今日は気持ち良く晴れ渡りました。ただし、風がとっても強くてやっぱり寒い1日でした。
そろそろ始まった願書提出、我が家も第1便を郵便局に持っていきましたよ。その帰りに、
いつもの公園を一巡り。風の日のお楽しみ ♪ 木の実がいっぱい落ちてました。(*^O^*)
それから記事は今日も、いつもおさんぽしている公園の松。今回のもユニークですよ。

ほら、枝や幹の上で 直接 開く松ぼっくり。リギダマツというそうです。
聞き慣れない名前ですが、ふるさとはアメリカ東部(オンタリオ、サウスバージニア、テネシー、
ジョージアなど。)だそうです。英名はピッチパイン(Pich pine)。
ふるさとでは、山火事にも強くて荒れ地に真っ先に入り込む植物のひとつらしいです。
材木としては軽くてもろいので、主に燃料や炭にするそうですが、松枯れに対して抵抗性が
あったために、日本で松枯れの被害が広がったときに注目されて見本林や公園に植えられた
そうです。和名は「三つ葉松」。葉っぱが3本でワンセットの松です。
参考:岡山理科大 波田先生のページ
「リギダマツ」
京都教育大学 野外博物館内 リギダマツのページ
「リギダマツ」
なんと言っても異様なのはこの松ぼっくりの付き方ですよね。

枝にも、

幹にも、

枝の先にはこんなにいっぺんに…

とにかく、そこいらじゅう松ぼっくりだらけの変な松です。
松ぼっくりは1年で実ってしまうのですが、その後10年も枝にくっついたままなんですって。
そっか…、他の松は、枝がこんなに太くなる前に松ぼっくりを落としてしまうんですよね。
良かったら ↓ HPのアカマツのめばなを見てみてください。
HP>おなじみの木>山の木>「アカマツについて」
新しく出した枝の先に めばなが付いて、やがて熟してタネをこぼして松ぼっくりになって、
次の年は松ぼっくりのそばからまた、新しい枝が伸びて、その先にまためばなが付いて…と
繰り返していくので、もともと、松ぼっくりは枝に直接付いているものなんですよ。
でも、ここまで異様なのは、枝に10年もくっついているから なんですねぇ。
しかも、もうとっくに中のタネは落としてしまったろうに、カサを開いたり閉じたりするん
ですよね。何でこんな事になったんだろう…? 不思議です。
よく開いた松ぼっくりを見てみました。

そう言えば、開いている方が少ないなぁ。比較的、新しいって事かしら?
手元の本によると、果鱗にトゲが付いているというので拡大してみました。

おお、付いてる付いてる。これは、地面にまく前に、鳥さん達に食べられたりしないように
タネを守っているのではないか と言うことです。
うん、本に載っていた特徴をもうひとつ確認。これはリギダマツで間違いないようです。
ちなみに、風の強かった今日の戦利品〜…って言っても、写真だけ。(^^;)
シダーローズ(ヒマラヤスギの松ぼっくりのてっぺん)に

長い松ぼっくり(たぶんヒマラヤゴヨウ)

うんとこさ落ちてましたよ。
でも拾っているのを見かけたのは、モミジバフウのトゲトゲボールを レジ袋に3つ
詰めて歩いてたおじさまひとり。 なににするのかしら?
クリスマス前には、枝に飛びついてでも松ぼっくりをゲットしようとする 若いママまで
見かけたのに、欲しい人 居ないのかな?
年明けちゃったらもう良いの? 拾うなら今だよ〜(ノ^O^)ノ
ブログ内関連ページ:
松づくし
2010/ 1/10付 「シダーローズの季節」 ヒマラヤスギの実
2010/ 1/11付 「五葉松の仲間」 たぶんヒマラヤゴヨウ
2010/ 1/12付 「ダイオウショウ」
HP>おなじみの木>山の木>「アカマツについて」
面白い松ですね。
本当にいろんなところについている松ぼっくりの姿がなんとも言えませんね。
はい、面白いでしょう?
初めて気がついたときにはビックリしました。
今回、名前が解って紹介することができて嬉しかったです。