お日様がなかなか出てくれなくて肌寒かったです。
今日は娘のお誕生日。18歳ですよ。早いなぁ。最近、教習場のDMが届くようになったん
ですよ。大人になったんだなぁって感心します。
生まれてきてくれてありがとう。ますます素敵なレディになってね。
さてさて、記事の方はちょっとマニアックな話題。こだわりのこの疑問。

ムラサキシキブとコムラサキの違いについて。
庭に良く植えられるコムラサキ、お山でよく見かけるムラサキシキブ。
クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木。
コムラサキは 高さ1〜1.5m、ムラサキシキブは2〜3m。

お山で見かけて↑ 見上げるような背の高い木なら、まず、ムラサキシキブでしょうね。
でも、私が隣町の公園や裏の北向きの斜面を歩いて見た限りでは、細い枝が枝垂れている
ムラサキシキブが多いです。株の形ではコムラサキと区別が付かないのもあります。

こちらの株も、1.5mくらいのこんもりした株でした。
図鑑には葉の縁の鋸歯が
コムラサキは葉の先にしかなく、ムラサキシキブは葉全体にあると書いてあります。
でも、原物を見るとけっこう悩みますよ。いつでも見わけに使えるほど顕著じゃないです。

実と葉っぱのバランスは、コムラサキの葉が小さくて実が大きめな分、
ムラサキシキブの葉っぱがずっと大きく見えます。
ムラサキシキブの実の付きがまばらで、ひとつひとつの実に付いた柄が長めなので
散漫な感じがするものですが、たまにはとっても実の付きが良い株もあります。
実の付き方の良し悪しだけで判断するとちょっと迷うかも。
もっと分かりやすい違いは無いのかなとムラサキシキブの大株の前で考えてみました。
そう言えば、見わけのポイントに実の付く位置というのもありました。
コムラサキの実と葉っぱの間には、5mmほど透き間が空くというもの。
これ ↓ はお花の頃ですが、コムラサキの実の付く位置ってこんな感じです。

葉っぱとお花(実)の柄の間は5mmくらい離れています。でも、必ず5mm空いている訳
でもありません。
↓こちらはほとんど同じ場所…の例。5mmなんて離れていません。

ただ、こうして見るとコムラサキの方が毛深いですね。
こちら ↓ は 実が白かった株。

「シロシキブ」と言う品種だと思って撮ったのですが、手元の図鑑では、シロシキブは
ムラサキシキブのうちの、実が白い品種だって書いてあるけれど、↑ 実の付き方も、

葉の先の方にある鋸歯 ↑ も、コムラサキの方に似てますよね。
これってどういう事なんだろう。
web検索していたら、
「シロシキブ」はコムラサキの仲間で、正式名は「シロミノコムラサキ」だと書いている
記事もヒットしました。
うん、原物を見たら納得ですけど…どうかな?
さて、ムラサキシキブの大株の前に戻りましょう。せっかくだから目に入る実の
付き方、実と葉っぱの位置関係をいっぱい撮ってみましょう。
ずらっと並べてみたのが、これ ↓。

8つ並べてみました。みんな同じですね。葉っぱと実が、同じ場所から出ているという
図鑑に書いてある「同じ場所」は、コムラサキやシロシキブの実の付き方とは全く
違います。
たまたま近かったとか、時々離れるとか そう言う次元じゃない
もう、葉っぱと実の柄と次の芽まで、全部、同じ場所から出るんですね。
葉と実の付き方だけはそっくりでも、株によって 個性がいろいろあるムラサキシキブ。

こちらは葉っぱが丸っこくて、実の付きがまばらな株です。
同じ種類なのに、違うところと共通するところがあるんですね。
個性を発揮するところと、変わらないところ、それぞれの種にあるんだろうなぁ。
ふ〜ん、またひとつ、利口になった気がします。面白いなぁ。(^▽^)ノ
ところで、今日、出先でとんでもなく変わったムラサキシキブを見かけました。

大きいんです。実の付きが良いとか悪いとか、葉っぱがどうのとか言う次元ではなく
葉っぱも、実の固まりもとんでもなく大きいんですよ。

沿道の個人宅のお庭の木でした。写り込んでいるのは普通のブロック塀です。
比べてみてください。大きさが分かっていただけると思います。
ひとつひとつの実の大きさは そんなに変わらないんですけれど、とんでもなく
数が多くて、実の固まりの大きさがハンパないです。

実と葉っぱの付き方を見ると、ムラサキシキブの方に似ています。
帰ってきて図鑑を見てみると、もっと南の土地のムラサキシキブの仲間で、
オオムラサキシキブという木があることが分かりました。
それなのかな?
コムラサキとムラサキシキブの違い探しから、いろんな似た木が集まりました。
見わけポイント探しにだいぶこだわってみましたが、
実と葉っぱの付き方は、なかなかいい目印になりそうな気がします。
ふむ、一通り満足。また、次、頑張ります。(^▽^)ノ
2009/10/21付 「ムラサキシキブとコムラサキ」
ムラサキシキブにも、色々あるのですね。
野で咲くムラサキシキブが鉢の中に勝手に生えて、そのまま・・・、来年花が咲かないと運命や如何に・・・(笑い)。
ぼくもずいぶんいろいろと読んで、見て、調べましたが、同じような見方をしています。
実物を前にすると、やはりいろいろと、悩ましいです。
はい、予期していなかった大きなムラサキシキブも見つけちゃいました。
いろいろあるものですねぇ。
ムラサキシキブって、咲くまでに何年か かかりそうですよ。
運命やいかに〜って…可愛がってあげましょうよ。(^O^)ノ
ね、写真を集めてみたら、違いがだんだん鮮明になってきましたよね。
また、別の株でも写真をたくさん撮ってみたいと思います。
悩むのもまた、楽しいものです。