2010年01月24日

カイヅカイブキ

今日も良く晴れました、うちの方。本来なら、今日もお勉強していなくてはならない
はずの息子ですが、小学生の頃、熱心に取り組んでいた競技の 大会があると聞いて、
当時の仲間と観戦に行っちゃいました。やれやれ、息抜きできたら、また頑張ってね。

さて、記事の方です。ここのところ公園の針葉樹を立て続けにご紹介しています。
ついでなので、全部ご紹介しちゃうシリーズの11種類め。

10_0124_kaizuka_ibuki1.jpg

今日は、どこの公園にも良く植えられている針葉樹。いつもおさんぽしている公園にも
あるんです。ね、見たことあるでしょ。これ、カイヅカイブキというらしいです。






カイヅカイブキというのは、ヒノキ科ビャクシン属の常緑高木。

イブキ(伊吹、別名:ビャクシン)の変種で、刈り込みや乾燥に強く育てやすいことから、
公園や庭、道路沿いの植栽などにたくさん利用されている園芸植物です。
ちなみに、カイヅカは「貝塚」と書くらしいのですが、由来は分かりませんでした。


枝の先が斜めによじれながら、三角の樹形を形作っている木、ご近所にありますでしょ?

10_0124_kaizuka_ibuki2.jpg

校庭の端とか、市役所の前とか、マンションの入り口とかに、ねぇ。あれですよ。
この木も、公園と学校の境目に教室を目隠しするように植えられています。

公共の施設回りに多いと、ついつい、苗の値段が安いのかな?とか、手入れの費用が
安上がりなのかな?なんて、邪推してしまいます。(^m^)ふふっ。



自然樹形は、炎が燃え上がる形 らしいですが、上手に刈り込めば、いろんな形に仕立て
られるんですって。植木屋さんの腕の見せ所ですね。
いつも一方的にお世話になっている波田先生のページには、いろんな姿のカイヅカイブキの
写真が出ていて、あれもこれも見たことあるわ、わぁ、みんな、カイヅカイブキだったん
だぁ!と驚きました。

岡山理科大の波田先生のページ→「カイヅカイブキ、表紙」
               「カイヅカイブキ、庭木」

ただ、梨畑のそばに植えるのは、赤星病の病原菌を媒介しちゃうので、ダメだそうです。


こちらは、幹です。

10_0124_kaizuka_ibuki3.jpg

葉っぱのない枝は、そのまま枯れてしまうらしくて、幹の近くには枯れ枝がたくさん
ありました。
まめな植木屋さんなら枯れた枝は取り除いて、少し、風の通りが良いように調整するもの
らしいです。まぁ、公園の木なので、その辺は出来る範囲でと言うことになりますねぇ。


web検索なら手入れのしかたもすぐに解りますでしょ。
葉っぱの刈り込みに はさみは禁物、手でつみ取りなさいって。あら、大変そう。

でも、もしも、この先、カイヅカイブキのとっても綺麗な生け垣とか、庭木なんかを見
たら、あぁ、きっと、丁寧に手入れして居るんだろうなぁと、鑑賞する姿勢にも深みが
出ようというものですよ。(^O^)ねぇ。



葉っぱはこんな細長い感じ。枝の先がつんととがって見えるように葉っぱが付いてます。

10_0124_kaizuka_ibuki4.jpg

もっと近づいて見るとこんな葉っぱです。

10_0124_kaizuka_ibuki5.jpg

幼樹の頃は針葉で、成長すると共に鱗片状の葉をつけるようになる…そうです。
これが「鱗片状の葉」ですね。針葉樹特集なのに、こんなんが続きますなぁ。(^^;)



でも、刈り込みすぎたり、樹勢が衰えたりすると、葉っぱが先祖返りを起こしちゃって

10_0124_kaizuka_ibuki6.jpg

針葉が出てきちゃう。これ、波田先生が「杉葉」としてご紹介下さってます。
元に戻ることもあるけれど、ほとんどの場合はそのままみたいです。
管理失敗の証は、早めに見えなくしちゃいたいものですね。



母種のイブキ(伊吹、別名:ビャクシン)は、本州、四国、九州などの海岸の崖に
良く生える木で、大きいものでは高さ25mにもなるそうで、葉っぱには鱗片状と針状が
混在しているそうです。

検索中に、葉っぱが鱗片状のものを取り出して固定したのがカイヅカイブキなんじゃ
ないかという記述も見かけました。
図鑑や検索して見つけた写真のイブキ(別名:ビャクシン)の荒々しい感じと比べると、
カイヅカイブキの方は 確かにおとなしい印象です。葉っぱのせいだけじゃないかも
しれないけれど。



お花は4月に咲くそうなので、その頃また注目してみようかと思います。
ただ、実のカラが全然付いていないんで、そもそも、花が咲くかどうかも解りません。
雌雄異株だって言うからオスの株かもしれないし、咲いたとしてもすごく地味だとは
思いますが…。頑張ります。(^v^)







ブログ内関連ページ:
シリーズ 針葉樹 2010
マツ科
2010/ 1/10付 「シダーローズの季節」 ヒマラヤスギ
2010/ 1/11付 「五葉松の仲間」 たぶんヒマラヤゴヨウ
2010/ 1/12付 「大王松」 ダイオウショウ
2010/ 1/13付 「リギダマツ」
2010/ 1/14付 「テーダマツ」
2010/ 1/17付 「ヨーロッパトウヒなど」 檜、杉、赤松の葉の比較

ヒノキ科
2010/ 1/19付 「サワラとヒムロ」
2010/ 1/23付 「レイランドひのき」

イチイ科のカヤとナギ科のナギ
2010/ 1/22付 「カヤの木」 カヤとナギ



posted by はもよう at 17:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カイヅカイブキというのは、ぼくのところに近い「山手の木々」さんという方のブログで最近知ったばかりです。
はもよう さんは、いよいよ針葉樹の世界へ分け入っているのですねぇ。
葉っぱが細くて見えにくいから、見分けも大変なような気がするのですが…。
Posted by ディック at 2010年01月25日 20:49
ディックさん、こんばんは。
いやぁ、針葉樹とイネ科の草は、難しいです。
目がちかちかします。
そして、解るようになっても、あんまり見栄えしないし…
見に来る人も少ないようだし…。

でも、枝に実や実の殻が付いてる今の季節は結構良いチャンスかもしれないです。
Posted by はもよう at 2010年01月25日 23:00
>枝に実や実の殻が付いてる今の季節は結構良いチャンス

なるほど。
来年の今頃には、もう少し体調を整えて、いろいろと歩いてみたいです。
Posted by ディック at 2010年01月27日 19:59
はい、ディックさん。

実や実の殻が付いている上に、他の被写体もなくて、今なら
心おきなく針葉樹を眺められますよ。(^▽^)

お花は、春から初夏にかけて咲くようですが、
実よりもちっちゃいし、大抵 地味ですからねぇ。
見つからない可能性もあるわけで…、やっぱり今がチャンス!ですよね。

ゆっくり 休養なさってくださいね。
来年の今頃…楽しみですね。(^v^*)
Posted by はもよう at 2010年01月27日 22:17
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