2009年09月30日

秋に咲くキク科のいろいろ

今日は雨の一日でした。でも、それでもおさんぽに出たくって、カッパを着て、
隣町の公園とその裏の北向きの斜面をぐるっと回ってきました。
特別なものは何もなかったけれど、あぁ、\(`▽`)/リフレッシュしたぁ。
今日撮ってきた写真は後日、おいおいご紹介していくとして、今日の記事は…。

キク科って、植物の中で一番進化した種なんですって、でも、その姿や生活ぶりは、
同じグループに入れて良いのかなと思うほど 個々に違います。
今回は秋の道ばたで、よく見かけるキク科の植物を並べてみました。

09_0930_dando_b.jpg

最初は綿毛になったダンドボロギク。キク科タケダグサ属、北アメリカ原産の一年草。



図鑑の並び通りにあげていくと、花だんの菊はキク属。もちろん、野生種も多数含まれます。

2006/11/10付 「花だんの菊の花」

次に載っていたのが 前回 記事にしたヨモギ属。

2009/ 9/29付 「ヨモギの花と葉」

それから…(全部あげてると飽きちゃうので飛ばします。)…後日 ご紹介する野菊の仲間、
カントウヨメナのヨメナ属や、ノコンギクのシオン属などがあって…

2006/11/ 9付 「ユウガギク」
2006/11/ 7付 「カントウヨメナと?」
2006/11/ 6付 「ノコンギクなど」 ノコンギクとシラヤマギク

写真に撮れたのは…ムカシヨモギ属のヒメジョオン(姫女苑)。

09_0930_himejoon.jpg

北アメリカ原産の1〜2年草。ふるさとでは、結石や利尿剤として利用された薬草で、
日本に入ってきたばかりの明治の頃は「柳葉姫菊」なんて可愛い名前で呼ばれたけれど、
今では道ばたの花として すっかり身近になりました。





もう一人の姫様はヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)。ムカシヨモギ属、北アメリカ原産の2年草。

09_0930_h_m_yomogi1.jpg

アレチノギクとかオオアレチノギクなどと言うそっくりさんも続々帰化していますが、
こちらの姫様には、小さいながら、多数の花びら(舌状花)が見られる可愛い容姿で、

09_0930_h_m_yomogi2.jpg

ふるさとの北アメリカから渡っていらっしゃったのが、明治維新と同じぐらいと言う
由緒正しいお花なんですよ。

09_0930_h_m_yomogi3.jpg

別名は「御維新草」「明治草」、鉄道と共に広がって「鉄道草」などなど、この花の
歴史を感じさせるものばかり。
綿毛は…茶色くて地味ですが、姫なんです。(^v^*)



アキノキリンソウ属にはこれから咲き出す セイタカアワダチソウが属しています。

2006/10/23付 「アキノキリンソウ」

まだつぼみですけどね。

09_0930_seitaka_a.jpg

アレロパシーという毒を出して、他の植物を寄せ付けずに、自分たちだけ群生する
という性質が伝わったこともあって、一時は嫌われたり、
花粉症の犯人の濡れ衣も着せられましたが、

アレロパシーなら、前回の記事のみんなの人気者 ヨモギだって出してますし、
花粉症なら、他の草の方が影響が大きくて、虫媒花のこの花の花粉なんて
たいしたこと無いって判って、あんまり嫌われなくなってきました。

北アメリカ原産の多年草。もともとは花だんのお花だったんですよ。
もうすぐたくさん咲きます。良かったら、見てあげてくださいね。




…春の七草のハハコグサ…図体がでかくてお花が地味なヤブタバコ…
黄色いお花のキオン属(ここには町の雑草ノボロギクも属してます)…

2007/ 5/25付 「ハハコグサとチチコグサ」
2008/ 8/23付 「栃木の山で出会った花 3」 キオン、オオアワダチソウ、オオヤマボクチ?
2006/11/18付 「ノボロギクなど」

