んですよね。でも、途中、おおっ!って言う家人の声で起こされました。日本代表、初戦勝利!
おめでとうございます。まだ始まったばかりですが、ここのところ勝利から遠ざかっていたので
嬉しいです。次は週末 ♪ がんばれ、日本!
さて、記事の方は今を盛りと咲いている道ばたの可愛いお花をご紹介。

お仲間がいろいろあるカタバミと、綺麗な雑草キキョウソウです。
カタバミ科カタバミ属の多年草。ちょっと横着してwikiを開いたら、あらま、別名がどっさり
あるんですね。
『中国では「三葉酸草」「老鴨嘴」「酸味草」「満天星」などの別名がある。
日本の地方名には「かがみぐさ」「すいば」「しょっぱぐさ」「すずめぐさ」「ねこあし」
「もんかたばみ」などがあり、『日本方言大辞典』には180種以上が記録されている。』
もひとつ、
『全草は酢漿草(サクショウソウ)という生薬名であり、消炎、解毒、下痢止めなどの作用が
あるとされる。』
さすが、どこにでもある雑草。(^^A) っていうか、薬草でもあったんですね。へぇ。
学名をカタカナ読みすると「オキザリス」。こちらは園芸店で良く聞く名前です。
いろんなタイプの園芸植物「オキザリス何とか」がたくさん売られてもいます。カタバミの
仲間、日本でぐんぐん増殖中です。
ちょっと、道ばたで簡単に見られる花を集めてみました。
冒頭の写真、黄色くて小さいのはカタバミ、大きくてピンクなのはムラサキカタバミです。
赤い葉っぱのアカカタバミもありますが、色ちがいという以外、小さいカタバミと同じもの
らしいです。
2006/ 6/ 5付 「夏の道ばたの草」 アカカタバミ
普通は道ばたや庭の隅で地面に這い広がっているが多いカタバミですが、草むらにはこんなに
背高のっぽの
カタバミもいます。

タチカタバミとして紹介しているページも散見されますが、最近、カタバミもタチカタバミも
同じ草の 形態が違うものという記事も見かけるようになりました。
素人の私が言うのもなんですが、実際の草を見ていると、その説明の方が納得いきます。
他にも、草むらにはいろんな草の 無理矢理 背伸びバージョンがあふれていますもの。
カタバミが、例外でないのは納得です。
それにしても必要とあれば30cm、いや50cmくらいまでは背伸びしますよ、カタバミさん。
根性あるなぁ。
でも、必要がないのに、近くに他の草がないところで、不自然な背伸びをしているカタバミが
いて、それは新しい帰化植物として最近、紹介されるようになりました。
私の図鑑には載っていません。
もう、いろんな名前が出払っちゃったからなのかな? 新しい草の名前は、一風変わった
「オッタチカタバミ」と言うそうです。

地面を這うものとも、葉が赤いものとも、草むらで背伸びするものとも違う、ぶっとい茎で
立ち上がり、四方に葉っぱを広げます。
好んで生える場所も、他の草の生えないような乾いた道ばた、アスファルトやコンクリートの
近くが多いです。
もちろん、普通のカタバミと隣り合わせることもありますが、必要がないのに背伸びして
います。この草がもともと生えていた場所って、どんな環境だったのかな? ちょっと
気になる草姿です。
それから、今回は写真がありませんが、都内にあるわが実家の周りでは、大きな黄色い花の
カタバミの仲間が…たぶん、園芸植物「オキザリス・何とか」が花だんから逃げ出して
野生化しています。
都会の街路樹の下で やけに元気な黄色い花を見かけたら、それはオオキバナカタバミかも
しれません。ただいまW杯に沸く、南アフリカがふるさとの植物です。
以上が黄色い花のカタバミで、はい、こちらからは、紫の花。
はい、こちらが、ムラサキカタバミです。

カタバミ科カタバミ属の多年草。南アメリカ原産の帰化植物。日本に来たのは江戸時代。
来たばっかりの頃は観賞用だったのに、今ではすっかり道ばたの草です。
タネは出来ずに鱗茎で殖えるんですって。
水彩画のような色合い、綺麗ですよねぇ。
こちらは、そっくりさんのイモカタバミ。
同じ南アメリカ原産の帰化植物ですが、日本に来たのはずっと後みたいです。

葉っぱも葉の形もそっくりですが、こちらの方が地中の根っこのお芋っぷりが立派なんですね。
お花を見ると、中心部分の色が違うのですぐ解ります。やっぱり花だんより、道ばた暮らしの
方が性にあっているみたいです。
ムラサキカタバミが水彩画風の優しい印象だったのに比べて、こちらはパンチの効いた色あわせ。
花の中心の色が濃く、おしべのヤクが黄色いのが特徴です。
カタバミにもいろいろあるんですね。それにしても、あんまり花だんから逃げ出さないで
いただけると嬉しいなぁ。
2008/ 6/11付 「カタバミにもいろいろ」
さて、こちらはいつの間にか、身近に殖えている綺麗な雑草、キキョウソウ。園芸種かと思いますよね。
キキョウ科キキョウソウ属、北米原産の一年草。別名は葉っぱの形や付き方からダンダンギキョウ。

初めて見かけた頃は、花が咲く季節が楽しみだったけれど、最近は、こんな所にまで?とあきれる
ほど数を殖やしています。でもまぁ、綺麗だからいいっか。←結局それ?
2006/ 5/24付 「キキョウソウ」
これ、5月のキキョウソウです。まだ葉っぱが出たばかりでお花は咲いてない頃。

丸い葉っぱが茎に刺さっているように付いていますね。さすが 段々桔梗(ダンダンギキョウ)。
見えているのはつぼみではなく、閉鎖花です。

タネが完成すると、ロールカーテンを巻き上げるように蓋が開いてタネが散ります。
自分のコピーの入ったタネをたくさん出来上がった6月頃、茎のてっぺんに1つか2つの小さい
けれど桔梗によく似たお花を咲かせます。
おしべが先に熟して花粉を出してから、めしべの先が遅れて開くところまで、桔梗の花と同じ
しくみのお花です。ええ、キキョウ科ですからね。

他の草を押しのけるほど図々しくもありませんし、殺風景な植え込みの端っこで手入れしなくても、
ただで 綺麗なお花を見せてくれるんですから、良いのかな。都会にいる限りは、可愛い雑草です、
キキョウソウ。

最近、ヒナキキョウソウという葉っぱのちっちゃな、乾燥に耐えるそっくりさんも上陸して、
あっちこっちで咲いているようです。私は去年見かけて記事にしています。
2009/ 5/27付 「ヒナキキョウソウとキキョウソウ」
今年、同じ場所に行きましたが、見かけませんでした。あんまり乾燥していないところにうっかり
芽を出しちゃったから、今年はもう消えちゃったのかな?
ブログ内関連ベージ:
カタバミ
2010/ 2/26付 「動き出した道ばたの草」
2008/ 6/11付 「カタバミにもいろいろ」
2006/ 6/ 5付 「夏の道ばたの草」 アカカタバミ
キキョウソウ
2009/ 5/27付 「ヒナキキョウソウとキキョウソウ」
2008/ 6/ 8付 「6月の道ばたの花」
2006/ 5/24付 「キキョウソウ」