2009年10月13日

青空と木の実

今日は ほんっとに 良いお天気ですねぇ。これは寒くなる前に座椅子のカバーと網戸を
洗っておきなさいよと言う、神様からのお言いつけと思い、←んな訳ないでしょ。
せっせと働きました。お風呂場に持ち込んで網戸を洗うものだから、お風呂場も掃除し、
しずくがいっぱい落ちた床も掃除してワックスもかけちゃいました。ああ、なんて働き者
なんだ。←年に数回だけね。(^^A)

さて今日も、10/9に隣町で撮ってきた写真を元にしています。これで4つめの記事です。

09_1013_bluesky.jpg

10/9も台風一過で良く晴れていました。隣町の公園に向かう途中のヒノキ(たぶん)と青空。


隣町へ向かう途中には、以前、実のなる様子を観察したとってもユニークな木、アオギリが
有ります。
さっそく、木の下に立って見上げてみました。

09_1013_aogiri1.jpg

アオギリはアオギリ科アオギリ属の落葉高木。下駄やタンスの材料になる桐とは似ても似つかぬ
他人のそら似です。

09_1013_aogiri2.jpg

見上げてみて、まず気づく あの枯れ葉のようなものが、実です。
スプーンの先のような形をした、葉のような材質の翼に しわしわの丸いタネが数個。
枝には、5枚ずつ向かい合わせで付いているので、落ちた後は 星のような形が残ります。

09_1013_aogiri3.jpg

タネはその場にこぼれるほかに、この、翼のようなものに風を受けて 遠くへ飛ばされます。
落ちた実をいくつか拾ってみました。
ね、枯れ葉のような材質で スプーンの先のような形の翼のふちに しわしわのタネが、
直接くっついているでしょう?
へんてこな実ですよねぇ。

これがとっても面白い実り方をするんですよ。

初登場時の記事 ↓
2005/11/11付 「アオギリの実」

専門家さんの解説
「白岩先生の植物教室」内 「アオギリ」のページ

私の観察記録
2007/ 7/11付 「アオギリ開花」
2007/ 7/20付 「アオギリ・受粉済みのめばな」
2007/ 8/ 4付 「アオギリ 5個の分果」
2007/ 8/31付 「アオギリの実」
2007/ 9/12付 「9月のアオギリ」
2007/11/22付 「晩秋のアオギリ」
2008/ 1/ 6付 「青空と落葉樹」

2006/ 3/14付 「身近な木の芽 その5」 冬芽

今年のアオギリ
2009/ 7/19付 「アオギリとアカメガシワ」
2009/ 8/ 8付 「アオギリの袋果裂開」




で、とことこ歩いて隣町の公園へ。
あちこち見て歩きましたが、まだ色付かないものも多かったので、足は自然と裏の方へ…。

公園裏の 北向きの斜面にはガマズミの親戚、オトコヨウゾメが実ります。

09_1013_otoko_yozome.jpg

毎年撮ってますので、この株も去年の記事 ↓ で紹介しています。
今年は近くで撮り損ねました。お気に入りの木なので、もう少し増えてくれたらいいのにな。

オトコヨウゾメ
2008/10/19付 「隣町の公園の木の実」 去年の実
2008/ 4/22付 「オトコヨウゾメとウワミズザクラ」 去年の花



北向きの斜面、最後の一画にとびきり綺麗なクサギの実を発見。
今年の実の写真はもう記事 ↓ にしたけれど、あんまり見事なので再掲載です。

09_1013_kusagi1.jpg

ね、ね、可愛いでしょ。赤いガク(萼)をいっぱいに開いて、中の実は、緑からミントグリーン、
それからコバルトブルー、濃紺へと色を変えて熟していきます。

夏からついこの間まで咲いていた、クサギのお花はこんな風。
白くて細長いラッパのようなお花、この時、ガク(萼)はまだそんなに赤くはないんです。

09_1013_kusagi2.jpg

左のお花はおしべを伸ばして花粉を出して、右のお花は、おしべを花びらの下に巻き取って
めしべを伸ばし、花粉を受け取る準備をしています。自家受粉を避ける仕組みですね。