ふきのとうのフキ属、ツワブキ属、ベニバナボロギク属、1枚目の写真の
ダンドボロギクが属するタケダグサ属…図鑑のページを開いていくと色々ありますが…

2008/ 4/ 3付 「フキの花」
2006/ 5/12付 「金色の花」 ツワブキの綿毛
2008/ 6/ 2付 「ベニバナボロギク」
2006/10/25付 「ダンドボロギク」



次に写真があるのが、センダングサ属のコセンダングサ(小栴檀草)。
原産地が判らないくらい世界中に分布しちゃっている、高さ0.5〜1.1mの1年草。

09_0930_k_sendangusa1.jpg

言わずと知れた ひっつき虫の花ですわ。
センダングサというは、双葉から芳し…く無い方の樹木の仲間センダンの葉に似ているから。

2007/10/ 2付 「センダングサ」

名前の元のセンダングサには 黄色い花びら(舌状花)がちょっと付いていたんですけど、
最近とんと見かけなくなりました。

09_0930_k_sendangusa2.jpg

この頃良く見るのは、舌状花のないコセンダングサの方。
こう拡大してみると、この花もまた、キク科らしい筒状花で出来ているのだなぁと思います。


この後 図鑑は…ヒマワリやフジバカマ、ヒヨドリバナ、オナモミ、
ハキダメギク、タカサブロウなどを紹介して…
それにしても、全部、花の形がまるっきり違います。キク科ってすごいなぁ。

2005/10/27付 「綿毛いろいろ(花だんの花のその後)」 フジバカマ
2007/ 7/14付 「アキノタムラソウなど…」 ヒヨドリバナ
2008/ 6/27付 「小さい花」 ハキダメギク
2006/ 9/19付 「タカサブロウの仲間」 アメリカ タカサブロウ
2009/ 9/10付 「水辺の花」 トキンソウ、ホウキギク 



花粉症の犯人として、昔から有名なのはこのブタクサ。ブタクサ属、北アメリカ原産の1年草。
こちらもヨモギと同様に風媒花です。

09_0930_butakusa1.jpg

花粉症に悩む人の 恨みがこもっているかのような この名前は、英名の
「hogweed」を直訳したものだそうです。また、rag weed(ボロ草)の呼び名もあるとか…、
ふるさとでも帰化先でもあんまり良い扱いは受けていないようです。(^^A)

09_0930_butakusa2.jpg

花粉を飛ばしまくっちゃうおばなは、この ↑ ぐんと伸びた花の穂にぎっしり咲いて、

葉っぱの付け根の、↓ この 地味なめばなで花粉を受けます。

09_0930_butakusa3.jpg

もう、花粉は飛び終わっちゃっていましたが、それでも、このブタクサなら、小さいからまだ
良いですよね。
荒れ地にはクワモドキの異名をとり、大きいものでは3mもの巨体になるオオブタクサが
有りますからね。
我が家の方でも、草刈り隊が来てくれないと、あっという間にオオブタクサの天下に
なっちゃうので、
たとえ好きな花が刈られても我慢して、草刈り隊の活躍を応援しているんですよ。

2006/ 9/30付 「カマキリの脱皮」



図鑑はこの後、アザミ属などを紹介して、タンポポ属へ…。
アザミもキク科なんですよね。
ついでに言っちゃえば、花だんの矢車菊も野菜のゴボウもキク科なんですよ。

2008/11/ 3付 「ノハラアザミの綿毛」
2006/ 6/30付 「鬼のようなアザミ」 アメリカオニアザミ
2006/ 5/19付 「5月の道ばたの草」 キツネアザミ

2008/ 4/13付 「白花タンポポ」
2007/ 4/22付 「タンポポのガク(萼)2」



最後の写真は、姿はタンポポに、名前はブタクサに似ているエゾコウゾリナ属のブタナ。

こちらは、フランスの俗称:salada de pore(豚のサラダ)を翻訳しての命名だそうです。
こころもち、エスプリが効いている気がしますが…気のせいでしょうか?

