渋谷は吹雪です…なんて、耳を疑う言葉が聞こえてきました。40年以上ぶりですって。
家や車の屋根にうっすらと雪が残っていた早朝から、雨の午前中を経て、お昼には急に日が
さしました。もぉ、変なお天気で困っちゃいますねぇ。
昨夜は、私たち夫婦がコンサートを見に行って雨の都心で凍えて、今日は娘が、明日は息子が、
一泊の新入生研修合宿に出掛けるというのに、たった2日で冬と春を行き来するようなお天
気。計画していたときにはこんなことになるなんて想像もしていませんでした。もう、どう
なっちゃうんでしょう。
さて、写真の方は春爛漫 ♪ 4/10いつもおさんぽしている公園の満開のソメイヨシノです。

一週間前はこうだったのにねぇ…。満開から花吹雪へ。桜の様子を順を追ってご紹介します。
公園のソメイヨシノはこの日が満開でしたね。お天気も良くて青空が綺麗でした。
梅が咲いていたときにも記事に書きましたが、梅、桃と、桜は咲き方が違うんですよ。

満開のソメイヨシノ。ひとつの冬芽から柄の長い花がいくつも出て花を開くから、枝に
いくつもの丸いものが付いているように見えるんですよ。
お花のボールがふわふわと風に弾んでいる感じ。これが、桜の花の咲き方です。
枝に直接 毛糸を巻いたような梅や桃の咲き方とは違う点です。
こちらは隣町の公園、ちょっと曇っていた4/5の雑木林の桜です。

ソメイヨシノの晴れやかさはないけれど、雑木林の桜には山桜系が多く、花の咲く時期、
色合いが木によって様々。そこが良いんですよねぇ。
次は、そこそこ晴れていた4/8。娘と自転車でちょっと離れた場所のショッピングモールへ。
市街地にある我が家から少し離れると のどかな景色が広がります。

畑のそばには、薪採り場を兼ねた雑木林。今、美しい芽吹き時です。
手前は畑。奥の雑木林は銀緑色のコナラ、黄色いクヌギに混じって桜も咲いています。

こんな景色を眺めながらのサイクリング。気持ちよかったですよ。
そんなこんなの桜を楽しんでいるうち、一足早くソメイヨシノの散るときが来ました。
うちの近所は、本当に桜が多いんですよ。ソメイヨシノが一斉に散り出すと、一日中、空気の
うち何%かは桜の花びらなんじゃないかという密度で、花びらが舞います。
散る花は私の腕とカメラでは、なかなか写真には捉えられませんので、散った方をご紹介。

駐車場の端っこに散り敷く花びら 4/13の写真です。
惜しげもなく散る花びら、あっちにもこっちにも雪のように積もっています。
今年は初めて、花びらを集めて遊ぶ女の子を見かけました。集めても、持って帰っても、
あっという間に枯れてゴミになってしまうのに、集めたくなるような美しさ。

web検索していると、風に舞うのを「飛花」、水に浮いたのを「花筏」、散った花びらを「花屑」
なんて表す季語があるそうです。
桜の花の表情の微細な移り変わりまでを見つめてきた 人々の思いが伝わります。
日本人って本当に、桜が好きなんですねぇ。
花びらが散ると、ガク(萼)とおしべめしべが木に残ります。ほら、こんな風。

ほんの一日か二日の間ですが、それまで白っぽかった木が急に赤っぽくなっちゃうんですよね。
木の下に散り敷くものも、花びらからしべになりますが、その表情まで「桜蘂(しべ)降る」と
いう季語で表すそうです。
花びらが散っている間はまだ、人の目をひきますが、しべが散るところまでは見ていないかなと
思ったけれど、ちゃんと季語が用意されているのに驚きました。
しべが散り終わったら若葉が開いて…

あっという間に夏の季語「葉桜」へと移っています。
春は、生活のパターンが変わったりして、何かと新ただしくしているので、満開の桜から葉桜
まで、眺めていることは出来ませんでしたが、今は近くに桜の木が多いので、贅沢に見せて
いただいています。
ソメイヨシノは散ってしまいましたが、桜のシーズンはまだまだ続きます。昨日、出掛けた都心
では八重桜が咲き始めていました。うちの近所の八重桜はもう少し先になりそうです。
記録的な低温傾向の春ですが、いろんな桜を楽しめると良いですね。
こちらは、4/8のサクラの少し前ぐらいでしょうか。
散り始めていますが、もう少しお花がのこっているかなぁ
今年はやっと満開かというところで、
雨が続いて、ゆっくりお花を眺められませんでした。
満開前のサクラは雨に強いといいますが、
3日雨が続くと、やはりすこしずつでも持っていかれて、
見ていてかわいそうでした。
空気のうち何%かは桜の花びらなんじゃないかという密度≠ニいう表現、
すてきですねぇ
桜吹雪が目に浮かびましたよぉ
あ、ブリさんちの方は、まだかろうじて満開ですかね。
桜は散り始めたら早いですけど、少しでも長く
綺麗な姿が長くなってくれると良いですね。
今日もまた、吹雪いてましたよ、花びら。
本当に近所に桜が多いんですよ。
お褒めにあずかり恐縮です。(^^;)
オオシマザクラと思われる木を何本か観察していると、ボール状になるのが極端な木と、さほどでもない木があって、どこに違いがあるのか、種類が違うのかと、悩んでおります。
枝振りも影響するのかな、という気がいたします。
ボール状になるということは、枝の先にたっぷりお花が付くと言うこと。
たぶんですけれど、よく育って木の勢いが一番良いときに
この咲き方になるんじゃないかなと思っています。
勢いが少なくて、枝先の花付きが悪ければボール状には
ならないですものね。
たしかにボール状になる木は、見た目にも花付きがよく、勢いを感じます。
私も しばらく考えちゃいましたよ。ボール状になるのとならないのの違い。
勢いですよね、たぶん。←(^^;)