所用でちょっと出掛けなければならず、運動不足も気になるので、試しに駅の階段を
駆け上がってみました。ふふふ、一気に上まで上れたぞ、よしよし。
人間、足腰が基本ですからね、なまらないように気をつけねば。(^v^)
さて、今日の記事は、ここのところのいろんな観察のついでに見かけた 身近な生き物、
蝶々と鳴く虫とトンボをご紹介します。
先日の蜘蛛ほどではありませんが、お嫌いな方にはごめんなさい。

まずはすばしこいこの方、アオスジアゲハです。
8月の終わり(8/28)に草むらを飛んでいるのを撮ってみました。
アオスジアゲハの幼虫は、近所にいっぱい植えられているクスノキの葉を食べて育つので、
成虫の姿もたくさん見かけます。黒い地に青いラインの入った羽のとても綺麗な蝶々で、
一度見たら忘れません。クスノキの有るところなら都会でも 見ることの出来る蝶々です。
6/13の記事では、トウネズミモチの花に酔うように止まっているところを撮れましたが、
2009/ 6/13付 「動き出した虫たち その2」
そんなことはめったになくて、たいていは、とってもすばしこく飛び回っています。
小学生の頃、授業の一環として、芋虫から蝶々になるまでを、世話をしながら観察したので、
我が家の子どもたちは芋虫も蝶々も大好きなんですが、とりわけこのアオスジアゲハは、
娘のお気に入りでした。
その頃聞いた話ですが、ヒヨドリが、このアオスジアゲハを大好物にしているらしいんです。
教室の窓際の飼育ケースでアオスジアゲハが羽ばたくと、ヒヨドリが窓めがけて飛んでくる
そうです。しかも、他の蝶にはそれほど反応しないのに。
野鳥から、人間に対する恐怖心や警戒心さえ奪ってしまうほど、この蝶々は美味しいのかも
しれないと…当時の先生にうかがいました。
もちろん、羽化させた蝶を飛び立たせようとしたら、まず、ヒヨドリに食われちゃうので、
みんなで気をつけてもいたそうです。

きっとたくさんの敵の目をかいくぐって生きて居るんですよ、アオスジアゲハは。
だから、目にもとまらぬ素早い動きで…、始終 羽ばたいているから…何枚撮っても…
ボケボケなのは…しかたないんです(・へ・)O。←開き直り?
ハイ、今回もボケボケでした。{{(><)}}また、頑張ります。
同じように、うまく撮れなかったのはこの黒いアゲハ。8/26のことでした。
池の畔で、吸水しているのかな? ひらひらと、飛んでは止まり止まっては飛び…を
繰り返していました。警戒心が強くて近づけません。

なんて言うアゲハかな…。前回この場所で黒いアゲハを見かけたときには、羽の表面が
ギラリと青く、時には緑に光ったので、カラスアゲハかもと思いましたが、
今回の蝶の羽はメタリックには光りませんでした。
2008/ 7/31付 「夏の虫たち 2」 たぶんカラスアゲハ

クロアゲハかな? ああ、もう少し、鮮明に撮れたらいいのに…。
同じ日に見かけたのは、ぐぐっと小さい ツバメシジミのメス。
鳥の名前と貝の名前を持つこの蝶々は、ツバメのように尾が付いていて、シジミ貝のように
小さい蝶々です。
幼虫がクズやメドハギの葉を食べるので、うちの近所にもたくさん居ます。

でも、前回↓ も、黒っぽいメスを撮って、青いオスを撮りそびれています。
2007/ 9/19付 「ちょうちょ、ちょうちょ」
小ささと言い、色合いと言い、都会でもよく見かけるヤマトシジミによく似ていますが、
羽の後ろのちっちゃなしっぽと、羽の裏のオレンジ色が見わけのポイントです。

メスは黒っぽい羽の下の方にもオレンジの差し色が入っています。夏型はもう少し差し色が大きくて、
秋型にはちょっとしか入ってません。
シックで可愛いですね。
都会で数を殖やしていると言えば、ツマグロヒョウモン。9/14には、ヌルデの花に
止まったメスをご紹介しましたので、今回は9/7に黄花コスモスに来たオスをご紹介します。

