久しぶりにいつもの公園へおさんぽに行きました。空は青くて、木の葉は色とりどりに
紅葉してとっても綺麗でした。今日撮った写真はまた後日ご紹介します。
とりあえず、今日の記事も11/9に隣町で撮ってきた写真。今度は樹木の仲間です。
葉脈3本が目立つ葉っぱに赤い実、うす黄色の花。

クスノキ科シロダモ属の常緑高木、シロダモです。
10/23の記事に色づきかけの実を載せましたが、真っ赤になってお花も咲き始めました。
色づきかけの実 ↓
2009/10/23付 「色付く赤い実」
盛大に咲いてますなぁ。

シロダモはクスノキやタブノキの仲間で、葉裏が白いのが特徴。
「白いタブノキ」がなまって「シロダモ」になったと言われています。
アオダモとも呼ばれるタモの木とは、名前だけのそっくりさんで、あちらは
モクセイ科で、図鑑に載っている名前は「トネリコ」です。
シロダモはクスノキ科シロダモ属の常緑高木。
オスの木とメスの木に分かれる種類(雌雄異株)で、去年咲いた花が結んだ実が
色付くこの時期にお花を咲かせます。
赤い実は、柄が短く枝に直付きしているように見えますが、

こうしてみると、そうでもないですね。(^^;)
でも、さんらんぼみたいな長い柄は付いてません。
実は脂肪分が多いのかな?搾って和ろうそくの材料にするそうですよ。
クスノキ科だから香りも良いんでしょうね。
実と一緒の枝に付いていたのは めばなです。

去年 ↓ もっと鮮明に撮りたいと思ったけれど、今年はボケボケ。(しゅん)
2008/11/10付 「シロダモ 開花」 こっちの写真の方が分かりやすい。
花びらみたいな花被片が4枚、真ん中にころんとした子房、
飛び出しためしべの柱頭の先は白っぽく、おしべは退化して、
ひょろひょろの仮おしべが見えるばかり、子房の周りを取り囲むのは黄色い蜜腺。
赤い実が見あたらなくて、花が盛大に咲いていたらオスの株かもしれません。

このくらい咲いていたら、こりゃ雄株だって分かりやすいですね。
こちらは少し控えめな方。
でも、盛大に咲いていた株の下の方の枝なので、間違いはないです。

シロダモって、結構、他の木の陰になるような場所に生えているから、画面が
暗くなっちゃいますけど、半透明の蝋細工みたいなお花は綺麗ですよねぇ。
大きくしてみると、雄花には元気に飛び出したおしべが目立ちます。

ポンポンみたいな、ブラシみたいなお花に見えたのは、この、元気に飛び出した
おしべのせいなんですね。
お花の少なくなる11月の雑木林で、花も実もあるシロダモの木。

以後お見知りおきを。
おまけ画像はお仲間のヤマコウバシの実。

前にも載せたばかりですよね。でも良いんです。なんども撮ってお願いするんです。
「ヤマコウバシの葉っぱのように、春まで(うちの子達も入試に)落ちませんように。」
(>人<)
ブログ内関連ページ:
2008/ 4/28付 「シロダモ、サンショウ」 新芽
2007/11/ 6付 「シロダモ」
この赤い実のなる木はシロダモというんですね。
昨日ちょうど同じ赤い実がなってる木を見ました。
花も咲いてて何だろうな〜?って思っていたところです。
そうしたらちょうどはもようさんの記事にUPされてました♪
調べる前に名前がわかってラッキーでした。
ありがとうなのです^^
はい、この赤い実が付いてお花も咲いているのはシロダモです。
常緑樹って、名前調べするのが結構難しいですが、
シロダモは、この季節に探せばすぐに判りますね。
お役に立てて何よりでした。またどうぞ〜。(^▽^)ノ