2010年06月27日

アカメガシワなど

夜通しの強い雨は上がりましたが、蒸し暑い朝を向かえました、今日のうちの方。空気が重〜い。
昨日も遅くまでサッカーを見ちゃいましたよ。きゃあ、南米のチームって強いのね。頑張れ〜。
めっちゃ 蒸し暑い中、久しぶりにいつもの公園をお散歩してきました。

今日の記事は、白くはないけれど、今頃お花を咲かせる木々をご紹介。まずはアカメガシワ。

10_0627_akame_g1.jpg

地滑りなどで急に出来た荒れ地に真っ先に入り込む仲間のひとつ。我が家の周りでも、
雑草ならぬ雑木として、あっちこっちに 勝手に(^^;)生えています。今は花の季節。







チャンスを逃さない、逞しいタネをはぐくむ、こちらがメスの木、めばなの穂を立てています。

10_0627_akame_g2.jpg

穂に、めしべばかりが並ぶ形の シンプルな花の穂です。
手元の図鑑にはめしべの先が赤い写真が載っていましたが、私が見て回れる範囲には黄色いもの
しか有りません。一度、赤いのも見てみたいです。

身は柔らかいトゲトゲした殻で、中の実は黒くてつやつや。何故かカラスが良くつついています。
美味しそうには見えないんだけれど、人気です。そしてまた、どこかの空き地で勝手に芽を…。

2009/ 8/31付 「準備中の木の実」 アカメガシワの若い実



さてさて、アカメガシワ、オスの木のおばなもちゃんと撮ってきました。こちらの方が幾分華やか。

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おばなもまた、おしべばかりのきわめてシンプルな形。ただ、最大限の表面積を追求したこの
ポンポン型が、人の目には可愛らしく写ってしまったことは、想定外かと思われます。

10_0627_akame_g4.jpg

春先の芽吹き時に、名前の通りの赤い新芽を出して目立ちます。「カシワ」の名は、柏餅に葉っぱを
使うカシワの木と親戚筋と言うことではなく、食べ物を乗せるのに使ったという「かしぐ葉」という
使い道の共通点で付いた名です。

他にも何種類か「何とかカシワ」がありますが、この、用途が同じと言うくくりかもしれないなと
思ってみてみると、また、新たな発見があるかも ♪ です。




次はアオギリ。6/20の時点で、まだ、つぼみでした。ここから地味だけれどユニークな形の花が咲き、
それから、更にユニークな実り方をして、めったに見られないタイプの実を実らせるまで、
追いかけた年もありました。

10_0627_aogiri.jpg

良かったら見てみてください。これを知ってしまったら、今年はアオギリから、目を離せ無くなっ
ちゃうかも! なんてね(^^A)


参考ページ
「白岩先生の植物教室」 四季に生きる草木と昆虫
表紙
「アオギリ」
◎見てびっくりのアオギリの実り方。是非一度ご覧下さい。


ミズアオイ先生の「石川の植物」
表紙
「取材日誌 2004年版」
◎2004/7/11に おしべの葯の様子、2004/7/17に 若い実の様子が載っています。
 盛りだくさんなので 見るのはちょっと大変かもしれませんが、とっても面白いです。



ブログ内関連ページ
詳しすぎる(^^;)アオギリについて

実り方のまとめ (下から順に見ていくと、花が咲いて実になる様子がわかります。)
2007/ 8/31付 「アオギリの実」
2009/ 8/ 8付 「アオギリの袋果裂開」
2007/ 8/ 4付 「5個の分果」
2007/ 7/20付 「アオギリ・受粉済みのめばな」
2007/ 7/11付 「アオギリ開花」 おばなとめばな
2007/ 7/ 3付 「アカメガシワなど…」 つぼみ

その他のアオギリ
2009/12/22付 「星の降る樹」 冬の枝先
2009/10/13付 「青空と木の実」 実
2007/ 1/25付 「冬のアオギリ」 冬芽
2006/ 6/24付 「初夏の実りなど」 アオギリのつぼみ
2006/ 5/18付 「あの木のその後」 新芽を開くアオギリ
2006/ 5/ 6付 「4月に出会った木の芽」
2006/ 3/14付 「身近な木の芽 その5」 冬芽の様子
2005/11/11付 「アオギリの実」 詳しい説明