ツマ グロ ヒョウモン。
本当は、羽の端っこ(褄:つま)が黒いヒョウ柄(豹紋:ひょうもん)の蝶という意味ですが、
オスメスの違いを覚えるのには、妻が黒(っぽ)い…と覚えてください。
オスは黒いところの少ない オレンジ色の蝶々です。
幼虫時代に花壇のビオラやパンジー、丈夫なアメリカスミレサイシン(ビオラ・ソロリア)の葉を
食べるので、都会でもたくさん食べ物があって、数がどんどん殖えていますね。
2007/10/10付 「蝶2種」 ツマグロヒョウモン
2007/ 4/29付 「パピリオナケア」 アメリカスミレサイシン(ビオラ・ソロリア)
それから、9/3に池の畔で見たトンボ。これ…ウスバキトンボ…でいいのかな。
↓ このサイズになっちゃうとよく解らないかもしれませんが、羽のはじに黄色っぽい
ポイントが付いているので、そうかなと思いました。

いわゆる赤とんぼの仲間…ではなく、もともと南の方のトンボで、南から発生して
だんだん北上していくそうです。
ちょうどお盆の頃に姿を現すあたりでは「精霊とんぼ」と呼び、ご先祖様の使いとして
大事にした地域もあったようです。
伊丹市昆虫館 「ウスバキトンボ」のページ
羽も体も軽量設計なので、衝撃には弱いけれど、少ない力で遠くまで飛べるんですって。
水辺を離れて飛ぶことも多くて、都会でも目にすることが出来るそうです。
大きな水たまりやプール、うっかりすると 車の塗装面めがけても産卵しちゃう慌て者。
あ、そういえば、そんなトンボ…見かけましたよ、駐車場で。
ヤゴから成虫までも とっても短期間なので、どんどん世代を交代しながら北上して…
寒くなると死に絶えちゃうそうです。…ええっと、それって種としてメリット有るのかな?
最後は、秋の虫。
コミカンソウを眺めていた9/10、草の葉の上で1cmくらいの小さいコオロギを見かけ…たと
思って、写真に撮ってみました。
2009/ 7/26付 「蝉、蝶、蜻蛉」 小さなコオロギ
前にも ↑ 撮っているけれど、まぁ、記事のちょっとしたアクセントになればいいかな…という
程度のノリで…。

でも、家に戻ってパソコンで拡大してみて あらま びっくり。
この子…普通のコオロギじゃありません。ほら、可愛いモノトーンのしましまズボン。

この子の名前はマダラスズ。羽が短いのでメスのようですが、オスならば、草地で
ビィーッビィーッと鳴くちっちゃいコオロギのお仲間です。
それにしても、可愛いなぁ、このまだらのあんよ。写真撮っておいて良かった。(^v^*)
虫が動き出したねって言っていたのもつかの間、そろそろ、寿命の尽きた虫を見かけることが
多くなってきました。いつの間にか、セミの声もしなくなっていました。
蚊には相変わらず喰われていますが…そろそろ、生き物たちが活発に活動する季節も
終盤です。
今年の夏の成果が問われる秋です。
う〜ん、贅肉だけでは切ないぞ。何か残しておきたいものです。(^^A)
ブログ内関連ページ:
2009/ 6/13付 「動き出した虫たち その2」 アオスジアゲハ
2008/ 7/31付 「夏の虫たち 2」 たぶんカラスアゲハ
2007/ 9/19付 「ちょうちょ、ちょうちょ」 ツバメシジミ
2007/10/10付 「蝶2種」 ツマグロヒョウモン
2007/ 4/29付 「パピリオナケア」 アメリカスミレサイシン(ビオラ・ソロリア)
2009/ 7/26付 「蝉、蝶、蜻蛉」 小さなコオロギ
どれも綺麗に撮れていますね。
ツバメシジミ、見たことあるのですが、うまく撮れません^^;
蝶も昆虫も大好き〜♪
クモの記事も読ませていただきました^^。
マンションの庭にもセセリチョウやアゲハの類やコノシメトンボ等、まだ姿を見せてくれます。
クモもいっぱい網を張っています。
こちらは、まだ日中は真夏日の日もありますが、朝晩はめっきり涼しくなりました。
夜はカネタタキなどの声も聞こえてきます。
え!? 綺麗ですか? いやぁ、嬉しいなぁ。(^^#)
ツバメシジミは、たいがい
ヤマトシジミを撮っているつもりの中に混ざっています。←偶然?
wincさんも クモも昆虫も好きで良かった ♪
みんな元気に生きてて健気だし、
見てると可愛くなってきますよねぇ。(^v^)
おっ、うちの窓の外でもカネタタキ鳴いてますよ(^O^*)。