してました。こういう日って、台所にいたくないなぁ…。
さて、今日は、近所の花だんのお花をご紹介します。結構 数があったので2回に分けたいと
思います。
まぁ、あんまり珍しくもないお花ですが良かったら、お名前の確認でもしてってください。
まずはホット・リップス。

サルビア・ミクロフィラの一品種で、流通名が「ホット・リップス」。
チェリー・セージ‘ホット・リップス’とも呼ばれますよね。
サルビア・ミクロフィラの方は、学名そのままのカタカナ読みなので、固いけれどこちらは正式。
商品としては チェリー・セージの方が覚えやすいし、イメージも良いですよね。
お花が赤い(チェリー色の)ものが多いし、甘くて良い匂いもするそうだし…。
でも、チェリー・セージのくくりは大きくて、3種類が一緒に語られちゃっているそうです。
サルビア・ミクロフィラの他にあと2種ってことですね。
サルビア・ミクロフィラの中でも、この白地に赤い色が入っているのが「ホット・リップス」とか
「イチゴミルク」という商品名で売られているそうです。
初夏から秋まで咲いているのですが、気温に伴って赤い色の面積が変化するという面白い
特徴のあるお花です。

私がこの花だんで、タネの袋を見たときには、一日のうちの気温差で変化すると書いてあった
はずなんですが…、今回検索してみたらそんなこと書いてる記事は、ひとつもヒットしません
でした。(^^A)あれ?違うの?
暑いと赤くなるという記事もあれば、白くなるという記事も見かけました。あれ? 私の
覚えている限りでは、この株は、真夏には白っぽくなっていたはず…。おかしいなぁ。
ホット・リップスひとつでこんなにややこしいなんて…う〜ん、花だんのお花侮れまじ(-"-;)
次も ややこしいお花です。最初、「メドー・セージ」の名前で流通してしまい、本来の
メドー・セ−ジは違う花だからと慌てて訂正した「サルビア・グアラニティカ」が、なかなか
定着しないお花です。

「サルビア・グアラニティカ」より、「メドー・セージ」の方が覚えやすいものなぁ。
あ、でもね、この耳になじまない「グアラニティカ」または「ガラニチカ」は、今年のW杯で
名前を覚えた南米の国パラグアイの 先住民族の名、グアラニ族から来ているそうです。
原産地のひとつなんですって。
悔しかったよなぁ、強かったよねぇ、パラグアイ。その国にこの花、咲いているんですねぇ。
これで覚えられる…かな? (^^;)
こちらはハクチョウソウ。鳥の白鳥じゃないです。白い蝶々の白蝶草。またの名はガウラ。

ふるさとは北米、アカバナ科ガウラ属の多年草。
ガウラなんて怪獣みたいな名前じゃピンと来ないけれど、細い茎の先に咲いたお花は蝶々の形で、
まさに、白蝶草。
でもピンクの色違いもあって、そちらの名前は、山桃草。
やっぱりカタカナよりも漢字の方が覚えやすいのは歳のせいかしら?
去年は ↓ ピンクのお花の方をご紹介しています。
2009/ 6/30付 「6月の公園の花」
それからこちらはストケシア。別名はルリギク。やっぱり北米出身、キク科の多年草です。

虫が付きにくくて丈夫だそうです。でもね、世話するのは私じゃないし、私のお気に入り
ポイントは、この、複雑な形のつぼみだったりして…(^m^)

良いなぁ、このつぼみ。ガク(萼)片…キク科だから総苞片かな…が、いっぱいあって綺麗な形。
良く枝分かれしてボリュームも十分あって、初夏から秋まで咲き続けてくれるらしいです。
また見に行こう。
最後は西洋ノコギリソウ。またの名はヤロウ。キク科アキレア属の多年草。
アキレスがトロイ戦争で負傷した兵士の止血、治療に使った薬草という伝説に基づいて、学名が
アキレア属なんですって。ヨーロッパでは、ずいぶん古くから薬草として有名だったんですね。

去年の記事でご紹介したときには赤い花の写真しか撮れませんでしたが、今回は、赤も黄色も
白いのも 咲いていました。
でもお山で見かけたのとは ↓…葉っぱが違うような…??
2005/ 8/28付 「セイヨウノコギリソウ」

ふうむ、ノコギリソウの仲間…難しいっす。(-"-;)
岡山理科大の波田先生の所では…「セイヨウノコギリソウ」
『ヨーロッパからイラン、シベリア、ヒマラヤに原産する多年草の帰化植物。
近年、ワイルドフラワーによる緑化に使用された結果、路傍などによく見られるように
なってきた。全国の路傍や法面、草地などに生育している。』って、書いていらっしゃるから、
お山で見たのも西洋ノコギリソウであっているのかなあ?
それにしても、日本にもノコギリソウ属のお花はちゃんとあるのに、なんでヨーロッパの花の
タネを緑化用にまいちゃうかなぁ。たとえばスイスとかに行ったときに、感動が薄れちゃう
じゃないのさ。あぁ、これ、日本でも見たわ…じゃぁ ねぇ、哀しいわ。
蒸し暑くて過ごしにくい日が続いていますが、健気に咲いてるお花に元気をもらって、
がんばって行きましょう。夏風邪にもご注意下さいね。
ブログ内関連ページ:
2009/ 6/30付 「6月の公園の花」 ナデシコ、ヒメジョオン、ダリア、ガウラ、スカピオサ、ヤロー、姫アガパンサス
2008/ 7/13付 「夏の花だん」 百日草、ポーチュラカ、モントブレチア、アガパンサス
2005/ 8/28付 「セイヨウノコギリソウ」
さて、
わが家のはストロベリー・セージですが、お向かいのお宅はホット・リップス。
お向かいでは、最初2色で、あとから白くなっていきます。その隣りにハクチョウソウがありましたが、次第に少なくなっていて、絵になりません。
サルビア・グラニチカは、わが家の真夏の主です。こちらの写真より、ブルーはもっと濃くて、茎や萼はもっと黒っぽいです。
腰痛、楽になったんですね。良かったです。
なんと言っても腰は体の要。今後もお大事になさってくださいね。
あ、ディックさんちのご近所のホット・リップスは後から白くなる方ですか?
サルビア・グラチニカは、確かに実物はもっと色濃いと思います。
そのままだと黒すぎると判断して
カメラが自然に露出を調整したものかと…。
意外に撮るのが難しいお花です。