ヨーロッパ原産の多年草。1933年に札幌で帰化しているのが見つかって、いつのまにやら、
各地に広がっていたそうです。関東地方にある我が家のまわりでも すっかりおなじみさん。

09_0930_butana.jpg

花期は春の終わりでしたが、一度下火になってまた、秋風立つとお花の数が増えてきます。
秋のお花は、春のものと比べると、数も少ないし小振りです。
でも、秋のお花の方が何となく、好きですね。(^v^*)

2009/ 4/15付 「あの花、この花」 ブタナ



コウゾリナやニガナ、オニタビラコ、ヤクシソウ、ノゲシを経て 

2007/ 6/16付 「コウゾリナ」
2007/ 5/14付 「ニガナ」
2007/ 5/15付 「ジシバリとオオジシバリ」
2009/ 5/ 3付 「黄色い花1」 ヤブタビラコ、オニタビラコ、ジシバリ
2008/10/18付 「ヤクシソウ」
2009/ 5/ 4付 「黄色い花2」 ハルノノゲシ、ブタナ、コウゾリナ

2006/ 9/ 2付 「アキノノゲシ」
2007/ 9/26付 「アキノノゲシ、ガガイモ…」 アキノノゲシ、ヒメムカシヨモギ
2008/ 9/20付 「アキノノゲシなど」

レタスやサラダ菜まで所属しているアキノノゲシ属で、手元の図鑑の記載は終わります。



今回眺めた図鑑は野の花の図鑑でしたから、また、違う図鑑なら、違う展開になったかもしれません。
お山の植物も加えたら、また、個性派が追加されちゃいます。

山の花
2008/ 8/23付 「栃木の山で出会った花 3」 キオン、オオアワダチソウ、オオヤマボクチ?
長野県 戸隠高原
2007/ 8/29付 「オトギリソウなど…」 メタカラコウ
2005/ 8/28付 「セイヨウノコギリソウ」 
2006/ 9/12付 「ミズタビラコなど」 ノブキ、タチアザミ
2006/ 9/13付 「ミヤマイラクサ など」 オオカニコウモリ



それにしても、さすが、一番進化した種。バリエーションと生活の工夫がハンパないです。

2008/10/22付 「隣町で咲くキク科の秋の花」 シラヤマギク、アキノキリンソウ、ユウガギク、カントウヨメナ
2008/10/13付 「秋に咲くキク科の花」 ノコンギク、ダンドボロギク、セイタカアワダチソウ

タネに綿毛(冠毛)が付くことが多いキク科は、お花のみならず、花後の姿も魅力的。

2007/ 6/16付 「ニガナの綿毛」 ニガナ、ハルジオン、キツネアザミ
2007/ 5/24付 「キク科のタネ」 ジシバリ、ヤブタビラコ、オニタビラコのタネ
2006/ 6/16付 「初夏の綿毛」 タンポポとブタナの比較、オニタビラコ、キツネアザミの綿毛

キク科って…すごいなぁ。
このブログでも、キク科はたくさん取り上げていますねぇ。本当にいろんなお花があったなぁ。
興味がわいたら、過去記事も見てみて下さいね。



posted by はもよう at 22:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヒメムカシヨモギとオオアレチノギクの区別がどうもいまひとつです。
Posted by ディック at 2009年10月04日 10:32
ディックさん、こんばんは。
はい、見分けにくいですよね、ヒメムカシヨモギとオオアレチノギク。
特に、ディックさんがお撮りになられたような、手の届かないところの株では…。(^^;)

一応、図鑑には、花びら(舌状花)が、ちらっと見えているのがヒメムカシヨモギで、
見えないのがオオアレチノギクと書いてありましたので、
今回はヒメムカシヨモギとしました。(^▽^)
Posted by はもよう at 2009年10月05日 00:44
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