で来て、鉢植えのノブドウに 花が咲いたことに気づきました。お食事の邪魔しないように、少
し鉢を移動しました。ノブドウのお花の写真は後日アップしますね。あ、蜂は写ってないです。
記事の方は、お気に入りの観察ポイント隣町の 公園裏の「北向きの斜面」の花。前回、堅い
つぼみを見たホタルブクロが咲いていましたので、周りの夏草たちと一緒にご紹介します。

まずはご近所さんのヒヨドリバナ。ちょっと色の濃い若葉がチャームポイント。
夏らしい白い花まで もう少しです。
本日の主役、ホタルブクロは キキョウ科ホタルブクロ属。山野や丘陵に生える高さ40〜80cm
の多年草。山地に生えるヤマホタルブクロというそっくりさんもあり、この斜面には2種が隣り合
わせで群生しています。
前回、まだ堅いつぼみを見たときの写真は ↓ こちら。
2010/ 6/ 1付 「春から夏への道ばた」
その後の北向きの斜面では、どうなったかな? 今回は6/10に撮った写真をご紹介します。
まずは、ホタルブクロ。

ガク(萼)の所に 急に反り返る部分(副萼片)が付いているのがホタルブクロ。

白い矢印の所、ガク(萼)の一部が細くなって、花びらやガク(萼)の他の部分とは逆の、上に
向かって反り返っているんです。
こういうの、写真ではよく解りませんよね。
私も、図鑑やいろんな方のブログの写真を見てはてなマークで頭をいっぱいにしていたものです。
解りやすい写真は、過去記事の ↓ ここにありますが見てみてください。
2009/ 7/ 7付 「ホタルブクロの花」
まぁ、原物を見ればすぐに解ることなんですけれどね。(^^;)
お隣で咲いているのはヤマホタルブクロ。近所の公園にも咲いていた花です。
2010/ 6/10付 「池とその周りの住人たち」

色が白いかピンクかは、見分けポイントにはなりません。あくまでガク(萼)の形です。
ヤマホタルブクロには、反り返る部分(副萼片)がありません。

ポコンと出っ張っていますが、反り返ってはいないでしょう?こちらがヤマホタルブクロです。
私が見た範囲では、どちらに白い花が多いとか、日陰好きとか、そう言う違いは見あたりません
でした。
ただ、ほんの少しの差ですが、ヤマホタルブクロの方が花が咲くのが早いかなと思います。
6/10の時点でも、どちらの群落にもまだつぼみはどっさり。

そしてこの間、↓ 6/20に見に行ったときには、満開になっていました。

すごいでしょ、これ全部ホタルブクロですよ。こんな群落がいくつか点在しているんです。
なかなか良い景色でしょ。今年も堪能いたしました。来年もまた、ヨロシクお願いします。
いつも一方的にお世話になっている石川のミズアオイ先生の解説は興味深かったです。
毎回、感動ものなのですが、今回のホタルブクロについての記事も素晴らしいです。
特に、おしべとめしべのきめ細かい観察 ♪ お勧めです。
HP「石川の植物」内 ホタルブクロ
さて、6/10に撮って来た他の草花の様子もおまけに載せておきましょう。
こちらも夏の風物詩。

ホオズキ(鬼灯)ですよ。こんなお花が咲くんですよ。

地味だし、葉の陰にうつむいて咲くからあんまり見ないかもしれませんが、可愛いでしょ。
ナス科ホオズキ属の多年草。 朱色の実が実るまではこうしてひっそり咲いてます。
夏が楽しみなのはユリの花。オレンジ色のオニユリも。

白くてゴージャスなヤマユリも 準備中。

よく見ると ↑ 茎の先に…

つぼみが見えてます。
これからこのつぼみがどんどん大きくなって、真夏には、良い匂いのする大きなお花が
咲くんですよ。楽しみだなぁ。
2008/ 7/24付 「オニユリとヤマユリ」
秋の楽しみはヤマジノホトトギス。こちらも今はまだら模様の葉っぱを出して、せっせと
育っているところ。

出来ることなら、草刈り隊のおじさまたちに、これだけは刈らないでねと言いたいです…。
無理だけど。(^^A)
私に出来るのは、一本でも多く草刈りを免れてお花を咲かせて欲しいとお祈りすることだけ。
もう、神頼みしかないです。(>人<)お願いします。見逃してください。
ただ、緑一色に見える斜面にも、いろんなお花が準備中です。これからますます、暑くなる
のは辛いけれど、一年ぶりにあの花 ♪ この花 ♪ に会えると思うとわくわくします。
がんばれ!草むらのみんな。応援してるよ。(^▽^)ノ
ブログ内関連ページ:
ヒヨドリバナ
2008/ 6/20付 「「北向きの斜面」の夏支度」
2005/ 8/21付 「ヒヨドリバナ」
ホタルブクロ
2010/ 6/10付 「池とその周りの住人たち」
2010/ 6/ 1付 「春から夏への道ばた」
2009/ 7/18付 「ホタルブクロのつぼみと実」
2009/ 7/ 7付 「ホタルブクロの花」
ホオズキ
2008/10/ 9付 「野の豆と瓜とムカゴ」 実
2008/ 6/ 8付 「6月の道ばたの花」 花と基本情報
オニユリ
2009/ 7/16付 「盛夏の花」
2008/ 7/24付 「オニユリとヤマユリ」
2008/ 7/14付 「オニユリと忘れ草」
ヤマユリ
2009/ 7/12付 「ヤマユリ 開花」
2008/ 7/18付 「ヤマユリとヒヨドリバナ」
2007/ 7/21付 「ヤマユリ」
ヤマジノホトトギス
2007/ 9/29付 「ヤマジノホトトギス」
2006/ 9/29付 「ヤマジノホトトギス」
ホタルブクロの記事、読ませていただきました。
以前、ホタルの出る頃に咲くからとか、
そのホタルを入れるからホタルブクロというお花の名前の語源?は
聞いたことはありましたが、
ほんとに実験された方がおられたのですね。
思い描いていた通りの光景でした。
ありがとうございます。
べつに、逃げてもいいのだと思いますよ。
その辺りにあるものに入れてみようという感じでは。
みんながわたしのように適当ではないでしょうが。
お花の中で光るホタル幻想的ですね。
破れて光りがもれてくるのもまた美しいでしょう。
ホタルにとっては良い迷惑でしょうが。
ヤマジノホトトギスや草むらのお花たち、
うまく草刈をやり過ごしてほしいですね。
ミズアオイ先生の記事まで見ていただいてありがとうございます。
ね、ね、蛍の入ったホタルブクロ。実際にやって
見せていただけて、有り難いですよね。
先生も記事の最後の方でふれられていたように、
しっかり閉じこめなくても、十分楽しめるんだと思います。
いつか自分でも、試してみたいですけどね。(’o’ )
私はその他にも、いつ見てもしおれていて、
残骸にしか見えなかったおしべの
自家受粉を避ける工夫が解ったのも収穫でした。
本当に頼りになる先生なんです。(^v^*)
はい、草むらのお花たち、頑張って生き延びて欲しいです。(^^;)
ホタルブクロの自家受粉を防ぐ仕組みを写真つきの記事にしました。
何も知らずに撮っていたいろいろな写真を活用できました。
それにしてもミズアオイ先生の博識、実験精神には感服しますね。
はい、ミズアオイ先生の記事はすばらしいです。
ひろしさんの記事を読んでまねしてリンクしてみました。(^^;)
いつもいつも、勝手にお世話になってます。(^v^*)えへっ