あれもこれもしたいのに、なかなか起きられなくて困りました。それでもベランダ
いっぱいに洗濯物と蒲団を干して、アイロンもかけました。あぁ、すっきりした。(^▽^)
さて、いつもおさんぽしている公園の紅葉アルバム。第二弾もまた、外国産の木々を
中心にご紹介します。

公園の池の畔、並んで立ってるとんがり帽子はメタセコイアとラクウショウ。
そっくりさんの紅葉合戦。今年はどっちに軍配が上がるかな?
HPの「アルバム」の今年のページに 紅葉の大きめの写真とスライドショーを
設置しました。良かったらそちらの方も見てみてくださいね。(^▽^)ノ
まずはラクウショウ。別名をヌマスギというほどの水辺好き。
スギ科ヌマスギ属、北米東南部、メキシコ原産。
現産地では高さ50m、直径3mにもなる落葉高木。
沼地や湿地では「膝:ひざ」と呼ばれる気根が発達するそうで、
日本では公園などに良く植栽され、新宿御苑の大木と気根群が有名です。
基本情報はこちらから
HP>おなじみの木>町の木>「ラクウショウについて」
今年は枝先に枯れた葉が目立ちましたが、本格的に気温が下がってきて、ようやく
本来の綺麗な色合いが出てきました。

園内の大きなラクウショウにもたれかかって金色の木漏れ日を浴びるこの贅沢。(^m^)
あぁ、この街に住んでて良かった ♪ と思うひとときです。
ラクウショウは「落羽松」つまり、鳥の「羽」のような葉を「落とす松」と言う意味。
鳥の羽のように繊細な葉が、色付いて風に揺れてます。

綺麗ですよねぇ。
色づき方は、黄色から赤茶色。ふわっとした 葉の質感から、遠目にはテディベアの
毛皮のように見えたりします。

木の下には 落ち葉と砕けた実のかけらが積もっています。ヤニのニオイが強くしますが、
なに、慣れればそれも良い風情。
この落ち葉に 霜が付くとそれはまた、良い被写体になるんです。(^▽^*)
そっくりさんはメタセコイア。この公園では、いつも隣り合わせで植えられているので、
観察は基本、2種セットで行います。基本情報はこちら ↓ から。
HP>おなじみの木>町の木>「メタセコイアについて」
メタセコイアは、スギ科メタセコイア属。ふるさとは中国です。
メタセコイアと言えば「生きている化石」。web検索で、もう少し詳しく解ったので
載せておきます。
日本の学者さんが、アメリカにある世界一のっぽの常緑高木「セコイア」そっくりの
植物の化石を見つけたところから、この話が始まるんですね。
「セコイア 以前」の意味で「メタ−セコイア」と名付けられ、
300万年から100万年くらい昔の 化石の中だけの存在だったその植物。
同様の化石は日本のあちこちで見つかったものの、1945年に中国の四川省でそっくりな
木が今も生えていることが分かって「生きた化石」として話題になったんですって。
現地では「水杉(スイサ)」と呼ばれ、高さ25m、直径2.5mになるそうです。
ただ、今は、化石種と原生種を別のものとする説もあるとか。(wikipediaの記事より)
へぇ〜、そうだったんだ…と勉強になりました。まぁ、もっとも、平成の日本で
メタセコイアと言えば「冬のソナタ」の名シーンの並木の方が有名でしょうかね。
写真 ↓ はカツラの木と隣り合わせの枝。好きで毎年、撮っています。

ラクウショウの繊細さに対して、メタセコイアは左右対称、対生の美しさ。
ラクウショウの乱調にメタセコイアの整然。とっちがお好き?私は両方大好きです。(^O^)
池の畔の枝は ↓ こちら。ちょっと変わった色合いでしょう?

