2010年06月13日

初夏の草の穂

今日も子どもたちはそれぞれの用事でお出かけ。取り残された私たちも、ちょこっと離れた巨大
ショッピング・モールをのぞきに行ってきました。大きすぎて、回りきれないとかそう言う前に、
自分が何を見ているのか把握できないくらいの 商品の洪水!でした。何度か通って、目が慣れ
たら、買うものを考えたいです。(^v^*)

途中、綺麗に実った麦の畑が目に止まりました。秋に蒔いて冬を越し、麦が実るのは初夏のこの
時期なんですね。ついでに‘道ばたの麦秋’と称してイネ科の雑草を特集したことを思い出しま
した。

10_0613_kusamura.jpg

最近ちょっと特集を組むまでの時間が取れませんが、目に付いたものをざっとご紹介してみます。





道ばたの草むらで、ペタンコの実をモビールのようにゆらゆらさせているのがイヌムギの仲間。
イネ科スズメノチャヒキ属、南アメリカ原産の帰化植物。

10_0613_inumugi1.jpg

イネ科の草の説明は、用語も特殊でややこしいので、詳しく知りたい方のみ、過去記事をご覧
下さい。↓

2007/ 6/ 5付 「ノゲイヌムギ」 

10_0613_inumugi2.jpg

実の先に堅い毛のような のぎ(芒)が付いているので、たぶん、ノゲイヌムギです



次はカラスムギ。カラスムギはイネ科カラスムギ属、ヨーロッパ原産の1〜2年草。
過去記事でご紹介しましたが、栽培種の畑からの逃げ出し組と、改良前の野生種とが 身近な
道ばたで風に揺れていました。

2007/ 6/ 6付 「カラスムギ」 

10_0613_karasu_m1.jpg

これは過去記事に元栽培種としてご紹介した株です。

10_0613_karasu_m2.jpg

実のカラが丸めで、のぎ(芒)とよばれる 堅い毛がすんなりまっすぐな点が特徴です。
若い実の緑色、熟した実の白いカラのコントラストが綺麗です。ドライフラワーとしてどこかに
飾っておきたいような美しさです。



細い茎に互い違いに実が付いているのはイネ科ドクムギ属の2年草 ネズミムギの仲間です。

2007/ 6/ 7付 「ネズミムギ」 

10_0613_nezumi_mugi.jpg

ホソムギと共に明治時代に優秀な牧草として取り入れられたそうです。後に、道ばたの緑化用に
あちこちの蒔かれているうち、両種は入り交じり、交雑しちゃったみたいです。これは…
たぶんネズミムギだと思いますが、違っていたらごめんなさい。



そしてこちらは 今回 初登場、オーチャードグラスです。
イネ科カモガヤ属、北米原産の多年草。和名はカモガヤ(鴨茅)、キヌイトソウ(絹糸草)。

10_0613_orchard_grass1.jpg

チモシー・グラスと共に 世界的に有名な牧草なんですって。そっちは見たこと無いけれど、
オーチャード・グラスなら、公園や空き地にちょこちょこ穂を立てています。

枝分かれした細い茎に こちゃこちゃっとした穂をたくさんつけた 特徴的な草です。
あんまり群生はしないんですけれど、穂に特徴があるのですぐに解ります。

10_0613_orchard_grass2.jpg

近づいてよく見ると、他のイネ科の草と同じような形のお花が咲いています。



公園の植え込み、道路の緑地帯にこの時期、動物のしっぽみたいな銀色の穂が並びます。
一列に並んで 風に揺れてキラキラ。とっても綺麗で目立ちます。

2007/ 6/30付 「チガヤ」 

10_0613_tigaya1.jpg

これがチガヤ。神話に年中行事、子どもの遊びにと、人との関わり合いの大変深い草です。
詳しくは過去記事を見てくださいね。(^v^;)

10_0613_tigaya2.jpg

光を弾く銀の穂は 近づいてみると紫色のめしべの柱頭、茶色いおしべのヤク(葯)を出して、
タネが熟すとほうけて風に散ります。



似たものが多くて、図鑑の説明が難しくて、写真見ても解るような解らないようなイネ科の草。
誰かに聞こうにも写真にも撮りにくくて、そして、やっと解った見分けポイントが、虫眼鏡が
無いと見えないほど微細だったりして、とにかく名前調べが難しいんです。

それでも、気になっちゃう道ばたのイネ科。少しずつでも名前を覚えて、身近に感じたいと
思います。



本日のおまけ画像は、草の穂ばっかりだったからお花の写真も貼っておきます。

10_0613_butana.jpg

あ、でも、主役は綿毛かな? 春からずっと咲いているブタナです。
綺麗だな。(^m^)







ブログ内関連ページ:

穂になる草

2009/10/ 3付 「ススキの花」
2009/ 9/28付 「草の穂 キラキラ」

2009/ 7/21付 「ヒメガマ」
2009/ 3/11付 「ヒメカンスゲなど…」

2008/10/11付 「秋の穂になる草」 アゼガヤ?、コブナグサ、アシボソ?

2008/ 3/ 8付 「ヒメカンスゲ」
2008/ 1/ 8付 「秋の名残と春の兆し」 メリケンカルカヤの綿毛

2007/10/ 7付 「草の穂 いろいろ」 ススキ、イヌビエ?、カヤツリグサ?、ネズミノオ?、チカラシバ、カゼクサ、エノコログサの仲間
2007/ 9/23付 「お彼岸の頃の公園」 メリケンカルカヤの花

2007/ 6/30付 「チガヤ」 
2007/ 6/22付 「芝の花」 シバとギョウギシバ
2007/ 6/ 9付 「スズメノチャヒキ」 
2007/ 6/ 8付 「カモジグサ」 
2007/ 6/ 7付 「ネズミムギ」 
2007/ 6/ 6付 「カラスムギ」 
2007/ 6/ 5付 「ノゲイヌムギ」 

2006/ 3/18付 「ヒメカンスゲ」 

2005/10/26付 「メリケンカルカヤ」 
2005/10/ 6付 「ヒメクグ、ヒンジガヤツリ」 
2005/ 9/ 6付 「チヂミザサ」 


草の穂と水玉

2008/10/ 1付 「水玉さんぽ」
2007/ 9/24付 「霧雨の後」
2006/ 5/11付 「雨さんぽ」 
2005/10/ 6付 「雨続き」





posted by はもよう at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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