
カタクリについて取り上げた3/6の記事の参考に、過去日記を引用しておきます。
2004年4月2日と
2005年4月8日の日記より
たいしたことは書いてないですが、3/6の記事を読んで興味がわいた方だけ↓どうぞ。
*****2004/4/2の日記より*****

今日は、家事の合間を縫って、ちょこっと写真を撮りに行ってきました。
自転車で行かれるくらいの所に、カタクリの群生地があるんです。
観光地になるほど大規模ではありませんが、地元の人たちが大切に保護していますし、
地元ファンの間では知られた場所で、
桜が咲く頃になると、カメラ片手に訪れる人でにぎわいます。
遠い山の中に行かなければ見られないと思っていた花が、
身近に咲いてるなんてとっても幸せな事です。
カタクリはその昔、根っこ(りん茎)から片栗粉を取ったといわれていますが、
今の片栗粉はほとんどジャガイモのデンプンから作られています。
紫の花をつけるカタクリは、絶滅しかねないほど数が減っているんです。
写真には写っていませんが、
地面には淡い緑の大きな葉が二つ向き合ってついていて、
その葉には、たいてい紫の斑点があります。
その様を仔鹿の背の模様になぞらえて"片葉鹿の子"と呼んだとか、
果実を 栗のイガの中にある実になぞらえて"片栗"と呼んだとか、
古くはカタカゴ(傾籠)といい、傾いた籠にみたてたものだとか、
なにぶん、万葉に昔からなじみの深い花なので、
ウェブ上をちょっとお散歩しただけでも、いろんな説に出会いました。
どれが本当なんでしょう??? なんて考えるのも楽しいですね(微笑)。
種にはアリが好む物質が付いていて、アリに運んでもらって仲間を増やします。
アリさん達が、そうとは知らずに地面に撒いた種は、
一年目の細い葉から 徐々に大きくなっていって、7〜8年もかけて、
やっと花を咲かせます。
春先、頭上の落葉樹達が葉を茂らす前に花を咲かせ、木の葉が茂る頃になると
休眠してしまいます。
明るいところが好きだけれど、夏の暑さには弱かったり、湿り加減にも好みがあったり、
気に入って生え茂る場所が限られているそうです。
根(りん茎)から片栗粉を取るばかりでなく、若い葉とつぼみも食用になります。
苦みもえぐみもなくてとっても美味しいんですけど
(数年前、自然食のお店で野菜として売ってました(^〜^)、
食べちゃダメですよ。貴重な物なんだから(笑)。
とってもきれいなカタクリの花。いつまでも楽しめるといいなと思います。
*****2005/4/8の日記より*****

子ども達が学校へ行っているすきに、ちょっと離れた公園へ
写真を撮りに出かけました。
去年(4/2)も行った カタクリの花の群生地の近くです。
今年もいっぱい咲いていました。
踏み荒らされないように張られたロープの外側からですからねぇ、
写真にとれる株は 去年と同じものに限られちゃうんですけれど、
今回は少し下の方からねらって、花の内側をのぞき込むように撮ってみました。
意外な模様が付いているんですが、解りますかしら?
そういえば、4/5の朝日新聞のコラム「折々の花」で
外国には黄色い花の「キバナカタクリ」っていう花があるって紹介されていました。
へえ〜っと思った翌日、近所の花屋さんに
黄花カタクリの苗が売られていて2度びっくりしたんですけど、
最近できた園芸種ではなく、
アメリカ東部を中心に分布する原種なんですって。
写真も載っていましたが、
黄色い花びらから赤いしべがのぞいていて、きれいでしたよ。
ところ変われば何とやら…ですね。
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