2006年03月08日

コナラとクヌギの冬芽

今日はいいお天気。
家の仕事はちゃちゃっとやっつけて、またまた、隣町の公園まで行ってきました。
で、その時の見つけものは、またあとで記事にするとして、
3/3のおさんぽで撮ってきた写真の最後の記事をアップします。

今年の冬は、冬芽だの 枝振りだので ずいぶん楽しませてもらいました。
で、今度はどんぐりブラザースの冬芽と枝振りの観察などをしてみようと思います。

最初は コナラ。
とんがり屋根にうろこのような赤い瓦。ハイカラな洋風建築みたいです。

06_0308_konara1.jpg



コレが枝先の芽です。
難しい言葉で言うと、
赤い芽鱗におおわれた芽で、頂芽の周りに側芽が集まって付く…っていう姿です。

HPでもご紹介したように、芽を吹くときのコナラは、
傘をたたんだ時の形に 葉を開くんですよ。

新緑の頃、すっかり開いた青葉を見に行くと、
枝先に 花が咲いたような形に葉を付けているのに気づきます。

その 枝先の表情の元が、ここにあるんですね。
狭いところから同じような葉が 一斉に出るから、
ぐるりと輪を描いて、傘のような、花のような形に葉が開くんです。



もう一つは、この枝の出方。

06_0308_konara2.jpg

先日、ジグザグになる互生や ふたつずつ向き合う対生を見てきましたが、
こちらは、同じ所から 四方八方に枝を出しながら 立ち上がる…
いわば円錐型。

06_0308_konara3.jpg

きれ〜いに揃っていたトウカエデよりは、おおざっぱですが、
塔を建てていくような枝の出方です。




さて、では どんぐりブラザースのもう一方、クヌギはどうでしょう。

06_0308_kunugi1.jpg

まずは冬芽のアップ。
毛深いですねぇ。枝先のてっぺんでは 芽がふたつだけ並んでます。
をを!それに、4個目の 形の違うのは1年目どんぐりですよ。
去年のあきは不作でしたが、今年は豊作に恵まれそうですよ。

06_0308_kunugi2.jpg

枝振りを見てみると、コナラの時と同じ作りの枝があります。



ちょうど隣りにソメイヨシノが並んでいたので、枝振りを比べてみましょう。
まずは真下から見上げてみた図。

06_0308_kunugi3.jpg

全体的に細いのがソメイヨシノ、太いのがクヌギです。
画面、右下の方に、平面的に広がる桜の枝と、
立体的に立ち上がっていくクヌギの枝の 典型的な姿が写っています。
現物を見たときには、その様子がよく観察できて面白かったのですが、
…残念。この写真だと遠近感が出なくて、よく解りません。


同じ枝を、横から写してみましょう。

06_0308_kunugi4.jpg

画面 左から上へ向かって 立ち上がっていくのはクヌギ。
右下の方から出てそのまま横に 平べったく伸びていくのはソメイヨシノです。



クヌギは長いおばなの穂をたらして、花粉を風で運んでもらわなければならない風媒花。
風が良く吹く 高いところへ、いち早く枝先をのばさなくてはなりません。

ソメイヨシノは虫媒花。蜜もろくに出さないけれど、花粉は虫たちが運んでくれます。
ことさら風に吹かれる事にこだわる必要はありません。
それよりも、ソメイヨシノはお日様が大好きな木。
葉っぱを全部 空に向けて広げて、お日様の光を 余すことなく受け止めたいタイプ。
横へ横へと広がっていくので、
古木になると、枝が地面に付いてしまう様な樹形になりがちです。

コナラも風媒花です。
そう思ってもう一度見直してみると、
なるほど木の枝って、必要に応じた形に伸びていくんだなぁ〜って感心します。
(もちろん、上に向かって伸びる桜の枝もありますけどね。)



はじめに形有りき…じゃなくて、必要に応じているうちにそれぞれの形になっていった。
当たり前のことなんだけれど、自分で確かめてみると、なるほどなぁ〜なんて、
改めて感心したりします。



サイト内関連ページ:
おなじみの木>町の木>ソメイヨシノについて

おなじみの木>山の木>コナラについて
おなじみの木>山の木>クヌギについて


posted by はもよう at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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