2009年12月11日

ゆらぐ季節感

今日は一日雨。昨日、一所懸命 体を動かしたので、今日はおとなしく家に
いました。肌寒いけれど、それでも12月にしてはたいしたこと無いような…。
住環境、衣服などの性能の向上、農作物の変化などで、地球規模とまでは
言わなくても、暮らしの中の季節感が揺らいでしまうことってありませんか?
そこで、近所を歩いていて、「えっ?」と驚いたものを集めてみました。

足元の植えこみ、低木のヒュウガミズキの葉はこのくらいの色づき具合。

09_1211_hugamizki.jpg

暖かそうな色合いですねぇ。秋が終わり冬が始まる 初冬の街ですもの
これが普通です。そろそろ、コートを羽織りたいような気温です。







師走の街は、年内に済ませたい用事とお正月の支度で慌ただしく、
行き交う人もどこかせわしなげ。
年賀状のデザイン、今年は何にしようかしらなんて思う頃ですよねぇ。
南天…難を転じようと鬼門に植えられるナンテンも 和風で良いかもねぇ。

09_1211_nanten.jpg

赤い実は、雪で作ったウサギの目にも使いますよね。寒い冬のお庭にこそ
似つかわしい赤い実。葉っぱも控えめに色付いて やがて散っていきます。


でも、この並びに咲いているのが、ヒマワリの花。

09_1211_s_himawari1.jpg

ええっ?! 夏どころか、秋でさえ…もう終わりますよ。

これはシロタエヒマワリ。最近になってよく植えられるようになった
変わりヒマワリの一種です。

09_1211_s_himawari2.jpg

全体に白い毛があるので「白妙ひまわり」と言うそうです。綺麗な名前ですね。
北米産の園芸種で、たまに野生化しているそうですが、写真は花だんのお花です。

一応 調べると、花期は夏と言うことですが、うちの近所では 秋が深まってから
お花の盛りをむかえます。

2009/10/30付 「ツワブキ 開花」


元のヒマワリも北米原産のキク科の植物です。
それが16世紀にヨーロッパに持ち込まれ、太陽王ルイ14世や画家ゴッホなどと
いろんな逸話を残しつつ愛され、鑑賞用、食用に改良、栽培されてきたのが
今のヒマワリで、日本には17世紀に 中国経由で渡って来たそうです。



園芸業界でも、目先の変わったものを売り出したいのですかねぇ。
物珍しいと思えば、園芸家さん達も 育ててみたくなるものですかねぇ。
でも、12月にヒマワリの花…なんか、頭の中がくらくらしそうです。(^^;)



公園に行くと、一回り大きなトサミズキの葉っぱがやっぱり、暖かそうな色に
なっていました。

09_1211_tosamizki.jpg

そうそう、紅葉シーズンも終盤ですもの。やっぱり12月の公園は
こうでなくっちゃ。


でも、そのすぐ向こうに…アサガオ?!

09_1211_a_asagao1.jpg

これ、12/8に撮った写真ですよ。

こちらは、夏にもご紹介したアメリカアサガオのお仲間のようです。
これも、最近よく栽培されている西洋朝顔の一種、園芸種です。
一部野生化しているものもありますが、これは花だんのお花。
とっても勢いが良くて 大きくて立派なお花が咲きます。

2009/ 9/ 7付 「丸葉アルリカ朝顔 色の変化」
2009/ 8/21付 「マルバ アメリカアサガオ」
2009/ 8/ 9付 「野生の朝顔」

09_1211_a_asagao2.jpg

花期が長くて、夏から秋の間ずっと咲いていました。園芸店のHPにも
霜が降りるまで咲き続けると書いてありました。

12月に朝顔…(^^A)。

季節感を大切にして、着物の柄などにも気を配っていたのも今は昔…なのか、
新しい感性になじめないのは老化の始まりなのか…(-、-)



道ばたの日だまりにはタンポポの返り咲き。ちょっと前まではこういうのは
みんなセイヨウタンポポだと思っていたんですよ。

09_1211_k_tanpopo1.jpg

図鑑にも、セイヨウタンポポは花期が長くて3〜9月まで咲いている、
春にしか咲かないのは在来種の関東タンポポなど…って書いてあります。

でもね、これ、関東タンポポの特徴がはっきり出ているお花なんです。

09_1211_k_tanpopo2.jpg

ほら、ガク(萼)っぽいところ(総苞片:そうぼうへん)が反り返ってない上に、
長短2種類あって、さらに、鱗片の端に突起があるでしょう。
ここまで完璧に関東タンポポの特徴が揃った花だけど、12月に咲いてます。



なんでなの? 何でなのかなぁ〜?

次々に 新しいものを造り 売り出す園芸業界、薄れる野原への関心、
増える猛暑日と減る寒い冬、旬でなくても供給される農産物、
空調の効いた屋内での暮らしに ゆらぐ季節感…。

ええっと…今、何年の何月でしたっけ?




posted by はもよう at 21:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あるブログで、皇帝ダリアの写真と一緒にガリバーヒマワリというのを見ました。
単に温暖化や、都会化による地域的な暖かさだけでなく、新しい品種、外来の品種もあって、まさしく「ゆらぐ季節感」ですね。
Posted by ディック at 2009年12月14日 12:27
ディックさん、こんばんは。
私も検索してみましたガリバーヒマワリ。
南米ボリビア産でヒマワリじゃなくてキク科ヒマワリモドキ属。
秋になったら背が伸びて4〜5mにもなる 超背高ヒマワリなんですね。
黄色い皇帝ダリアみたいですねぇ。

そうなんですよ。気候の変化だけじゃなくて、
新しい品種や外来の品種で 
見た目だけそっくりさんって言うのまでありますから
ほんとややこしいです。

こだわりすぎなのかな〜と思ったり、
いやいや、大事だよと思ったり…いろいろです。(^^;)
Posted by はもよう at 2009年12月14日 22:20
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