気温も上がりませんでした。残念です。今日は用事のついでに、隣町の公園裏の
お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」をちょっとだけのぞいてきました。
お花は1つも咲いてなくて今日の写真は地味なんですが、小さな春を見つけてきま
した。

最初の写真はコモチマンネングサ。
細かいけれど、良く殖えるマンネングサ科の一員です。
昨日、テレビで、今年は12月に暖かかったから、うっかり芽を出したフキノトウが
枯れている…という話を見て、そう言えば、「北向きの斜面」のフキノトウはどうした
ろうと思ったのがそもそもの動機だったのですが、
行ってみたらば、意外や意外、カタクリがまず、葉っぱを広げていました。

うわっ、早くないですか?
斜面にもほら、こんなにいっぱい。

ここは、毎年見に来ているカタクリの保護地ですが、過去記事を見直しても、2月に
葉っぱが開いていた年は覚えていません。
2009/ 3/ 9付 「カタクリのつぼみ」
やっぱり…冬の初めが暖かかったせいで、野草の芽生えが早いのかなぁ?
辺りを見回すと、

↑ ムラサキケマンも…
↓ ミチタネツケバナ(たぶん)も

葉っぱを広げて臨戦態勢。
いつもでも寒いなぁと思っていましたが、案外、地面の中は暖まっていたのかなぁ?
この前の雪も、地面に触れると溶けちゃっていたし…。
「北向きの斜面」と言えば…なのがユキノシタ。

毛深い葉っぱがじゅうたんのようにびっしり広がっています。可愛いなぁ。
あ、瑠璃唐草もね。(こちらも無粋な通称は使わないんです。)

日差しが出なくてお花は閉じていましたが、葉っぱがびっしり広がっています。
それで、フキノトウはどうだったかと言いますと、

こんな感じでした。
土の中からころんとした姿で 顔を出していましたが、よく見ると、一度、手のひら
サイズに開いた葉っぱが、枯れてくっついています。
斜面の下の方で枯れた始めた葉っぱも見つけました。

今年のフキは、うっかり暖冬だと思って葉っぱを展開した直後に、雪だの寒気だのに
当たって、葉っぱが枯れちゃったみたいです。
まだ、お花は咲かせなかったのは、逆にラッキーだったのかもしれません。
葉っぱ一枚くらいのダメージで済んだんですから。
いつものフキノトウと、若干、形は違うかもしれないけれど、これからお花が見られ…
るといいな(^^A)。 たいてい、誰かが刈り取って行っちゃうんですけどね。
ちなみに、つくしんぼも探しましたが、こちらはまだ、見つかっていません。
う〜ん、今年の春、早いんだか遅いんだか。まだ、結論は出ないですね。(^v^*)
ブログ内関連ページ:
「北向き斜面」の花
2008/ 4/16付 「「北向きの斜面」の春の花」 ニリンソウとムラサキケマンの花
2008/ 4/ 7付 「ニリンソウなど」
2007/ 4/24付 「カタクリの花が終わって」
2007/ 4/10付 「北向き斜面の花」
カタクリ
2009/ 4/ 9付 「「北向きの斜面」の春の花'09 その2」
2009/ 3/27付 「カタクリの花」
2009/ 3/24付 「カタクリ 開花」
2009/ 3/ 9付 「カタクリのつぼみ」
2008/ 3/28付 「カタクリの花」
2008/ 3/ 7付 「カタクリの葉」
2007/ 3/17付 「カタクリなど」
2006/ 4/ 7付 「カタクリ まとめ」
2006/ 3/23付 「カタクリの開花」
2006/ 3/13付 「カタクリのつぼみ」
2006/ 3/13付 「カタクリの葉」
2006/ 3/ 5付 「カタクリ(過去日記の引用)」
2006/ 3/ 5付 「春の妖精」
まだかな、まだかな、と何度も見に行くと冬芽は堅いし、開花は遅いし…。
ところがある日突然、辺りの植物が一斉に動き始め、春めいてくる…。昨年あたりから、そんな感じを抱いています。
あぁ、そうですよね。
まだかなと思っているうちは、芽も堅いままだけれど、
ある日突然、春が動き出すんですよね。
今年はいつになるのかな? 楽しみです。