これも毎回書いていますが、クサギの花は臭くありません。百合の香りを優しくしたような
とっても甘くて良い香りです。

花の形とその香りは、この花が受粉を、夜 活動する蛾に頼っていることを示しています。
香りで誘って、ストローのような長い口の虫にしか 蜜をあげないんです。

で、昼間は大型の蝶々がやってきます。小さい蝶々ではお口が届かないんですよ。
大きな黒いアゲハに会いたければ、クサギのお花を見張っていれば会えますよ。

09_1013_kusagi3.jpg

お花が終わると、細長かったお花がぽろりと落ちて、つぼんだガク(萼)の中で実の準備が
始まります。用意が出来たら、つぼんでいたガク(萼)を開いて鳥さんにアピールします。

鳥の目は人の目と同じように 色が見えるそうです。(虫は違うんですよ。)
本来は赤い色に一番反応するそうですが、クサギの実は青い色。そのせいでしょうか、
実が熟す頃、同時にガク(萼)も赤く色付きます。
この、強烈な色のコントラストが、鳥さん達に猛アピールしちゃうわけですね。



花も実も、いろんな工夫をしてクサギの木は命をつないでいくんです。

ちなみに、臭いのは枝や葉を傷つけられたとき。やるせないほど青臭いんですって。
これもまた、クサギの 生きる工夫のひとつですよね。

09_1013_kusagi4.jpg

こんなに工夫を凝らしたクサギの木が 気に入って生えるのは、崖崩れや山火事などで、
周囲の草や木がちょっとの間 無くなった裸地。いち早く進入し、根を張り枝を広げ、
あたりに十分、草や木が生えそろうと、姿を消してしまうそうです。
永遠の開拓者なんですよ。格好いいでしょ。(^^*)


こまめに手入れされた里山も、クサギの木が好んで生える環境です。昔から、
ひとの暮らしの近くにあって、いろいろに利用されても来たそうです。
青臭くても、湯がいてしまえば気にならず、若葉は美味しい山菜になるそうですし、
お薬としても利用されたんですって。
植物の中では、この実と藍染めのアイからだけ、青い染料が採れるのだそうです。
クサギの実を使うと、布が優しい水色に染まるそうです。見てみたいですねぇ。

可愛くて綺麗で、長いこと人間がお世話になってきたクサギの木。これからもよろしくね。


クサギ
2009/10/ 1付 「赤い実、青い実、黒い実」 今年の実
2008/ 9/ 9付 「隣町の公園へ その4」去年の花
2006/ 3/14付 「身近な木の芽 その5」 冬芽

2005/ 9/27付 「クサギの実」 基本情報




台風が、ぐずついたお天気をどこかに吹き飛ばしたせいか、あちこちのキンモクセイが、
本格的に咲き始めました。

09_1013_kin_mokusei.jpg

ふるさとは中国の園芸種。日本にはオスの木しか渡ってきていないので、咲いてる花は
みんな片思い。海を越えてふるさとのメスの木まで…届け〜とばかりに咲き競います。
公園の大木も花盛り。良い香りが家の中にまで漂ってきます。
ちょっぴり切ない秋の香り、ただいま堪能中です。


秋ですねぇ〜。 あ、今夜はまた、サンマにしよう。(^〜、^)むふふ…






10/9の訪問

2009/10/10付 「アキノノゲシ みつけた」
2009/10/11付 「秋色深まる北向きの斜面」
2009/10/12付 「柚香菊と野紺菊」

9/30の訪問
2009/10/ 2付 「雨の日、隣町で 1」
2009/10/ 4付 「雨の日、隣町で 2」


ブログ内関連ページ:
アオギリ
初登場時の記事 ↓
2005/11/11付 「アオギリの実」
私の観察記録
2007/ 7/11付 「アオギリ開花」
2007/ 7/20付 「アオギリ・受粉済みのめばな」
2007/ 8/ 4付 「アオギリ 5個の分果」
2007/ 8/31付 「アオギリの実」
2007/ 9/12付 「9月のアオギリ」
2007/11/22付 「晩秋のアオギリ」
2008/ 1/ 6付 「青空と落葉樹」
2006/ 3/14付 「身近な木の芽 その5」 冬芽
今年のアオギリ
2009/ 7/19付 「アオギリとアカメガシワ」
2009/ 8/ 8付 「アオギリの袋果裂開」

オトコヨウゾメ
2008/10/19付 「隣町の公園の木の実」 去年の実
2008/ 4/22付 「オトコヨウゾメとウワミズザクラ」 去年の花

クサギ
2009/10/ 1付 「赤い実、青い実、黒い実」 今年の実
2008/ 9/ 9付 「隣町の公園へ その4」去年の花
2006/ 3/14付 「身近な木の芽 その5」 冬芽
2005/ 9/27付 「クサギの実」 基本情報




posted by はもよう at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。