用事が重なっておさんぽには行かれませんでした。早めに咲いた桜はそろそろ散り終わり、
一日中桜吹雪が舞っていました。うちの近所はそんなのどかなお天気でしたが、北日本の
方は荒れたそうです。このあともまだお天気が落ち着かず、気温の乱高下も続くそう。
どちら様もご油断めさらぬよう、お願いします。
そんなわけでまたまたストック写真から、今日はいろんな新芽をご紹介します。

まずは、元気な笑顔付き、クワの芽です。ひとつの冬芽からたくさんの葉っぱが出てきそう。
その昔、養蚕が盛んだった頃に、畑に植えられていた桑の木の末裔だと思います。
長く、ヤマグワだと思ってきました。うちの近所では、雑草並みの繁殖力でこの木が芽生え、
勝手に大きく育っています。道ばたの木は、何度も無造作に刈られて、こんな姿になっても
しぶとく生き残っています。

高い方に枝には ツブツブしたものを抱えている芽もあります。
たぶん花の芽でしょうね。

桜が散るとすぐに、桑は地味な花を咲かせます。派手に花が付くのはたいていおばなしか咲か
ない木。あとでどっさり実がなるのはめばなしか咲かない木と、たまにある両方咲いちゃう木。
夏を待たずに実がなって、里山の子どもら全員の口をまっ黒に染めてもまだ余るほど実ります。
桑の実は「どどめ」と呼ばれて、果汁が、黒く見えるほど色の濃い赤なので、内緒で食べても
すぐにばれちゃうのだそうです。
その実に、めしべの(柱頭)あとの毛のようなものが残っているのが「ヤマグワ」、
無いのが「マグワ」という記事をどこかで見かけて、近所の桑の実を調べてみたら、ほぼ、
つるんと何も付いていない実でした。たぶん…たぶんですが、マグワの木です。(^v^;)
公園で花開き始めたのはライラック。別名はリラで、和名はムラサキハシドイ。

綺麗な花です。紫が先で、あとで白い花も咲きます。また、撮りに行きたいです。
2010/ 4/ 7付 「ライラックのつぼみなど」
かわって、隣町の公園の 裏に咲いているのは、ニワトコです。
2010/ 3/31付 「今年の芽吹き2」

こちらは野の花。いち早く、泡立つように咲いて、最速で実ります。

花が咲いてすぐに熟す実もあるんだって、こうして木の名前調べをするようになって初めて
気づきました。考えてみれば、木の実がどれも 秋まで熟してくれなかったら、みんな、
食べるものに困っておなかすいちゃうものね。(^v^*)
ニワトコに、冒頭でご紹介した桑の実も、花のあとすぐに、夏を待たずに熟す実です。
そう言えば、桜も、そうですね。
花が終わるそばから実が膨らんで、あっという間に色付きます。みんなに食べてタネを蒔いて
もらうために実るんですからね、写真に撮りたい方、お味見したい方はご注意下さいね。
鳥さん、虫さん、みんな待っているんです。うっかりしていると、売り切れちゃうかもしれま
せんよ。(^v^)
芽吹いてすぐの姿をご紹介した木々の芽も、どんどん大きくなっています。
2010/ 3/30付 「今年の芽吹き1」
ミズキも、

コアジサイも、

オトコヨウゾメも、

お花を咲かせる準備を着々と進めています。
どのお花も可愛くて素敵ですよ。また会える日が楽しみだなぁ。
ケヤキも、

リョウブも、

動き出しました。
ケヤキの花は地味だけれど、葉の伸びきる前に咲き始めます。リョウブの白い花の穂が目立つ
ようになるのは、梅雨の最中かな?
本格的な春ですねぇ。ずっと枯れ草と枝だけの木が並んでいた景色にみずみずしい緑色が
戻ってきます。嬉しいなぁ。今年もよろしくねぇ。(^v^)
ブログ内関連ページ:
2010/ 3/30付 「今年の芽吹き1」
2010/ 3/31付 「今年の芽吹き2」
2010/ 4/ 7付 「ライラックのつぼみなど」
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