空気が乾燥しすぎて喉がちくちくしてたから 助かります。
野の草や お花の本番を控えたキンモクセイたちも、一息つけたことでしょう。
ここ数日、出歩いてばかりだったのでくたびれたらしく、やたら眠いです。(=、=)頑張ろう。
記事の方は道ばたの見慣れた草、ヨモギのお花と、葉っぱのバリエーションのお話など…。
言わずとしれたヨモギ、ゆでですりつぶしてお餅にいれたら草餅、お風呂に入れたら
湯冷めしにくく体が温まる入浴剤。他にも、アトピー性皮膚炎に、美肌に…ヨモギの入った
スキンケア用品が お店に増えてますよね。で、綿毛はお灸を据えるときののもぐさ(艾)に。

ただいま、お花の真っ盛りです。
ヨモギはキク科ヨモギ属、キク科にしては珍しい風媒花…と言うことは、敏感な人には迷惑
かけちゃうくらい、花粉が飛ぶと言うことで、秋の花粉症の犯人としても名高いです。

今のお姿はこんな風 ↑。 春、まだ浅い頃のお姿は過去記事でどうぞ。↓
2009/ 2/17付 「みちばた ロゼット」
2008/ 3/11付 「春の道草」
花粉をがんがん飛ばす割には、地下茎で増えて群生するって…書いてあります。
花粉症の皆さん、怒らないでね。 (^^A)
花壇の菊の葉のような、お鍋のお供 春菊のような葉っぱから、お花の穂がにゅっと伸びて、
花粉が散りやすいようにみんな下向きに開きます。

お花の穂には 色の赤いのと白っぽいのと有って、赤い方を拡大してみると…

↑ こんな風。
白っぽい方を ↓ 探して…

お花を拡大してみると…↓

↑ こんな風。
ここで図鑑をもう一度見てみると…
こういうお花は「頭花」というんですね。頭花は全て筒状花で、舌状花はない。
『頭花は小さく、直径1.5mm、長さ約3mm。中心に両性花、周りにめばながあり、
どちらも結実する。』
この ↑ 写真の…黄色いのは両性花の中のおしべのヤク(葯)かな?
周りの 糸のようなひらひらが めしべの柱頭かしら?
他の野菊のお花などは、おしべのヤク(葯)が下の方に筒状にくっついていて、
その真ん中からめしべの柱頭が伸びてきて パッと2つに分かれたりしたけれど…
ヨモギは、どうなっているんでしょう?
ヨモギのお花の詳しい説明は、まだ見つからないので、疑問形のまま保留です。
あしからず。
秋の草はら、お隣さんはキンミズヒキ…。

黄色いお花の穂が綺麗。(^▽^)ノ

実はトゲトゲのひっつき虫になりますよ。
ヨモギに戻ります。お花も良いけど、今回、草むらで目をひいたのは ↓ この葉っぱ。

なんかねぇ…、変わってるな…って言う印象を持ったんですよ。
ヨモギって…こんな葉っぱでしたっけ?
ちゃんと ↓ こんな穂が出ているし…

控えめですけどね。(^^;)
穂の先には、↓ こんなお花が咲いているし…

ヨモギなのは間違いないですよね。
あれ?こんな葉っぱだったっけ?
はてなマークを頭に、周囲を見回して他の葉っぱを撮ってみると…
↓ こんなのとか…

↓ こんなのとか見つかります。

ううん、葉っぱの先がとがっている方が見慣れた形…かな?
でも、枯れたヨモギの葉っぱをもんで、もぐさを取り出しかけた時の葉ともまた、
形が違うような…。
2008/ 1/11付 「ヨモギの葉と葉裏の綿毛」
ヨモギの葉っぱって、結構、変化が多いのかしら?
でも、いつも一方的にお世話になっている 岡山理科大の波田先生によると…
最近、斜面の緑化対策として、中国や朝鮮半島から取り寄せたタネを 大量に吹き付ける工事が
行われているそうで…、葉のバリエーション豊富って言うことなら良いけれど、外国出身だったら、
ちょっと複雑〜。
岡山理科大の波田先生の記事 「ヨモギ」
それから、今回のびっくりは、↓ 下の、e-薬草.comのヨモギの記事の 最後の所。
e-薬草.com内 「ヨモギ」のページ
400年前、織田信長が使った黒色火薬は、
大量のヨモギを何度も発酵させて取り出した 硝石(硝酸カリウムの結晶)を原料にしたんですって。
良く燃えるから「善燃草」だって言うのは図鑑にも書いてあったけれど、
火薬の原料にもなるなんてびっくりです。
今回、写真が地味なのでもう一輪。秋が来て、またいちだんと艶やかに咲いた
ムラサキツメクサの名残のお花をはっておきます。

花期は初夏のはずですが、一年中、少しずつ咲いてました。

もう、どんどん寒くなっちゃうから、最後のお花かもしれないけれど、目に染みる
ような綺麗な色です。
秋たけなわ、もうすぐ10月ですよ。(^^*)
ブログ内関連ページ:
2009/ 2/17付 「みちばた ロゼット」
2008/ 3/11付 「春の道草」
2008/ 1/11付 「ヨモギの葉と葉裏の綿毛」