/11/ 7付 「カントウヨメナと?」
当地では2〜3年前まで群落があって、スズメバチまでやって来る危険な花でもあったのですが、草刈り時期が悪いのかだんだんと株数が少なくなっています。
ヒヨドリが来ているのを見たことがないので、名前の由来は怪しいものですね。
ハイ、斜面の奥の方の大きな株を撮ってみました。
そうですね、この斜面でも下の方では、草刈りにあったり、
うどん粉病にかかったりしているのですが、
しぶといです(^^;)、ヒヨドリバナ。
ヒヨドリが来ると言うよりは、ヒヨドリの鳴く頃に咲くという
時期的なものらしいんですけれど、
どうも、ヒヨドリなんていつでも鳴いているような気がしちゃって、
ピンと来ないです。
あ、でも、あちこち移動する鳥らしいから、
私が気づかないだけなんだと思います。(^^A)
もっと観察、頑張ります。p(^o^)