英名は「dawn redwood」…夜明け色の赤い木とでも訳しましょうか。あけぼの色に染まる葉。
光を通して見たのが ↑ この色で、
普通の光で見ると ↓ こんな色です。

サーモンピンク? 他の木には無い 独特の色合いです。
実は、デコボコだらけのサクランボと言った形の 松ぼっくりの一種(球果)で、残念ながら
タネは見たことがなかったのですが、同じwikiの記事に「直径2〜3mmのおがくず状」だと
書いてありました。
見てもそれと解らないわけだわ。
でも、直径2〜3mmから 高さ25mまで育つのね。それもすごいことですねぇ。
こちらは背高のっぽのポプラの木。今年は台風で、お仲間のカロリナポプラがだいぶ
倒れてしまいましたが、すんなり細身のポプラは健在です。
ポプラは ヤナギ科ヤマナラシ属の落葉高木。別名はセイヨウハコヤナギ。
ふるさとはヨーロッパ。
もう一息で真っ黄色に染まって…でもそうなるとあっという間にちっちゃいますね。
ポプラの葉っぱは三角形。長い柄が付いて、風が吹くとひときわ揺れて音を立てます。
それが属名の「ヤマナラシ」の語源です。山を鳴らすような、葉っぱの音の賑やかな木。
日本にもお仲間が自生していますが、なぜかポプラは手元の図鑑には載ってません。

雌雄異株で、初夏に咲く花は風媒花、続いて実るタネには綿毛付き。
生涯を、風を頼りに生きていく木。その身は高くても根は張らず、倒れやすく、
倒れてその身が砕けても、ちぎれた枝先から、根を伸ばし芽を出す したたかさ。
台風で倒れることなど織り込み済みの 捨て身の生涯設計です。
人は巻き込まれて怪我しないように 上手につきあってくださいね。
こちらはピンオーク。別名はアメリカガシワ。ブナ科コナラ属、北米原産の落葉高木。

今まではちょっと自信がなかったのですが、公園の管理人さんが「アメリカガシワ」って
名札をつけてくれたので、自信を持ってご紹介できます。
ちょっと可愛いどんぐりは ↓ もう落ちちゃいましたが、葉っぱは綺麗に色付きました。
2009/10/15付 「スダジイとピンオーク」 今年のどんぐり
2009/ 8/27付 「今年のどんぐり(8月編)」
でも、見に行くのが 少し遅かったみたいで、今は葉っぱがあるのは、木のずっと
上の方だけ。でも、赤く光が透けて綺麗です。

「植物園へようこそ!」の青木先生によれば、ピン・オークのピンとは杭(くい)のことで、
この材で牧場の杭を作ったそうです。
「植物園へようこそ!」内 「ピン・オーク」

秋の終わりの日差しが透けて、暖かそう。(^▽^*)
木の下は、外国産の落ち葉が散り積もっています。

カタカナの「キ」の字みたいな葉っぱの木。これがピン・オークです。
さて、隣にある レッド・オークかな?の木は、もっと鮮やか。

レッド・オークはミズナラに近い種類だとか。この紅葉を見ると、そうかな?なんて
思うんです。ほら、コナラやミズナラって、結構赤く色付くでしょ。
レッド・オークとしたら、ブナ科コナラ属の落葉高木で、ふるさとは北米東部?中部。
でも生きている木についての記事はものすごく少なくて、材木としての記事ばかりが
ヒットします。
少ししかない葉っぱの写真ですが、まぁ、たぶん似ているような?感じがします。
材が赤いからレッド・オークなのかなと思ったけれど、紅葉が赤くて綺麗だからと言う
記事も見つけました。ふむ。

秋の終わりの日の光が透けて、綺麗さアップ。レッド・オークかな〜?
こっちの木の下も、葉っぱが散り積もっています。

枯れ葉の下はぬくぬくなんですよ。
この木には管理人さん、名札をつけてくれなかったんですよねぇ。
そう言えば、この木のどんぐり、今年はあんまり見かけませんでした。
一昨年は夏のうちにどんぐりが落ちちゃったから、見に行くのが遅かったのかな?
2008/10/12付 「大きなオークの木の下で」
2007/10/19付 「外国産の木の秋」
2007/ 8/ 1付 「外国産のドングリの木」
三連休はいかがでした? 半分お天気が悪かったから、紅葉狩りには不向きでしたかねぇ。
気温も乱高下して 体調を崩しやすくなってますよね。どうぞお気をつけて。
暖かくしてお過ごし下さいね。