それから、去年、やっと名前が判明したヤマウルシも、実をつけていました。

2009/11/11付 「ヤマウルシ」

つぼみは見つけた↓ のに、お花はちゃんと撮れなかったんですよねぇ。

2010/ 4/30付 「隣町で見かけた木1」 ヤマウルシのつぼみ

ツブツブの若い実を見てやってください。

10_0627_yamaurusi1.jpg

この実が灰色に熟したら、集めて加熱して溶け出した油脂部分を冷やし固めてろうそくの蝋に
使ったそうです。冬越し準備の鳥さん達にとっても、大切な食料になるそうです。

10_0627_yamaurusi2.jpg

大きな葉っぱは、秋には綺麗なオレンジ色に紅葉します。ウルシ科なので触れるとかぶれますが、
他の木よりは、威力は少なめ。樹液に触らなければ大丈夫なことが…多いです。←人によるので。

私が書いた記事ではありませんが、↓ 一応、貼っておきます。
「ウルシかぶれにご注意」



同じ「ウルシ」と名が付いていても、あんまり載せたくないのはこちらのニワウルシ。

10_0627_niwaurusi1.jpg

葉っぱが似ているだけでウルシ科ではありません。ニガキ科ニワウルシ属の落葉高木。
別名はシンジュ(神樹)。英名の「Tree of heaven」を直訳したらしいです。


中国原産で、明治の頃、日本に人の手で取り入れられました。検索してみると、
成長が早く、ウルシに似ているけれどかぶれないので、街路樹として利用しようとしたという記事と、
野生の蚕の一種シンジュサンの幼虫を育て、まゆから糸を採ろうとしたと言う記事が見つかりました。


葉っぱは奇数羽状複葉。
羽状複葉の樹はたくさんありますが、この木は、付け根近くの小葉にわずかな…途中であきらめ
ちゃった鋸歯のような…出っ張りが有るのが見分けポイントです。

この時期、煙るようにたくさんの細かい花を咲かせます。オスの木とメスの木がありますが、
どちらも旺盛な花をつけます。

10_0627_niwaurusi2.jpg

こちらはメスの木のめばな…たぶん…です。


でも、この木を見上げるたびに、眉をひそめてしまうのは、その、旺盛すぎる繁殖力と成長の早さ
です。芽を出してからあっという間にあたりで一番の高さに成長し、大きな葉を広げて、他の植物
たちの成長を妨げます。ニワウルシの下には、日陰を好む草さえ生えないんです。
旺盛に咲かせた花は 猛烈な数のタネ(翼果)になり、辺り一面、ニワウルシの幼樹でいっぱいに
なってしまいます。見るたびに、乱暴すぎるほどのその繁殖力に閉口します。

一方、まゆを採るはずだったシンジュサンの方は、数が激減しているそうです。もぉ、生えすぎた
ニワウルシをどうにかしてよ…ということでこんどは「シンジュサン」で検索したら、ニワウルシの
樹で見つけたって記事が全然ない!! 
おいっ! このニワウルシはこのままなのか? シンジュサンがニワウルシを食べるって本当なの
か?他に、この木を食べたい毛虫はいないのか?あ、あれ〜? 美味しくないのこの葉っぱ?

シンジュサンの食草って、他にもいっぱいあるらしいです。ちょっと調べただけでこんなに ↓…。

シンジュサンの食草
ニガキ、キハダ、ゴンスイ、ネズミモチ、クロガネモチ、クヌギ、エゴノキ、クスノキ、クサギ、
エノキ、カラスザンショウ…

日本に自生していた木もたくさん含まれています。結構、好き嫌いなく何でも食べる蛾じゃないですか。
わざわざ、中国からニワウルシを持ち込まなくても良かったんじゃないんでしょうかねぇ?

ふるさと中国で、砂漠の緑化に利用されているという記事を読んだときだけは、大喜びしましたが、
砂漠ではない日本の 高速道路の道ばたや河原に大きな群落を作っているニワウルシ。
いくら木が好きな私でも、いや、木が好きだからこそ、こんなにお行儀の悪い木は好きになれない
ニワウルシ。今日も元気に成長中です。




ブログ内関連ページ:

2009/ 8/31付 「準備中の木の実」 アカメガシワの若い実
2010/ 4/30付 「隣町で見かけた木1」 ヤマウルシのつぼみ
2009/12/ 7付 「北向き斜面の橙色の葉」 ヤマウルシの紅葉
2009/11/11付 「ヤマウルシ」
2006/ 1/29付 「冬芽と葉痕」 ニワウルシ




posted by はもよう at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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