ここではたくさんのシダ類を見ることが出来ます。
名前のわからないものが大半なのですが、ひとつだけ、見覚えのある葉っぱが
ありました。

このあいだ夢喰いさんに教えていただいたオニヤブソテツです。
近くに、よく似た葉っぱもあります。
もしかしたら、これが’オニ’の付かないヤブソテツなのでしょうか?
最初に見たのは小さな株でしたから、成長すると変化するのかも知れません。
同じくらいの大きさの株を見つけて、比べてみましょう。
今回見たのは こんな風。

一目で葉の色が薄いこと、ツヤが少ないことがわかります。
こちらの方が”羊歯っぽい”です。
前に見たのは遠目で見ると、葉っぱが厚めで常緑樹の葉のようでした。

近づいてみましょう。

葉っぱの色はきみどり色、葉脈の色が濃く浮き出てみえます。
このあいだ見た葉は、色が濃くツヤツヤで、葉脈のような物は色が薄くみえます。

残念ながら、葉裏の胞子はまだ付いていなくて比べることは出来ませんでした。
で、web検索してみつけたコメントをまとめてみると、
オニヤブソテツは葉が美しく、観賞用として料亭などの庭に植えられるが、
ヤブソテツの葉は薄く、鑑賞価値が低い…と言うことが解りました。
以上のようなことから、
前回見た方が オニヤブソテツ、
今回見た方が、ヤブソテツ…と言うことでよいようです。
面白いことに、前回オニヤブソテツを見た場所の近くに、有るんですよ、料亭が。
お庭から逃げ出してきたのかしら?
web検索していたら、「オニ」と名が付くし、常緑で日陰でも元気に育つから、
節分の縁起物としての付加価値を付けて、室内用の観葉植物として、
売り出されていたようです。商売人はいろんなことを考えますねぇ。
わからないのばっかりの羊歯の葉っぱに、ふたつだけ
顔見知りが出来たようで嬉しいです。ヤブソテツちゃんとオニヤブソテツちゃん、
これからもよろしくね。←何故にちゃん付け?
(つやつやのせいかしら?)
私も一株ほど庭の隅に植えてるのですが、まだまだ小さくて「鑑賞用」にはまだほど遠いんですよ。
オニヤブソテツはツヤツヤしていてほんとに綺麗ですよね。
こんな器量よしが近くに生えてたなんて、
うっかり見落としてましたよ。
ヤブソテツの素っ気ない感じも、これはこれで涼しげでいいです。
一度ちゃんと見て認識すると、
いつもおさんぽしている公園の
山野草の花だんに植えられていたのが解りました。
夢喰いさんちのお庭にもオニさんが生えているんですね。
1年でどのくらい大きくなるものなんですか?
何だか興味が出てきましたよ〜。(^^;)